妊娠しやすい体つくり 脱ストレスで不妊から解放?

妊娠しやすい体つくり 脱ストレスで不妊から解放?

ストレスが強ければ、強いほど、妊娠するまでに時間がかかり、

不妊で悩む期間が長くなり、

不妊症になる危険度が高まる事が研究によって明らかになっています。

それほどまでに危険なストレス

でも、実際に悩んでいるときに、悩むことをやめることも、

不安をかき消そうとしても、ましてすっぱり諦めることも難しいはずです。

いけないそう思えば思うほどに、より強化されてしまうのがストレスです。

ストレスと不妊との関係、

ストレスと心理的な病気、ストレスについて詳しくみていきましょう。

うつもあって、不妊で悩んでいる場合、メンタルケアが最重要となってきます。

不妊症リスクを減らすためにも、早くに赤ちゃんを授かるようになるにも、

ストレスを減らし、感情をうまくコントロールできるかどうかが、カギとなります。

 

 

不妊になる危険度が2倍!

アメリカの研究では、ストレスがどれくらい強くかかっているのかを調べるために、

唾液の中のストレスマーカーであるアルファアミラーゼ濃度と

妊娠までの期間を調べています。

この結果では、

ストレスの強度によって、ストレスが強いほど、ストレス度が低い人に比べて

妊娠までの期間が1.3倍近く違い、

さらに不妊症となる危険度としては、2倍近くなり、

妊娠する力が低下することがわかっています。

 

 

 

ストレスと不妊との関係

ストレスによって、ストレスホルモンがたくさん分泌されると、

他のホルモンバランスへも悪影響が出始めます。

ストレスの対処をする部分は、脳下垂体の近くにあって、

他の女性ホルモンなどへの分泌にも大きく影響してしまいます。

他にも、免疫色を低下させるので、細胞が元気をなくし、

酸化から修復できずにどんどん錆びつきやすくなってしまいます。

卵子の老化に歯止めがかからず劣化するばかりとなってしまいます。

なので、ストレスをうまくコントロースできることが

妊娠への近道になります。

 

 

ストレスとうつ病との関係

妊活を始めてからうつ病になる方もいますが、

もともと精神疾患を併せ持っている場合、不妊になりやすいといえます。

それはストレスと不妊は関係があり、

ストレスとうつ病も大きな関係があるからです。

心と体はつながっています。

心は病気なのに、体は健康という方はいません。

ストレスは、マイナスイメージが強いですが、

人間には、ストレスにより一時的にダメージを受けても、そのストレスに負けないような

へこんでもゴムボールのように跳ね返す回復能力を本来はもっています。

適度なストレスがあることで、心も体も成長できたりする面もあります。

しかし、自分では対処しきれないくらい過度のストレスを受けた場合、

回復するためのエネルギー不足をおこし、心も体も弱って、

いろいろな病気を引き起こしてきます。

うつ病もその一つといえます。

 

 

ストレスってたくさん種類がある

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ストレスと一言で言っても、種類があります。

心にダメージを与えるのが、心理的ストレスです。

他には、体にダメージを与える、

構造的ストレス、化学的ストレス、温度・湿度といった環境ストレス、生物学的ストレスがあります。

 

妊活していて悲しくて泣くことが多くなってはいませんか?

周囲の妊娠が気になって、疎遠になったりどんどん孤独になっていませんか?

先が見えない治療に期待と不安がジェットコースターのように押し寄せて

不妊で悩む場合、精神的ストレスもとても大きくなります。

 

精神的なストレスへの正しい対処も大切ですが、

案外忘れられている、体へのストレスケアこちらも大切になっていきます。

 

心のケアをする場合、

どれだけ認知行動療法やイメージトレーニングに力をいれても

栄養に偏りがあったり、睡眠不足などの科学的ストレスがあった場合は

スッキリストレス解消をしていくことができません。

人間はいろいろが複雑に絡まっているため、ストレス対処はトータルサポートを受けてこそ

妊娠しやすい体を手に入れていくことができるようになります。

 

精神的ストレスについて

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精神的ストレスは、ある出来事などをどのように認知するかによって、

ストレスにもなりうるし、全くストレスにもならなくなったりします。

その出来事が自分にとってマイナスだと思うと、

それに伴ったイメージや感情がついて沸き起こっていきます。

悲しみ・恐怖・ひがみ・ねたみ・不安・あせり・苛立ちなどの感情は、

マイナスな思考が心の中でぐるぐると渦を巻いています。

脳内では、マイナスの感情が強くなると、

アドレナリンやノルアドレナリンといったホルモンが分泌が活発化します。
このホルモンがによって、筋肉は緊張し、血管は収縮し、

他の生体反応も連鎖しておこります。妊娠に必要なリラックスとは逆の状態で緊張しています。

卵子といった細胞一つ一つをみても、活性化するには

血流がよくないことには細胞にとって必要な栄養も酸素も届きにくく、

老廃物の排出も滞ってしまいます。

 

認知・思考は訓練次第で変えることができる部分です。

心の状態が、マイナスに傾いていたら、プラスに転換させることが必要です。

それが難しければ、ありのままを受け入れてみる。

そうすることでも心のバランスを保つ手助けになったりします。

 

あなたは精神的ストレスを受けやすいかもしれません

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精神的ストレスをうけやすい性格かもしれません。

妊活以外でも、物事をマイナスにとらえる思考癖がついてはいませんか?

今までカウンセリングをしてきて、妊活だけがうまくいっていないという方を

見たことはありません。

子供ができないのは、表面化している問題の1つにしかすぎず、

実際は他の問題を多数併せ持つことがほとんどです。

日頃からの、物事の認知の仕方が、今の不妊体質に影響している可能性が高いといえます。

 

ここで、簡単なストレスを受けやすい性格チャックをしてみましょう。

当てはまる項目が多ければ多いほどストレスも多くなるので、注意が必要です。

 

  • 几帳面である
  • ~しなければならない をよく使う
  • 人とすぐ比べてしまう
  • こだわりが強く頑固
  • 完璧主義
  • 悩み事があるとずっとそれにとらわれてしまう
  • 自分をダメな人間だと思っている
  • 物事白黒ハッキリさせないと気が済まない
  • 責任感が強いほう
  • すぐ自分を責めてしまう
  • 人のアドバイスを素直に聞けない
  • 人からの評価が気になる
  • 誰からも好かれたいと思う
  • 人の意見に合わせてしまう
  • 嫌な事からすぐ逃げてしまう
  • 理想が高い

性格は良い面、悪い面どちらもあわせもちます。

 

また、本人の性格を形成する上で非常に影響を受けているのは、幼少期の家庭環境や

学校の先生や友達といった周囲の人からの影響を受けることとなります。

親とのかかわりから自己イメージが低くなってしまう事も多々あります。

上記のポイントにチェックがたくさんつく場合は、

ストレスをため込んでしまうことが多いでしょうから、

衝動買いをする、やけ食いをするといった短絡的なストレス発散ではなく、

もっと深い部分に向き合った正しいストレス対処を行っていくことが

妊娠しやすい体つくりにはとても効果的といえます。

 

性格や習慣は変えたり、整えていくことって、とっても難しいはずです。

だからこそ、正しいやりかたを取り入れていくことが必要になってくるのでしょうね。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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