妊活プレッシャー 頑張らないで妊娠しやすくなるには?

妊活プレッシャー 頑張らないで妊娠しやすくなるには?

妊活落胆する女性

妊活をしていると、周囲の何気ない言葉に、プレッシャーを感じる事が多く

女性は女性で子供ができずにまた生理がくることにストレスを感じています。

また不妊治療をはじめれば不妊治療不妊とばかりに、身体的にも精神的にも経済的にも

プレッシャーがかかります。男性は男性でタイミングを迫られプレッシャーに。

妊活をしているとたくさんのプレッシャーがかかります。

またそのプレッシャーによりストレスを感じ、さらに妊娠しにくさに拍車がかかってしまう事で、

中々抜け出せないトンネルの中へ入り込んでいってしまうのかもしれません。

 

妊娠できない女性が感じる妊活プレッシャー

生理がきたプレッシャー

生理がまた来ちゃった・・・。

これだけ頑張っているのにどうして?生理くる前のそわそわ感と来てしまったことで

ガッカリと落ち込み悲しいような、どう気持ちを立て直したらいいのかわからないような

気持ちに襲われるのが生理がまたきたらというプレッシャー。

 

両親に対するプレッシャー

初めのうちは両親や義理の両親からも、子ども楽しみね~みたいなことを言われ孫を見せてあげないと

というプレッシャー。でも、妊活していることを伝えてからはそっとしておいてくれるように

なったものの、半分あきらめられているのか、そっとしてくれている親の優しさに

逆に孫を抱かせてあげられないでいる自分の不甲斐なさにプレッシャーを感じる様になったりと

結局プレッシャーを感じる妊活。

 

妊娠報告・妊婦さんマタニティに対するプレッシャー

妊娠報告、妊婦さんを見ては感じる、いいなぁ。赤ちゃん欲しいなぁ。マタニティーマークの

妊婦さんを見つけては嫉妬したり、子持ちや妊娠していった友達から誘われること、

会う事にプレッシャーを感じるようになったりもします。

でも妊娠できない原因は自分だけじゃないのどうして?

私ばかりがこんな思いをしないといけないのかと自分やパートナーをも責める気持ちが増しやすくもなります。

 

妊活中に男性が感じるプレッシャー

セックスタイミングに対するプレッシャー

妊活を始めると、妊娠しやすい時期はこの日なの。この日はお願いね。

この日は、性生活の日だから、頑張ってよねとプレッシャーがかかることが

何とも男性からするとプレッシャーでセックスを楽しむゆとりが持てなくなりやすいです。

また、この日は大事といわれるので、仕事で本当に疲れていたとしても、

頑張らないと思うと余計プレッシャーに感じやすくなります。

勃起障害や射精障害になると、妻からは気にしなく良いからねとやさしい言葉をかけてもらっても

プレッシャー。次は頑張ってねと言われてもプレッシャー。

何とか精子を出さないとと気負うばかりで、絞り出すようにしか出せなくなっている事にも

自分の性機能が気持ちに反して追い付かないことにもプレッシャーを感じてしまいます。

 

子供が欲しいんでしょ?と言われるプレッシャー

子どもが欲しいなら頑張ってよ。もっと協力してよ。と言わんばかりに詰め寄られて

妻から言われることにもプレッシャーに。

妊娠しやすくするためには、こうするといいんだって、という妊活情報。

こうしていると不妊になりやすいんだってという不妊情報。

あれもこれもで、負担感しかなくなる夫婦の関係にプレッシャーを感じていきます。

 

悲しみ落ち込む妻への接し方にプレッシャー

生理が来ては悲しみ落ち込む妻にどう接して言ったらよいのか悩む夫も

少なくはありません。感情的になる妻への接し方そのものにもプレッシャーを感じ

仕事で疲れて帰ってきても心が休まらず癒しが得られない夫婦関係に

ギクシャクしがちになり、なぜか喧嘩もふえてしまいます。

 

不妊治療をすることで受けるプレッシャー

基礎体温の変化すらプレッシャー

基礎体温を測り、自分の女性ホルモンのバランスがどうなっているのか、

低温期がちゃんとあるのか、高温期がちゃんとあるのか、

グラフがガタガタしないで2相性になるのか、排卵しているのか、

タイミングに合わせて排卵してくれるのか、気にし始めるときりがなくなってしまう

基礎体温の変化にも過敏になり、グラフの変化1つ1つとっても毎日が

憂鬱になったり、整わない事にもプレッシャーを感じるようになりストレスがたまりやすくなります。

 

医師とのやり取りでもプレッシャー

女性の医師から、あなたは妊娠できないと高圧的な態度をとられた。

なぜもっと早く来なかったのと言われたり、医師から言われる何気ない一言に

傷つきプレッシャーを感じてしまうケースもあります。

また、質問しにくさや、治療について相談しにくさなどがありモヤモヤを抱えながら

治療にのぞまなくてはならないという事もあるようです。

ドライな対応に対し、プレッシャーを感じる方もいれば、

逆にそのドライさゆえ、変に感情移入がない分楽だったという方もいます。

 

タイミングのプレッシャー

排卵期のタイミングを医師から指示されると、その通りに性生活をもてるように

調整しないと、夫に伝えていかないと、それに合わせてもらえるように

何とかしないととプレッシャーを感じます。

1周期に1回の大事な排卵日とばかりに、この日を逃してはいけないと気負うようになります。

 

通院のための仕事の調整のためのプレッシャー

医師の指示に合わせて通院の日程を合わせる事、また合わせられなければ治療はできないという事で

何とか仕事の調整をしながらの通院にプレッシャーを感じます。

休みのことを言いだすのにも気が引けたり、しばしば休みがちになる事で

同僚にも気を遣う事が増え仕事を円滑にできるように配慮するにも

プレッシャーがかかります。

 

治療にかかる金銭的なプレッシャー

妊娠するまでに1000万円不妊治療の費用がかかったという方もいらっしゃいます。

中には、10年間、体外受精を受け続けたという方もいます。

それでも妊娠できなかったという方もいますし、

40代後半になっても、採卵さえできれば妊娠は可能という言葉を信じ、

ずっと体外受精を受け、着床しないという事に悩まれてた方もいます。

不妊治療は人工授精や体外受精、顕微授精になっていけば、健康保険適応外となり

治療費の負担額が高額になります。補助金などの制度を利用できたとしても、

回数などに限りもあり経済的にかかる負担が、何とか妊娠しないと、結果を出さないとと

期待とプレッシャーが強くかかります。

 

治療の辞め時がわからなくなるプレッシャー

自然妊娠は難しいといわれている場合は、不妊治療しかもう妊娠の可能性はないと

思いこまされてしまうため、治療で妊娠できないと

治療の辞め時すら強いプレッシャーがかかるようになります。

実際には、自然妊娠は難しいといわれていても自然妊娠されているケースも多々見ているため、

妊娠しやすさ、特に男性不妊検査などの所見は変わる事もあるので、

その時の検査結果としてみて治療しかないと思いこまない事も大切ですし、

長期化する場合はステップアップやステップダウンも検討してみましょう。

また、予め治療の辞め時も夫婦である程度話し合って治療にのぞむことも大事でしょう。

 

頑張らない方がうまくいきやすい

頑張るという言葉。

この言葉には、一生懸命やらなくてはならない

「have to」という強い概念が入っています。

〇〇しないと、〇〇しなきゃいけない、〇〇せねばならない

こういった言葉を多く使うほど、妊活疲れを起こしやすくなります。

自ら気負うようになり、またプレッシャーを感じ、人にもプレッシャーを与えやすくなります。

頑張り屋さんほど、この言葉を多く使ってしまいがち。

気楽に楽しむくらい肩の力を抜いてみましょう。

〇〇しよう、〇〇したい、を口癖にしていきましょう。

妊活は気負えば気負うほど、プレッシャーを感じることが増えて、それが更なる悪循環を生み出してしまうので、

基本は、子ども補授かれるようになろうとするよりは、

夫婦で快適に、健康で仲良く新婚生活のような生活を送れるようにすることを目指してみましょう。

 

妊娠しやすくするためにできる事から

妊娠しやすくするためには、基本的な食事・運動・睡眠・メンタルケアなど

できる事は取り組むようにしましょう。

また妊活はどちらかが頑張っていればうまくいくというものでもありませんので、

夫婦で足並みがそろうようコミュニケーションとスキンシップをとりながら進めていかれるとよいですね。

特に、性格的にも神経質で心配性、不安症、まじめで、几帳面という方は

妊活でのプレッシャーも人一倍感じやすい事でしょう。

抱えきれないほどのストレスはやはりかえってホルモンバランスを崩したり

夫婦の生活が円滑に機能しない、治療の成績も思わしくなく妊娠までに時間が長くかかりやすくなります。

ストレスの上手な発散とリフレッシュとともに、精神が安定し安心して過ごせるよう

人に相談したり頼る事も大切になりますよ。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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