妊娠するには!排卵日を正しく把握するための方法とポイント

妊娠するには!排卵日を正しく把握するための方法とポイント

基礎体温表 基礎体温 女性ホルモン

妊娠しやすい日というと、排卵日ですね。

でも、実際は排卵日を含めたその日近くの期間

排卵期は女性にとっては妊娠しやすい時期になります。

なので、厳密にいうと排卵日を特定しようとするよりは

排卵期を把握できればタイミングとしては十分です。

排卵のタイミングを正確に捉えることは検査をしていても難しいという点と、

タイミングを意識しすぎるとセックスレスや男性の勃起障害や射精障害など

かえって不妊の悪循環に陥りやすくなるという点からも

そのための排卵日や排卵期は女性がそっと自身で把握して、さりげなくその期間を

把握していくための方法やポイント、注意点をお伝えしていきます。

 

妊娠しやすく排卵日の特定

妊娠にあたって、排卵日を特定したい。

でも、実際は排卵日を特定しようとしたり気にしすぎると、

力が入り過ぎたり、意識しすぎでストレスを感じるようになります。

そのストレスは女性ホルモンのバランスにもすぐに影響するため、

月経周期の乱れ、排卵期のズレ、思いがけないホルモンバランスの

乱れを起こしにくくしていくことも大切です。

できるだけ負担がかからないように、自分のタイミングを知ることができる

方法がベストになります。

妊娠したいなら、妊娠しやすい日を限りなくストレスなく

知ることができたら、体や心にとっていいことでしょう。

  1. 基礎体温表をつけてみる
  2. カレンダー法
  3. 頸管粘液法
  4. 尿中LH法
  5. 子宮口診断
  6. オギノ式
  7. 病院での超音波検査で診断

などなど色々ありますが、あなたにぴったりあった方法を選んでいきましょう。

 

妊娠しやすく 排卵期を特定するための方法

まずは、排卵日を特定する方法をみていきましょう。

 

排卵日がいつくるのかをより正確に知り、

自分の”タイミング”を把握することが重要です。

病院では、超音波検査やホルモン検査などでさらに正確な排卵日を予測しますが、

自宅でできる3つの方法をご紹介します!!

 

1排卵検査薬を使用する

排卵検査薬は日本製のモノであれば、7本セットになっているのが主流です。

これを使いだしてみて、全部1度の排卵検査で使い切る事をしない人が多いのです。

すべて使い切る事が目的ではありませんが、陽性反応が出た時点で、

検査をやめてしまう場合があるのです。

使い残りを次回に使ったり・・・。

確かに価格も日本製であれば割高感がありますので、節約したい感覚もわかります。

しかし、この検査薬は使い切ってしまうつもりで、

陰性がでるまで、確認してほしいのです。

基礎体温を変化させるホルモンについて

基礎体温の低温期から高温期へと移行させる働きをするのは、黄体ホルモンです。

そのためには、排卵が起こる事が必要になってきます。

この排卵をおこさせてくるのが、黄体化ホルモンでLHです。

黄体化ホルモンは黄体ホルモンとは別のものです。区別しやすいようにLHと

記されることが多いです。

LHは脳下垂体前葉から分泌されています。卵胞の中で、卵子の成熟がすすみ、

排卵できる状態になると、LHの分泌が急上昇します。これをLHサージと言われている物です。

LHは急上昇すると、尿中にあふれだしてきます。

排卵日検査薬はこのLHに反応する検査薬なので、

陰性から陽性へそして、再び陰性へという経過をたどる事になります。

排卵は、LHが上昇し始めてピークの16~24時間後に起こるのです。

なので、排卵日検査薬がうっすら陽性から陽性に、そして陰性になる間に排卵するのです。

陽性になり出してすぐに排卵するのではなく、タイムラグ・ズレがある事を知っていて下さい。

 

 

2基礎体温表をつけてみる

特に基礎体温を測る事は排卵が起きているのか、

体温の層が2層性になっている事で妊娠に必要なホルモン分泌が

起きているのかを知っていく上で大切になります。

ただ、1ヶ月どうしても毎日測る必要性はなく、

排卵日前後の1週間くらいを特定できればよいのです。

なので、自分自身の生理周期をもとに、

生理開始日より遡って、14日前が排卵日であったと目安をつける事が出来ます。

あまり生理周期がずれていない場合は、大体は排卵日は整理開始14日後くらいになるので、

生理開始後10日から1週間ほど基礎体温を測って、

低温期から高温期へと移行していくタイミングが掴めるとよいのです。

それと合わせて排卵検査薬を用います。

 

3頸管粘液の状態を観察する

エストロゲンの分泌に伴って、膣頸管からの分泌液も変わります。

排卵に向けてより粘性が増した分泌液が出て指で触ってみると伸びがよくなっていきます。

その分泌液の状態を長さから大体の排卵時期を見るようにしていきます。

10cmほどの延びの良さが排卵と言われていますが、

人によって分泌液には個人差があるため、全員がこの長さになるわけではないでしょうから

自分の状態を知る事をめざしましょう。

 

妊娠しやすい日・排卵日前を合わせ技で知る

妊娠しやすい日を見極めるには、基礎体温の測定と、基礎体温表だけでは不十分です。

基礎体温表からは、排卵日前を事前に知ること難しいのです。

かといって、病院で受けるタイミング療法においても、

超音波検査でしっかり排卵したかどうかを確認していた場合、

排卵後の性交渉となるため、妊娠しやすいタイミングを逃しやすくなります。

卵子と精子には寿命の差があります。卵子は24時間程度ですが、

精子は3~5日程度と差があります。

排卵されたときに、

精子が受精できるように待ち構えている状態を作ることで

妊娠しやすくなります。

そのために、排卵検査薬を合わせて使用します。

 

詳しくはこちら

 

 

排卵日を計算するカレンダー法

排卵日の予測法として、体の周期に合わせて、おおまかに排卵日を特定する方法です。

あくまで、この方法は、生理周期が安定している方向けの方法にはなります。

 

  1. 月経の初日をカレンダーに書き込みます。
  2. 自分の月経周期に合わせて次の月経予定日をカレンダーに記入します。
  3. 次の月経予定日から14日(2週間)遡った日が排卵予定日となります。
  4. 妊娠しやすい時期は排卵予定日とその前後5日として、なかよしの日にちを決定させます

これは月経の長短にかかわらず、排卵から、次の月経開始までは14日(2週間)とされています。

つまり、排卵日から月経開始までの期間には個人差があまりありません。

ただ、この方法は生理周期が規則的な方向けになります。

 

生理後妊娠しやすい日の計算法

排卵する日は特定することは非常に難しいとされています。

不妊で排卵悩まれている場合は、

排卵日を知り、ぴったりのタイミングでと考える傾向が強まります。

しかし、排卵日はそもそも特定できないという点と、

排卵日より1・2日前の方が妊娠はしやすいといえます。

妊娠は卵子と精子の出会いから始まります。

妊娠するためには排卵したときに精子と出会うことが大切ですね。

その精子の生存期間は約3~5日間と寿命が長いことと、

これに対して卵子の生存期間は約1日と寿命が短いという細胞の持つ寿命の違いがあります。

そのため、排卵前に、精子が待ち伏せしている状況が一番妊娠しやすくなります。

 

そのため、排卵日のズレなども考慮して、月経予定日より

逆算して、16~12日前くらいが最も排卵が起こる時期で

排卵前にセックスのタイミングをとりたいため、

逆算19~12日前が最も知っておきたい妊娠しやすい時期といえます。

 

妊娠しやすく 排卵時期を予測 オギノ式

荻野久作氏が1924年に発表した理論で、

不妊に悩む人たちのために、妊娠しやすい時期を予測するという考え方です。

卵子がポーンと片方の卵巣から飛び出して、外に出て排卵となります。

黄体ホルモンの働きにより、精子と出会った受精卵は、

子宮内膜に着床しやすくなります。

着床する事で妊娠が成立するようになります。

黄体ホルモンの影響をうける高温期は、

14日プラスマイナス2日(12日から16日)となります。

そのため、生理周期が安定している方でしたら、

次回の生理予定日より逆算し、マイナス14日した15日目を中心に

だいたい6日~8日くらいの期間が受胎期となります。

 

 

妊娠しやすく 月経周期が不安定な場合は?

オギノ式は次の月経がはじまったときに、すでに終わった排卵日を推測します。

これを6カ月から1年つづけて記録することで、

その結果から自分の排卵日を予測できるようになるというものです。

月経周期は安定しているにこしたことはありませんが、

月経周期が不規則な女性の場合でも、1年間ほど記録を継続してつけておくことで、

最短周期と最長周期がわかるようになってきます。

その結果に基づいて、おおよそ、

月経がはじまってから何日目から何日目の間に排卵が起こるかが計算できます。

 

排卵期を予測する 計算チェッカー

簡単に排卵期を予測してくれるこんな計算チェッカーなどもあります。

 

 

 

病院でタイミングをみてもらうリスク

タイミング法とは、産婦人科でも指導されている不妊治療法の一つです。

この方法は、排卵日付近で仲良しをすることで妊娠する確率を上げる方法となります。

不妊治療を受けて妊娠した人は、治療法の中でも妊娠される方が7割近いとされる方法です。

しかし、病院でうけるタイミング指導では妊娠率はかえって低くなります。

そのためには、自分で正しく妊娠しやすい日を把握できるようになることが大切です。

妊活中は自律神経のバランスを崩し、酸化を促すというストレスは

ためない方が妊娠しやすくなります。

この排卵日にばかり気にしすぎるとストレスをため込み、

憂鬱に過ごす期間も増えてしまいます。

それが病院をこまめに受診してとなればなおさらです。

タイミングを測るために診察をうけて、

排卵したかどうかまでチェックをしてもらっていたとしたら、

生理が来た時と排卵付近に憂鬱になってしまいます。

それでは妊娠からは遠のいていってしまいます。

 

排卵日にこだわりすぎないこともポイント

排卵日だけが妊娠しやすいという事はありません。

おおよそ排卵は生理開始日の11日~1週間の間に起こることがおおく、

いろいろな計算法や、方法を合わせることで大体のその期間を把握することはできます。

基礎体温表では低温期から高温期に移行していくあたりの期間になります。

排卵日、ちょうどその日でないと妊娠しないという事もないので

おおらかな気持ちで妊娠しやすいタイミングをとらえるようにしましょう。

 

これらの方法を組み合わせることで、

病院などへいって検査をしなくても充分排卵期を把握することは可能です。

病院の方が正確に把握してくれるのではと思う場合もあるかもしれませんが

不妊で悩む方の相談を多々受けてきて思う事に、

タイミング指導を受けるほど、

セックスレスになる傾向が強く、また性生活にも

プレッシャーがかかりやすく、今後の妊活がスムーズにいかなくなりがちです。

タイミングは排卵期さえ把握できれば十分なのですから、

気楽に自分の体の変化を知ってみようという気分で向き合ってみましょう。

 

参考文献 妊娠カウンセリング 著 こまえクリニック院長 放生 勲

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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