仕事で夜のお付き合いやお酒を飲む機会が多いけど不妊と関係ある?

仕事で夜のお付き合いやお酒を飲む機会が多いけど不妊と関係ある?

tukiai

女性の社会進出が進み、若いうちから女性もお付き合いを含め、

飲酒の機会が増えています。

妊活中だからお酒は控えているけれど、お付き合いもあって

断りにくい、妊活中だという事を言えないなど、

飲酒・アルコールをめぐって悩まれている方も少なくありません。

そんなお酒ですが、不妊体質やホルモンバランスの崩れなどとも

関係はしています。

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お酒と不妊との関係とは?

 お酒と不妊体質との関係について簡単に以下にまとめました。

 

・質の高い睡眠の妨げ

飲酒はストレス発散や、お付き合い、人と円滑にコミュニケーションをとるための

1つの手段ではありますが、寝る2時間前までの飲酒は眠りの質を下げてしまいます。

睡眠の質が低いという事は脳細胞の修復がうまくいかなくなるので、

脳の委縮や全身への影響は大きく出てしまいます。

若いうちは寝不足でもさほど影響が出るように感じないかもしれませんが、

見えないところで影響は出てきます。

質の高い睡眠がとれない事で、細胞の修復がうまくいかず、

抗酸化作用も低くなり、細胞はいたんだままになります。

全身の細胞が老化していきます。

妊娠のためには卵子や精子の老化を防ぐことが注目されていますが、

質の高い睡眠と適度な運動でサプリメントなどに頼ららくてもかなり修復できるのです。

妊活中にもっともしてほしい事は睡眠の質を高める事です。

そのためには寝る前2時間は飲酒を控える習慣が大切なのです。

 

・性ホルモンのバランス異常

飲酒・アルコール摂取は性ホルモンへの異常にも関係してきます。

若いうちからの飲酒の習慣は男性ホルモン量が減少し、逆に女性ホルモンが

増えてきます。男性の女性化です。

飲酒・アルコール摂取では、睾丸での男性ホルモンの生成や精子の発育を抑制します。

また、肝臓で男性ホルモンを女性ホルモンに作り変え、

この女性ホルモンが睾丸の働きを弱めます。

特に不妊の原因が男性側にある場合も飲酒は控えてほしい点になります。

 睡眠不足や質の低い睡眠が続くと女性ではエストロゲンの分泌が妨げられてきます。

女性もやはり睡眠の質を高めるという点からは適量であっても、

寝る2時間前までにしておくことが大切です。

 

 

・たばこなどのように、また飲みたくなる依存性がある

 お酒は飲むと、その時は気分がまぎれたり、高揚感が生まれたりします。

嫌な事も一時は忘れられたりもしますし、

疲れた後に飲むと爽快感もえられたりするので、

その感覚を味わいたくてまた飲むという事が起きてきます。

アルコールの依存症にまでなっていってしまう原因には色々ありますが、

ストレス過多であったり、慢性的な気分の落ち込み、人間関係による

ココロへの影響であったりもします。

日頃から心にたまったストレスはお酒ではなく別の事で発散させていく事が

大切です。また、飲酒では糖質を摂取しますから、血糖値の変化も生じます。

血糖値も下がれば上げるように脳からは糖分を摂取してほしいと命令を出してしまいます。

糖質摂取が過剰になればなるほど、食欲への抑制も効かなくなってしまいます。

飲んだ後に、さらにラーメンやお茶漬けを食べたりお夜食をとるといった事は

本当に避けなくてはいけません。

糖質の過剰摂取はインスリン・レプチンといった身体の色々な機能に大きくかかわる

大切なホルモンのバランスを崩し、受容体の耐性まで作り上げてしまいます。

あなたの脳がうまく神経や、性ホルモンのバランスなどを

調整できなくなってしまうという事です。

 

お酒の上手な断り方

妊活中でお酒を控えたい場合は、うまくお断りをして

切り抜けてはいかがでしょうか。

そして、全く飲んではいけないという事もないので

時々は飲んで、時々はお断りをして、うまくお付き合いをしていってください。

あまり完璧を求めなくても大丈夫ですよ。

 

・体調が悪い事を理由にする

・妊活中で控えている事を伝える

・後で車の運転を控えている旨を伝える

・飲めない体質であることにする

・ドクターストップがかかっている事にする

・家族など身内からお酒を飲む事を止められている事にする

 

 

好きでたくさん飲む場合は控えるようにして、

ストレス発散はお酒以外で発散させることが大切

 お酒が好きで飲まれる方にとっては、お酒を控え、回数を減らすという事は

かなり大変な事でしょう。

病院などでも病気を理由に食事療法に取り組んでいただく際に、

お酒が好きという方はやはり苦しまれます。

しかし、そんな場合でも含まれる糖質が少ないか全く入っていないような

アルコールでしたら、適量でしたら摂取しても許容範囲になります。

なので、どうしても飲みたいという方は、

赤ワイン

焼酎

ウイスキー

ブランデー

ウォッカ

ジン

などが良いでしょう。

ただ、そのアルコールに糖質などのシロップを入れるような

カクテルなどはお勧めはできません。

そして、寝る2時間前はできるだけ飲まないようにしたり、 

してみてください。

仕事のお付き合いでしたら、週に1・2回程度でしたら飲酒量が適量であれば

差ほど気にするほど大きな影響は出ないはずです。

たくさん飲みたいという方は、やはり我慢も必要でしょうが、

その分のストレスは何か別の好きな事をする事でうまく発散させていく事が

健康的ですし、後々妊娠・出産をしてからも親子にとっても良い習慣に

なっているはずです。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

今変える一歩は、後々大きな一歩になるはずです。

あなたが赤ちゃんを抱くための一歩になります。

完ぺきを求めず、でも飲酒量は控えていく、それで大丈夫です。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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