赤ちゃん欲しい方向け!炎症・不妊体質改善の生活コツ

赤ちゃん欲しい方向け!炎症・不妊体質改善の生活コツ

憂鬱 女性

体の体質として炎症体質が不妊と大きく関係してきます。

今まで夫婦の避妊せず性交渉が持てているのに、タイミングも合わせているのに!

なかなか妊娠しやすという事であれば、

赤ちゃんにとっては育ちにくい環境に女性の体がなっていることを表します。

受精のタイミングに問題があるのではなく、着床しにくくなっているという問題が

浮かび上がってきます。

不妊と炎症体質について、炎症を抑えていく改善方法についてみていきましょう。

 

 

子どもができない炎症体質について

妊娠には、神経のバランス、ホルモンのバランス、免疫系のバランスが

とても大事になってきます。

どれも共通するのが、目には見えにくく、病気のようにわかりにくく、

しかもその整え方を知らないという点です。

妊活をしていると、妊娠しやすくするための方法、ノウハウなどに関心が高まることでしょう。

そのため、妊活サプリなどお手頃でみんなが取り組んでいることは

取り組みやすいかとは思いますが、

それでは、あなたの炎症体質や免疫バランスをよくすることができません。

本人が自覚しにくい炎症は、免疫系を介して受精卵の発育を妨げていきます。

なかなか受精後が思うように育たないという方は、

体の中で起きている炎症を鎮静化させることからしてあげてください。

 

妊娠と免疫

妊娠というのは、本当に不思議で神秘的な現象です。

母親と父親の遺伝子からなる胎児は、母体にとって半分は異物になるわけですが、

受け入れ、胎児を受容します。妊娠が成立するためにはこの機構が重要になるわけです。

でも、どのようにして制御されているのかについては謎が多いままです。

半異物である胎児をを排除しないように働くシステムのことを 妊娠免疫寛容 と言います。

受精後、胚から特別に作られるインターフェロンという妊娠認識因子が、

その後の着床が順調に進むよう卵巣や子宮を整えていくようです。

その時に、母体の免疫細胞が胎児を認識し、過剰に炎症反応を起こさないように免疫許容というのを

起こし、妊娠が成立するように働いているようです。

 

妊娠には、炎症や免疫が密接に関係して、着床、妊娠へとすすめるシステムが

いい状態で働く必要性があるという事です。

 

炎症体質と不妊

炎症と聞くと、けがをしたり、風邪をひいたり、何かの病原菌との闘いを

思い浮かべるかと思いますが、

不妊に影響する炎症はもっと別のかたちで起きています。

 

胎児は母体と種は同じではありますが、

由来が異なるものであり、同種異系の赤ちゃんを

胎内でそだてていく妊娠は、移植の一種ともいえる状態です。

そのため、この移植現象を維持するために免疫機構が大きくかかわることがわかっています。

免疫に異常を与える状況や常に免疫活性がおきて炎症がおきるような

アレルギーや歯周病をはじめ体内に慢性炎症がある場合は不妊になりやすくなります。

みなさんもよく知る、

炎症と不妊についての関係は子宮内膜症やクラミジア感染による炎症などもそうですよね。

 

炎症と不妊に関わる免疫についてみてきましょう。

大体なかなか妊娠できずにいるという方は、どれかに当てはまるか、併せ持ちます。

 

 

腸内環境と炎症

食生活が乱れている場合も炎症体質がちとなります。

私たち人間の腸と免疫には深いつながりがあります。

腸に8割ちかい免疫細胞が集まっています。

なので、その免疫が正常に機能するようにしておくことが大切なのですが、

食べ過ぎたり、消化が悪いものを食べたりしていると

おなかの中に悪玉菌がはびこってしまいます。

悪玉菌がはびこることで、腸の壁が傷つき、体内に有害物質が容易に侵入しやすくなります。

そして、さまざまな炎症を全身に起こすようになってきます。

 

 

 

ストレスと脳内の炎症

ストレスによっておこる炎症は、ほとんどの場合、痛みを感じることがなく、

外からわかるような症状も自覚しにくいです。

しかし、顕微鏡で体の組織を丁寧に見たり、特殊な血液検査をを行ったりしていくと

かすかな炎症反応が見られます。

特に脳で起こるものはミクロの慢性炎症と呼ばれています。

ただ、そのくらい微弱なものだとしても、炎症が続けば脳や体は確実に影響をうけて

免疫系に影響をしていきます。

心理的なストレスは脳の視床下部を刺激し、炎症伝達物質を活発化させて炎症を発生させます。

特に、ストレスは炎症反応だけでなく、排卵障害や着床障害につながりやすい

女性ホルモンを乱すという事、自律神経がうまく働きにくいように作用し

単純に炎症反応というだけでなく子供を授かりにくくさせてしまいます。

 

肥満と炎症

肥満細胞から炎症を起こさせるサイトカインなどの物質が分泌されます。

そのため、肥満であれば、慢性的な炎症がおきてくるといえます。

 

運動不足と炎症

運動が十分足りている状態では、肥満になりにくく、また

交感神経と副交感神経がバランスをとって炎症反応を鎮静化しやすいといえます。

運動不足なほど、肥満になりやすい、おなかもすきにくい、

ストレスもたまりやすいといった側面をもっています。

 

 

炎症は鎮静化させておきましょう

身体のどこかに持続的に炎症を持っていることは免疫的に活性が高くなります。

特に精子は女性の身体にとってウイルスや病原菌同様、異物として扱われます。

そのため免疫活性が高い場合抗精子抗体などにより妊娠しにくくなってしまうようです。

アレルギー、自己免疫疾患をはじめ、

全身の炎症をチェックして、過度な炎症を鎮静化させていく必要があります。

 

夫婦の性生活が排卵期にある程度の回数持てているにも関わらず妊娠できない、

そういう場合は、炎症体質、免疫バランスが崩れている体質になっていないかチェックして

鎮静化させてあげ妊娠しやすい状態をつくっていきましょう。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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