質の良い睡眠が細胞を修復して自然妊娠へ

質の良い睡眠が細胞を修復して自然妊娠へ

体をコントロールする脳は、寝ている間に細胞を修復させています。

 

質の良い睡眠が足りていないと不具合が出てくるのももっともです。

妊活中でしたら、夫婦ともに質の良い睡眠がとても大事になってきます。

 

睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンと卵子の関係はご存知ですか?

また、メラトニンとセロトニンの関係についてはどうでしょうか?

 

これらのホルモンが寝ている間にあなたの卵子を修復してくれます。

 

 

メラトニン 睡眠を演出するだけではない

活性酸素を抑制する抗酸化作用を有することが知られています。

そうです、細胞を傷つけ、老化の主因とされている活性酸素です。

メラトニンには脳内での抗酸化作用もあり、脳細胞の老化を防いでくれます。

質の良い睡眠をとり、かわいい赤ちゃんに出会うためにも

日々を元気で健康に過ごしていくためにも、

質の良い睡眠をとるための生活習慣を手にいれていきましょう。

 

メラトニン活性のポイントは、”生活リズム”にある

早寝早起きでなくてはいけないという事ではありません。

 

私は夜遅く寝る習慣だからと気落ちする必要はないのです。

大切なのは、メラトニンはどうやると分泌されるかに注目してほしいのです。

☆とにかく大事なメラトニン活性!!

・起きてから15時間後から分泌されはじめる

・起きた時にたっぷりと太陽の光を浴びておく(目覚めたらかならずカーテンを開ける)

・日中(午前中に)もできるだけ5~30分は太陽に当たるように心がける

・夜はとにかく暗くして寝る

・寝る前2時間くらいは強い光を浴びない(携帯・スマホ・PC・テレビなどのことです)

 

夜でも照明などで明るくしているとメラトニンの分泌が抑制されます。

暗くして寝ることで、メラトニンがしっかりと分泌されます。

夜は照明器具は全て消して、常夜灯やベッドライトも全て消して真っ暗にしましょう。

そして、朝起きた時に太陽の光をたっぷり全身あびるようにします。

寝る時の寝具なども心地よいものを使うととても良いですよ。

いくら寒いからといって、分厚い布団をかけて寝るというよりは、

軽くて暖かい羽毛布団のような布団がおすすめではあります。

室温は18~24度程度の室温が保てると非常に良いかと思います。

 

スマホやパソコンやテレビと距離をとる

これらは光刺激が強く、寝る時のおおきな妨げになります。

寝る2時間前はきっぱりやめて質の高い睡眠を確保していって下さい。

 

 

必要な睡眠時間

丁度いい睡眠は1日8時間

レム睡眠とノンレム睡眠のセットを2セットとる事が望ましいです。

睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠がセットになって何回か繰り返えされます。

レム睡眠がはじまってノンレム睡眠が終わるまで大体90分です。

眠りにつく時間や深い眠りのノンレム睡眠を2回とるにはサイクルを3セットとゆとりをみます。

なので、最低でも6時間は確保したいのです。

ただ、時間だけ寝ても質も大事なので質を高めるようにしてください。

 

☆お酒と睡眠について

お酒は百薬の長と言われて多少飲める方が健康的だといわれてきたかとおもいます。

しかし、飲む時間帯によっては百害あって一利なしなのです。

お酒をのむと、ドーパミンが分泌されて興奮状態になります。

そして、深い睡眠がとれなくなってしまいます。

また、お酒自体、利尿効果で体内を脱水状態に近くしてしまうので、やはり眠りは浅くなります。

お酒を飲むと一時は身体を麻痺させるので強制的に眠らせます。その時は泥酔しているので

深く眠っているのかと思われがちですが、実際はその逆で眠りの質は良くないのです。

できれば寝る前にお酒を飲む習慣は妊活中はやめましょう。

特に、寝る2時間前は×です。

妊娠後も赤ちゃんへも悪影響なので我慢することになります。

早めにこういった習慣があったら切り替えましょう。

そして、旦那さんの睡眠もよくして細胞の修復と身体の活性化を考えれば毎日の夜の飲酒も

お勧めはできません。

 

☆寝具も体に良いものを選ぶ

一日の3分の1近くを過ごす場所であり、細胞の修復や活性に始まり、身体のすべてを整えていく事に

欠かせない睡眠こそ、大事にしてほしい習慣の一つです。

質の良い睡眠を得られるように、寝具を良いものに変える事は

あなたにとって損はない事です。

マットレスや敷布団はしっかりと体を支えてくれて、

体の特定の部分に圧力がかかりすぎないように

分散してくれるモノが理想的です。

ウォーターベッドや、マットレスタイプですとエアウィーブがおすすめです。

お店へ出向き、実際に体験してみて、自分にとって良いものを選びお使いください。

掛け布団は軽くてでも暖かい羽毛のような材質がいいですね。

 

 ☆熱いお湯に短時間はいる事で寝付きやすくなる

ストレスを感じていたり、不規則な生活でよる寝つきが悪い場合は、

お風呂の入り方を見直してみてください。

日頃からストレス対処がうまくできて、規則正しく生活できていれば、

夜になると体の深部体温は下がってきます。

しかし、ストレスや不規則な生活から深部体温がスムーズに下がらなくなってくると、

眠れなくなってしまいます。

眠りにおいては深部体温が重要になってきますが、

日中はあまり変化しない深部の体温が夜になって

下がっている時に寝付きやすい事が研究でわかっています。

では、うまく調節できなくなってしまったこの深部体温を下げる方法に、

熱めのお風呂に数分つかるという方法があります。

熱めといっても40度くらいの温度です。

数分で充分で10分も入ったら身体への負担が増えてしまいます

 

これは、あくまで深部体温を下げる目的です。

入浴により血液循環が良くなると体温が上がると、

深部体温は逆に下げやすいカラダになります。

体の熱が下がるのに2から3時間かかるので、寝るタイミングに合わせて

寝る2.3時間前に入浴を済ませましょう。

また、人間の体は38.4度を越えると免疫力が上がります。

お風呂に入って、一時的に体温を38.4度以上に上げると免疫システムが働きやすくなります。

免疫細胞は単に細菌と戦ったりするだけではなく、細胞の活性化も担います。

 

 

睡眠中に分泌される成長ホルモンが全身の細胞の成長と修復を行う

成長ホルモンはノンレム睡眠でしか出てこないと言われています。

ノンレム睡眠をとるには太陽の光にたっぷりあびておくことです。

そうすることでメラトニンが分泌されます。

脳内でたくさんのメラトニンが分泌されると

深い睡眠になるのです。

細胞を成長修復させられれば若々しくもいられます。

成長ホルモンにより、免疫系も活性化してきます。

元気で病気になりにくく、アンチエイジングになるのです。

本当に大事な睡眠です。

 

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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