友人やSNSでの妊娠報告がつらい ストレス緩和方法

友人やSNSでの妊娠報告がつらい ストレス緩和方法

すっきり女性

不妊で悩んでいるときほど周囲からの妊娠報告には、過敏になり、つらい思いをしがちです。

そういう私も、自分が流産をして、ひどく落ち込んで、無排卵、セックスレス、

そいう渦中にいるときは、周囲の妊娠報告を顔では笑って、「おめでとう」といっていても

内心は、「いいなぁ」と羨んでいた時もありました。

なんだか自分だけが取り残されるのが嫌で、妬んだときもありました。

 

友人やSNSでの妊娠報告につらい思いをする妊活女性

不妊で悩む期間が長くなればなるほど、気づけはママになっている友達、

妊娠している友達とは疎遠になっていた。会って遊ぶのも会話に入りにくくなって

場違いな気がしてしまったり、帰ってからは羨ましくてむなしい気持ちになって

泣いてしまうときもあるかもしれません。

もともとは仲が良い友達だったはずなのに、治療で急にキャンセルしなくてはならないかも入れなくて

約束をドタキャンしたくない気持ちから自然と距離をとっていても、

徐々に友人と会う事そのもの憂鬱になったり、

お腹が大きくなった友達の幸せそうな姿に、

おめでとうという気持ちは持てていたとしてもどうしても素直に喜ぶことが

難しくなってしまうときも出てきて妊娠報告を受けてから距離を置きがちになったりという事も

増えているのではないでしょうか。

同窓会なども、昔の仲間や友達と会えてうれしい反面、結婚は?子供は?という話で

盛り上がるたびに、自分のことを説明していくのも憂鬱になるし、

子どもがいないという事で、気を使われる気まずい空気が流れるのも嫌だったりで

不参加になってしまう事も多いかもしれません。

 

特に、SNSでの妊娠報告にはショックを受けがちに

SNSでは、前触れもなく突然報告されたりするため、不意を突かれ

相手にとっては喜ばしい事であっても、不妊で悩んでいるときはショックを受けやすいかもしれません。

いいね!ボタンを押しても、本心では、いいね!って思えずに

友人の妊娠報告につらい思いをしながら、なんとか自分の気持ちを保とうとして

妊活に励んでいる方も少なくないのかもしれませんね。

 

妊娠報告に喜べない自分に嫌悪感

しかし、妊娠報告を受けても、おめでとうと言えず、羨ましいと思っても

その後に自分自身自己嫌悪にもなりましたし、妬んでいる、人の不幸を願おうとすればするほどに、

自分の心がどんどん苦しくなることに気づきました。

嫉妬や妬みはあってもいいですが、

もっていても自分にとってプラスにならないけれど、どうしようもない気持ちに

どちらかと言えば周囲に察してほしいと求めてしまいがちになってしまいます。

この度合いが過ぎてしまうと、不妊様と呼ばれてしまうのかもしれないですね。

 

妊娠報告する側も困惑している

妊娠報告はする側も、思った以上に気を使っている人も多いかもしれません。

妊娠そのもの本当はとても喜ばしく、めでたい事祝福されるものだと思いますが、

それを全て喜ばしい事とだけ受け取るとは限らない周囲の反応に気をもむのです。

職場や友人の中には、独身の人もいれば、婚活中の人もいれば、妊活中の人もいる可能性があります。

かといって、報告してもらえなかったと思われるのも嫌ですし、

誰かの耳から情報として入るより、直接聞きたかったと思われる可能性もあります。

 

職場とかでは、仕事をしていく上でもしかしたら迷惑に思われるかもしれないと

不安になる事もあるのです。

妊娠報告をすれば、表向きはきっとみんな「おめでとう」って言ってくれたとしても、

本心のところは、複雑な思いを抱えるかもしれないため、

いつ言おうか、どう言おうか、妊娠した側でも悩んだり迷ったりもしているという、

妊娠報告する側にも複雑な思いがあります。

 

妊娠報告のつらい思い 立ち直り方

不妊で悩んでいるから、羨み嫉妬すること自体それも仕方がないこと・・・

そう肯定してしまうことの方が、

他でもない自分が、自分自身を不妊で悩む惨めな人だと自分自身が認めているようなものでは?

そう考えるようになりました。

 

ショックを受けてつらい思いをしているのも自分。

妬んでいるのも自分。

疎遠になっては孤独感や嫌悪感を感じているのも自分。

ネガティブな気持ちを抱けば、何よりも自分が苦しくなることに気づきました。

いつまでもストレスを抱えていたくはないなぁと思い始めることで、

このストレスから解放されるためにできることに取り組みたいという思いが芽生えました。

 

慈愛の瞑想がストレス緩和

やさしさ、慈愛の瞑想で、心も、脳の構造も変えられるようになることが

最近の脳科学でもわかってきていて、ストレス緩和に役立ちます。

人の妊娠報告におけるメンタルコントロールをする瞑想として、慈愛の瞑想を取り入れてみませんか?

 

・マインドフルネス呼吸法を10分程つづけます

・そのあとに、妊娠報告をした人を思い浮かべます

・その時の心の変化や体の緊張などを注意深く観察してみます

・その人が無事に出産して幸せですごせますように・・・心の中で唱えます

 

 

あらかじめ、イメージの中で行っておくのもよいでしょう。

だって、やはり、誰かの妊娠は自分の妊娠とは一切関係がありません。

 

妊娠したらこんな感じになるのかな♪そんな風にイメージできれば、

幸せのおすそ分けをしてもらった気分になれませんか?

妊娠報告をしてくれた人に対してポジティブな感情をもてるようになり、

自分の中に無駄にストレスをため込まずに済むように切り替わりやすくなりますよ。

 

妊娠報告を受けた時の絶対NGな事

妊娠報告を受けた時に、相手に対して絶対にしてはいけない事があります。

それは、相手の不幸を願う事。

相手に対して思ったつもりでも、自分自身の潜在意識はそのように受け止めてはくれないようです。

暗示ってありますよね。

言葉の中では、妊娠報告してくれた相手に対して使っているつもりでも、

深い部分では、自分自身に使っているのと同じ現象がおき、その暗示が入ってしまいます。

人の不幸を願えばその不幸が自分にかかるように、流産を願えば、自分にそれが返ってきてしまう。

自分がされて嫌な事はしない。自分が思われてつらい思いは相手にもしない。

心地よい人間関係を築けるように最低限のマナーは守った方がよさそうですね。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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