不妊治療・体外受精で妊娠しているのは7分の1以下とほんの僅か

不妊治療・体外受精で妊娠しているのは7分の1以下とほんの僅か

妊娠できずに悩んだ結果不妊治療のステップの最終段階にある体外受精ですら、

妊娠、そして出産に至るのはほんのわずかという現実があります。

ステップアップしていったら、

体外受精を受けたら・・・!今度こそ妊娠できるかも。

期待がかかる一方で、実際の現実は涙を流している方のほうが圧倒的に多いのが体外受精です。

 

治療なら何とかなって、自然妊娠はすごく難しい?

妊娠できずにいると、自然妊娠できる気がしなくなったり、自信を失って

治療なら何とかしてくれるだろうと思ってしまいがちですが、

不妊治療ができるところというのは、

やはり単純に細胞同士の距離を縮めるお手伝いという事だけです。

そのため、原因によっては治療が非常に効果的となるケースもあるのですが、

そうでない場合は本当に有効なのかどうかは一概に言えません。

 

実際に、生殖医療の専門家である医師も、

体外受精はほぼギャンブルに近い治療方法と言っています。

それほど、確率がひくいのです。

そのため、年間体外受精で赤ちゃんを産んでいるのは

4万人ほどですが、体外受精をしても妊娠できずにいるのは35万を超えています。

しかも、体外受精で妊娠に至る場合の治療回数は4回ほどです。

 

もう、これしか私には妊娠できる方法が残されていないと

必死ですがっがしまいがちですが、

本当にそうなのでしょうか?

 

薬で刺激しなければ排卵しないくらいの状態では

卵胞の育ちが悪い、なかなか排卵しない、卵の質が悪い

自然ではとても無理そう思われるのももっともですが、

その状態で細胞同士をどれだけ受精させたとしても、

結局は受精卵がその後きれいに分割しない、

移植できない、移植しても着床しないと

悩まなくてはなりません。

 

なんとか採卵できたら妊娠できるのではありません。

体外受精さえ受けたら妊娠できるのではありません。

 

焦りすぎていませんか?不安で大事なものを失っていませんか?

妊娠しやすい状態とは、心も体もよい状態ということです。

それは、最近の研究で分かってきていることですが、

幸せであるかどうかという事です。

幸せを日々感じながら生きる人の生体反応は、

健康的でいい体を作り、また不思議ですが妊娠にも関わる

様々なホルモンを分泌させ卵子と精子の受精を助け、

その後妊娠を維持していくのに大きくかかわります。

幸せに暮らせる人は、不妊で悩みません。

 

悩んで、焦って、不安で、

いつもどうしよう、どうしよう、赤ちゃんがきてくれたら幸せになれるのに・・・

治療を受けたら妊娠するだろうに・・・

そう思って妊娠することにこだわっているうちは、

やはり妊娠はできないでしょう。

 

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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