妊娠しやすく生理前そわそわ期の大事な過ごし方

妊娠しやすく生理前妊娠待ちそわそわ期の過ごし方

赤ちゃんが欲しい、そんな強い欲求や執着に心振り回されていると、

生理を迎えては悲しくて涙が出てきたり、

頑張ってもダメだったとガクッと落ち込んだりしてしまいます。

排卵期にかけた、今度は妊娠できたかなぁという期待の分、生理前はそわそわしがちですね。

不妊を改善していく際は、力み過ぎずに妊活を行っていくこと。

そのための生理前の過ごし方を見ていきましょう。

 

妊活中は、妊娠待ちで生理前にそわそわする

生理前くらいになるとPMSが出たり、妊娠していない場合は、プロゲステロンの分泌が

急に低下するために、体調面の変化も出やすく、感情が不安定にもなりがちです。

さらに、妊活をしていると妊娠できたか期待と不安で気になるため

影響がでやすくなります。

生理前に多く分泌されているプロゲステロンというホルモンは、

エストロゲンと違って、ややお付き合いしにくい特徴がありますね。

生理前は、そわそわと落ち着かない状態になったり、

妊娠したら起きるであろう妊娠超初期の変化がないことに

やっぱりダメかも・・・って落ち込みモードに入ってしまいます。

いったいどんな風に生理前を過ごしたらよいのかみていきましょう。

 

妊娠待ち時期 生理前の時期がそわそわ

妊活中の生理前の時期は多くの女性がそわそわします。

考えないようにしたいのに、余計考えてしまってストレスになってしまっています。

 

ここ半年ほど、妊娠待ちをしています。

病院でも検査をして「問題なさそうなので、一年ぐらいは自然にまかせてみましょう。

ストレスを無くして、おおらかな気持ちで生活してくださいね。」と言われたのですが、

「ちゃんと排卵してるのだろうか?」「このタイミングで大丈夫?」等と思い、生理が来れば

「なぜ、今月も駄目だったんだろうか?」と、常にストレスを感じてしまいます。

挙句の果てには「ストレスを無くせない事」がストレスです。

引用 妊娠待ち時期の過ごし方

 

わかります。私もそうでした~。
私の場合は妊娠間待ちに入って半年くらいなんですが
最初の3ヶ月くらいは毎月生理が近くなると
「これは妊娠初期症状?!」とか考えて妊娠検査薬も毎日
検査したり、落ち着かない毎日でしたよ。生理が来ると「なんでだろ?不妊症なのかな」とか思ったり。

でも、それも続けると頭が疲れてきて、いまではそれほど気にならなくなりました。
生理が来るとガッカリはしますが・・。

引用 妊娠待ち時期の過ごし方

 

私も仕事がフリーランスで、妊娠待ちをしていた時期があったので気持ちはよくわかります。
妊娠まで1年かかりました。(原因は特になし)

そわそわしてしまいますよね。色々な事で気を紛らわせてみても。

引用 妊娠待ち時期の過ごし方

 

 

生理前のそわそわは、ホルモンの影響を受ける

ホルモンバランスが乱れている場合も、生理や月経に伴う体の変化や

精神的な不安定というのは出やすくなります。そのため、生理にまつわる

変化や反応にもネガティブになりがちです。

まずは、生理前の落ち込みを改善させていくには、ホルモンバランスが

整うような生活を心がけておくことも大切です。

ホルモンバランスに関わるのは、規則正しく多少な食材から栄養をとる食生活をはじめ、

適度な運動、質の良い睡眠、心の状態もよくなるように

日々のメンタルケアが欠かせません。

女性ホルモンが乱れている方、治療でお薬を使われている場合は

特に出やすいかもしれませんので、生活の改善を行っていきましょう。

 

妊娠したかが気になる生理予定日前は特にそわそわ

今度は妊娠したかな。妊娠への期待がかかるほど、不妊期間が長くなると

はやく妊娠したくて受精したか、着床したかがとても気になります。

ストレスを抱えていると自律神経が乱れ、ホルモンによる体調の変化が多くでて

痛みや生理前の苦痛も強く感じるようになります。

落ち着かない、不安や期待などで心が不安定になると交感神経の方が優位になり

自律神経は乱れてしまい、より精神的な症状も過敏に出てしまいます。

不妊治療をしている女性へのストレス度や不安に関する調査では、

日本助産学会誌第14巻第2号 不妊治療を受けている女性の抱えている悩みと取り組みによると、

妊治療中の女性604人が回答した、不妊治療中の悩みは主に5つの要因に分けられています。

もっともつらさを感じる要因としては、不妊であるが故の傷つきやすさといった点で、

日々日常的に精神的に傷つきを感じ、妊娠できるのか、いつまでこの状態が続くのかといった

不安を強く感じていることがわかっています

人は不確かなものに直面すると、自信を持てなくなったり、より不安感が高まりやすいとも言えます。

本当に私は妊娠できるの?自分の人生はどうなってしまうの?

妊娠できるひととどこが違うの?など妊娠に関する不確かさが不妊治療中の

女性にとって精神的に負担となっていて、生理前は特にホルモンの影響と

妊娠できたかという結果にそわそわしてしまいます。

 

そわそわしてフライング検査を何度もしてまう

生理がちかづくと、より期待と不安からフライング検査もしてしまうという事も。

妊娠すると、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが分泌されるようになります。

そして、このホルモンが尿中にも含まれて排泄されるようになるため、

尿検査によってわかるようになるため、つい検査をしたくもなってしまいますよね。

でも、検査の開始時期には注意も必要です。

着床をすると作られ始めるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)は生理予定日である

妊娠4週目頃から出始め、その後2~3ヶ月ごろにかけ作られる量が増えピークを迎えます。

市販の妊娠検査薬が検出する尿中のhCG濃度は50mIU/mLが一般的です。

そのため、早すぎる検査では陰性が出てしまいます。

気になるからと何度フライング検査しても、かえってそわそわした不安定な精神状態になってしまい、

心身の健康にもよくはありませんし、あいまいな結果にもっとそわそわしたり喪失感を味わったりと

あまり良い方向に働きかけてはくれないものです。

そわそわしているんだなぁと自分の気持ちを受け止めて、そわそわから解放されるよう

過ごし方を見直していきましょう。

 

フライング検査はかえって化学流産をしるきっかけに

フライング検査で陽性反応が出ても、だんだんと薄くなり、生理が来ることがあります。

こういったケースとしては化学流産と言い、

胎嚢という赤ちゃんの袋が確認できる前に、着床状態が続かずに流れてしまう妊娠です。

今は、妊娠検査薬の感度が上がって、フライング検査ができるようになった事により、

以前では知ることがなかった化学流産に気付くことが出来るようになってしまったようです。

医学的には化学流産は妊娠や流産にもカウントはされないもの。

出血は生理として扱うのですが、陽性反応が出てからの生理はやはり精神的に

期待出来た分、もっと辛くなってしまいますよね。

そわそわしたり、焦る気持ちからフライング検査ばかりに意識を向けてしまうと

よりそのそわそわは強まってしまいますね。

 

不妊治療中は結果にそわそわ ストレスで心身症レベルに

不妊落ち込む女性

高度生殖医療と一般不妊治療を受けている女性に対しState-Trait Anxiety Inventory(日本語版)を用いて

ストレスがどれくらいかかっているのかを測定した研究では、平均特性不安が46.5±9.5,

平均状態不安48.6±8.6であったようです。

高不安状態にある者が,特性不安では全体の約53% 状態不安では全体の約80%を占めており、

多くの女性が強いストレスをうけ不安を抱えながら治療にのぞんでいることがわかります。

状態不安については、正常成人と比較して高くい事がわかっています。

しかもそのレベルは、心身症患者と同程度であったと報告されています。

高度生殖医療あるいは一般不妊治療かの違いによる不安の程度に差はありません。

不妊治療を受ける段階ではかなりストレス度は高まっているといえます。

さらに、高度生殖医療を受けた女性では不妊の原因が自分自身にある場合はさらに

不安状態が高い傾向にあることが示されています。

不妊治療への期待度の高さと実際に成果がともなわず、治療の成果が出るかどうか

と1周期ごとそわそわして期待しては落ち込んでを繰り返していると言います。

 

ストレス度が高いほど不妊リスクは高まってしまう

不妊に精神的なストレスが影響することがさまざまな研究でも示唆されており、

心のケアもとても重要になっていきます。

不妊とストレスとの関係は様々な研究があります。またストレスは流産や死産にもつながりやすくなります。

オハイオ州立大学のC.D. Lynch教授は12か月間の追跡調査を行い、

ストレスに反応して分泌されるコルチゾール量などを測ることで、

ストレス度が高い女性ほど排卵量が29%減少し、

不妊症のリスクが2倍に上昇すると分析しています。

参考|2014年5月発刊「human reproduction Volume 29, Issue 5」Preconception stress increases the risk of infertility

 

しかし、SCIからストレスに適切な対処ができていないと思われる状況が認められており、

不妊治療を開始した女性の多くはもっとも妊娠に影響する

心理的な支援が必要である時期に不足している状態です。

 

不妊でつらいのは仕方がない、つらくてもどうにもできない、

無力感も感じやすい方お思います。不妊治療によってうつ傾向になってしまう女性もいます。

不妊の問題は複雑で人生に大きな影響を与える問題なだけに

直面している女性がいかに心を健やかにいい状態を保てるのかという事にも

目を向けながら自分の心身ともに健やかに妊活していくことを目指しましょう。

特に生理前にはきたいと不安で落ち着かずそわそわしたり気が重くなってしまいます。

上手にストレスを軽減しながらいきたいところです。

 

不安になってそわそわメンタル不安定に 両親の影響

あまりにも何かと不安になるという場合や今度こそ妊娠していなくてはとプレッシャーみたいな

ものを感じている傾向が強いほどもしかしたら、もともと不安になりやすい傾向があった

愛着スタイルを形成しているかもしれません。

幼少期に両親からどのように育てられたり過ごしたかで、その人の愛着スタイルというものが

形成されるのですが、安定型の愛着スタイルを形成した場合は日頃からも不安になる事が

少なくさらに逆境においてピンチという時にこそ気持ちをうまく切り替えて立て直すレジリエンス

というものが高い傾向があります。でも不安型の愛着形成を築いていると

何かといつも自信が持てず人の顔色を窺ったり不安になってしまいます。

また、不安型の愛着形成をしていると何かと不安を感じたりしていて自覚できない部分で

血糖値が高まったり血圧が高まる傾向もあり健康レベルも悪いことが相関しています。

そういった場合は心の中に安心できると思える安全基地を作れるような人間関係をもてるように

心理的なサポートを得る事で成人以降も改善できる部分なので不安の傾向が強く

プレッシャーから自分がうまく立て直せない、そわそわしてしまってどうしても落ち着けないなど

苦しい時はサポートを受けていきましょう。

 

妊娠しやすくストレス軽減そわそわ期をすごすポイント

働く女性たち

妊娠できるか不安になったり、焦ったり、今回こそは妊娠できたか過度に期待して

不安定になってくると心はストレス状態になってしまい、不妊リスクは高まってしまいます。

また、子の生理予定日前のそわそわ期は、卵子と精子が受精しそれから7日ほどして

丁度着床が開始し、さらに7日ほどかけて着床を完了させていく重要な時期とも重なります。

そのため、精神的にも穏やかに過ごし着床しやすいように過ごしたい時期でもあります。

不妊治療で体外受精を受けている女性は最も着床にかかわっていく妊娠判定前の頃に最も

不安がピークになると研究結果がでてきます。

東北大学病院婦人科での不妊女性の心理に関する研究では、

体外受精, 胚移植を受ける女性を対象に, 質問紙調査および肥田野の新版STAI,

ラザルス式ストレスコーピングインベントリー(SCI)を用いて縦断調査を行っています。

その結果、治療各期の不安は治療を開始前より採卵前、胚移植前共に上昇し、

妊娠反応検査前では最も高い状態不安を示したと報告しています。

妊娠にも関わっていく大事な時期を心穏やかにそわそわを落ち着けながら過ごせるように

していくことはとても大切ですね。

 

生理前そわそわしてもネット検索は控える

働きながら妊活

まず一つ言えることは、検索癖をやめることです。

特に事細かに、不妊で悩んでいる他のひとの不妊ブログを読んだり、

治療のことについての経験記事、また、妊娠したらこんな感じだったとか

とにかく、インターネット上の調べものから距離をおくことです。

人は人、自分は自分ですし、SNSの利用もできるだけ控えた生活を心がけたいところです。

ネットの利用時間やSNS使用するほど精神的なストレス度やうつ度は高まるようです。

どれだけ他の人のことを調べてもご自分の未来については書かれていませんしね。

妊娠したらこんな感じ、こうしたら妊娠した、ああしたら妊娠できた、

どれをとっても、みんな個人差や置かれている状況が違います。

たとえ同じ人であっても妊娠のタイミング、その時の体調や状況によっても

症状だって全く違います。そわそわしなくてはいけなくなるような

不安や雑念の素となる情報を入れない事ってとても大事です。

情報に振り回されすぎない事、必要以上に不安になるような検索はしない事。

妊娠には精神的な負担やストレスも悪循環を生みやすく、

精神的なサポートとなるカウンセリングをうけてみたり、夫婦間で協力し合えるような

環境づくりも必要になっていくと言えるでしょう。

辛い思いをかかえていての不妊や治療と向き合っていくことは、

中には自尊心を傷つけ、うつや自殺まで考える割合が2割弱ほどになっているという報告もあります。

 

妊活中の日々に何を考えているか振り返る

考える 女性

うまくいかないときほど、「ない」ものに振り回されているときです。

うまくいかなかった過去、願ってはいない未来、そのことばかりを考えているはずです。

ないものに意識がいくと、心は不安定になっていきそわそわしてしまいます。

潜在意識(心)は、ないものは一切理解しません。

なので不安がある、焦りがある、うまくいっていない現実がある、

またダメそうな未来になりそうな予感がある、

それがあると思うとそれが現状だと認識します。

一方で、赤ちゃんを授かるための月経周期がある、

赤ちゃんを迎え入れるために体は働いてくれている、夫婦でかけがえのない絆を深めている、

自分達にとって大事な何かを気づかせてくれる体験になっている、

幸せを感じられる夫婦関係がある、そんな「ある」をどれだけ見て

マインドフルになることができているでしょうか?

 

生理前に考えている事、行動を観察する習慣

考える悩む女性

まずは、自分が生理前になるとどんなことを考えているのかを

注意深く観察してみるといいですね。

自分の心の声によく耳を澄まして聞いてみてください。

どんな言葉を使ってなんて自分の中で対話しているのか。

心の声はセルフトークとも言います。

そんな自分自身の無意識の内側の対話の声をきいてみて、

どんなことをよく考えているのか、何をして過ごしているのか自分のことを

振り返ってみておくと、改善していくヒントがわかりやすくなりますよ。

 

睡眠時間を確保しぐっすり眠る

眠る女性

睡眠不足になると、精神的に不安定にもなります。また自律神経も乱れやすくなります。

寝不足続きでは、これといった体の病気などとしてすぐに現れ出るものではありませんが、

精神的にもイライラしやすい、不安になりやすいなど悪影響が出てきます。

妊活中の30代40代の女性は特に睡眠不足になっていないかも振り返ってみましょう。

厚生労働省「平成29年「国民健康・栄養調査」の結果」によると、

40代での1日の平均睡眠時間が6時間未満となっているのが男性48.5%、女性52.4%

と非常に多く寝不足や十分な休息が取れていない状況が当たり前の生活に

なってしまっています。30代でも睡眠不足となっています。睡眠時間の確保を心がけていきましょう。

規則正しい生活習慣と睡眠が整ったホルモンバランスや精神的に健康的な状態をつくっていきます。

 

適度な運動を行う習慣 活動量を増やす

上向かって手を広げている女性

2014年に厚生労働省が実施した実際の休日の過ごし方の調査では、

休みの日に、何もせずにごろ寝で過ごす人は25%、インターネットをして過ごす人は41.5%にも

のぼっています。ひと昔前とはずいぶん生活スタイルも様変わりし、

体を動かさないことも増え、疲労は蓄積しさらに運動不足と、不健康になってしまっているとも言えます。

 

せっかくの休みだから休んでいたい。体力を使わずに回復させたいと思う方も

多いでしょう。しかし、体を動かさないでいることが

かえって血液循環が悪く、代謝も低下し、疲労感を高めてしまう事につながりやすく

動かない、運動不足がまねく不健康に拍車がかかってしまいます。

運動を行う事で運動後に副交感神経が優位になりリラックスとそう快感を得られます。

運動をすることによって精神的なストレス軽減効果が得られますよ。

デスクワークなど体を動かしていないほど妊娠率も下がってしまうので、体を動かし

心身共にいい状態を作っていきましょう。

 

糖質を控えタンパク質やコレステロールの摂取

料理する女性

ストレスに打ち勝って、心もイキイキと生活をする、

ホルモンバランスが整って妊娠できる体質であるには、

そのほかの体内のホルモンも十分に分泌されてこそです。

イキイキと生活できる、妊娠できる体であるには、ホルモンやビタミンは欠かせない存在です。

そのホルモンやビタミンなどは、コレステロールをもとに作られます。

女性にとって低コレステロールはデメリットしかありません。

低コレステロールでは女性ホルモンも整わず、排卵障害、卵巣機能の障害などにつながります。

コレステロール値が低かったり、血糖値が高まる糖質のとり過ぎといった状態では、

気分が沈みやすくなったり、不安になったり、イライラするようになってしまいます。

糖質を制限し、タンパク質やコレステロールの摂取量が多い女性は妊娠率が高いことも

研究で報告されています。

 

休息をとる

寝る女性

またホルモンバランスの変化に伴って女性の体の反応も気分も変わってきます。

エストロゲンの分泌が下がっていて、やる気が出て元気ないい状態の

排卵期とは違うので、月経前は何かを頑張ったりするよりは、

気分に合わせて、リラックスして心を休めてあげたり、体を休ませてあげる

休息期間だと思って、頑張り過ぎない、肩に力を入れすぎない、

気楽に生活してみる期間にするように、日々の生活の中に心を快適に過ごせる

工夫をしてみる期間にしてみてはいかがでしょうか。

トイレをきれいにしてみたり、寝具を整えてみたり、好きな香りや飲み物で癒させてみたり。

自然に触れる事で、私たちはとても精神的にも癒されるようになっていて、

マッサージなどよりも効果も高いので、山や海、なんでもいいので自然に触れてみて、一休みしましょう。

 

マインドフルネスや瞑想などで心に穏やかさを

ハートの木

ミナス・ジェライス連邦大学の研究グループが行った、

マインドフルネスの不妊症女性のストレス軽減に有効かどうかを調べた研究があります。(1

平均不妊期間7年の不妊女性99名を対象に2つのグループに分け、

10週間のマインドフルネスプログラムを実施し、もう1つのグループには行わなかった場合、

プログラムの実施前後に質問票によるストレスやうつ症状、健康状態をスコア化し、

ストレスレベルの指標となる毛髪中のコルチゾールや血中のBDNF(脳由来神経栄養因子)を測定しています。

結果、実施したグループは、ストレスやうつ症状が有意に軽減され、健康状態が増進しましたが、

比較対照グループでは変化はみられていないため、

マインドフルネスをベースにしたストレス低減プログラムは不妊症女性に有効であることがわかったのです。

不妊治療患者にマインドフルネスをベースにしたプログラムの有効性を検証した研究は、他にも

2013年にポルトガルのグループによって実施しされており、

ストレスや抑うつ症状を測るスコアが低下したことを報告しています。

瞑想には、今に集中し自分の心と向き合う事ができます。その結果、ストレス軽減効果、

そして心を穏やかにポジティブにし必要以上にネガティブ感情を抱えなくてもよくなります。

 

 

 

動画からもどうぞ。

 

 

参考文献

日本助産学会誌第14巻第2号(2001.2) 不妊治療を受けている女性の抱えている悩みと取り組み

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjam1987/14/2/14_2_18/_pdf

不妊女性の経験するネガティブサポートに関する質的研究 昭和大学保健医療学部 秋月百合

生殖医療を受けている女性の不安 (科学技術–医学–産婦人科学) // (社会・労働–社会問題・社会保障)五十嵐 世津子 弘前大学大学院保健学研究科 他

不妊治療を受けている女性の抱えている悩みと取り組み 長岡 由紀子 日本助産学会誌 14(2), 18-27, 2001-02-05

不妊治療の長期化が女性の日常生活と健康に与える影響について 鶴巻 陽子 , 江守 陽子 , 村井 文江 , 永井 泰 , 小笠原 加代子 , 石渡 勇母性衛生 = Maternal health 54(1), 78-85, 2013-04-01

質的心理学研究 第7号2007 不妊治療を経験した女性たちの語り 京都大学大学院教育学研究科http://www.jaqp.jp/JJQPfull/JJQP_07_2008_118-137_full.pdf

不妊女性の心理に関する研究 : 体外受精・胚移植を受ける女性の不安と対処行動について 東北大学病院婦人科外来

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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