30代40代妊娠できるメンタルからの妊活!

30代40代妊娠できるメンタルからの妊活! 

妊活はできるだけ年齢が若い20代が有利。でも、わけあって、

妊活スタートが遅めになると、妊活もあせりがち。妊活をはじめると

妊娠できない事が最もストレスに感じ、生理前にそわそわ

生理がくるたびにリセットで落ち込みがちになります。

年齢から、すぐに不妊治療を急ぐケースもありますが、

期待と現実とのギャップに、

不妊治療でのストレスレベルは異常に高いことも研究では言われています。(1

妊活ではメンタルをいい状態で保てるかどうかが妊娠しやすさにつながるため

メンタルからの妊活をしていきましょう。

 

年齢と卵子の老化

卵子は劣化する、老化するなんて聞いてばかりいたら

不安にばかりなるしあせってもしまいますよね。

妊娠できないこと、そしてその焦りがかえって

気持ちを一層不安定にさせてしまいます。

うまくいかない日々にどんどん悲しみや恐怖心にどんどん自分の感情が

コントロールできなくなって

些細な事で喧嘩をしたり、泣いたりイライラしたり、

モチベーションが上がらなくなったりとしていきます。

妊活において、うまく妊娠できるに変われる人の共通点に

こころの問題を放置しなかったという点があります。

 

心と体はつながっている

どちらかだけが良いという事はありません。

なので、心の問題をしっかりケアすることが体を良い状態に

保って、妊娠しやすい体つくりにもつながります。

 

ストレスがたまっていたかなと思ったら、疲れやすくなっていた。

そう思ったら体調を崩し風邪をひいてしまった。なんてことも多いですし、

イライラしていたり、追われるような生活をせかせかしていたら

生理周期が乱れてしまったなんてことも多々あります。

ストレスで妊娠率も下がれば、ホルモンバランスも乱れて不妊リスクは

たかまってしまいます。(2)30代、40代では、妊娠率を下げるような

妊活は避けたいのです。

特に、妊活ストレスが悪化してしまうのには、個人の特性が影響していて

ストレスへの対処の仕方によって妊娠率が変わってくるという事も言われています。

そのために、心からいい状態を作っていくためのトレーニングで

マインドフルネスがあります。ありのままの現実を客観的に

受け止める認知の部分を変えていくことがポイントになります。(3

そのために、妊活では、マインドフルネス瞑想はセルフケアとして

スキルとして身につけていきましょう。

 

集中すべきは 今 妊活にマインドフルネス

マインドフルネスでは、過去や未来ではなく「今」「現実」に

フォーカスすることに集中します。

常に「今」だけに意識を向けるように心がけると、

出来事や物事をよけいな色眼鏡をかけて見ることがなくなり、

自分を追い詰めることをしなくてすみます。

妊娠しやすさに大事なのは、自分への思いやりやいたわり

優しさの心です。

過ぎ去ったネガティブな過去にとらわれれうと後悔でいっぱいに。

起きてもいない不安な未来に縛られると、心配になりますよね。

心が今ここから離れていってしまった状態になってネガティブな感情を

抱えると、妊娠が遠ざかってしまう。

 

あなたは今何を考えていますか?

過去の自分のうまくいかなかったことを気にしていませんか?

過去の治療の結果が出せなかった事を気にしていませんか?

過ぎた生理が来てリセットしたことを思い出してはいませんか?

これからの先の見えない不妊期間に不安な未来を今考えていませんか?

いったいいくら妊娠のためにかけたらいいんだろう、

でない答えを考えてはいませんか?

 

妊活にストレス軽減効果の瞑想をしよう

心に問題が起きた時にそれをそのまま放置しないためにセルフケアの

スキルとして、瞑想(メディテーション)があります。

メディテーションは瞑想のことで、心の不安を取り除いてくれたり、

ストレスを解消したり、思いやりの気持ちを増やしてくれたり

妊活に必要な要素を高めてくれます。

不妊女性を対象に取り組んでもらった研究では、

抑うつ症状、恥だと感じる気持ち、殻に閉じこもるような感覚、

、敗北感のような挫折感などを大幅に減少させています。(4)

1日10分からでもいいですし、効果的といわれるのは15分から。

今に集中して、浮かんでくる色々な思考をいったん手放して

心と頭の中をスッキリさせてみてくださいね。

 

忙しい妊活 1分でもいいからスタート

瞑想の効果というのは一瞬で劇的な変化として感じる事は難しいもの。

でも自分で取り組んでいると、

沢山の気づきや、たくさんの穏やかさや幸せを得られるようになっていく

魔法のような取り組みです。

自分のことを受け止めることができたり、客観視できるようになるだけで、

人は行動をも変えていくことができるのです。

また不安や焦りなどに振り回されもしなくてすみます。

まずは、忙しいなら、1分でもいいから初めて良い行動を習慣化させてしまいましょう。

 

瞑想やイメージトレーニングはメンタルを良い状態にするとともに

体にも良い影響がいきわたり、

ストレスの軽減から、自律神経を整えたり、免疫力を高め、

妊活をメンタルからサポートしてくれます。(5)

 

不妊治療の結果がどうでも、7年後も効果持続

不妊のストレス、さらに不妊治療をした場合のストレス度は

とても高くなっています。そして、不妊治療であっても

みんなが妊娠できる魔法のような生殖のサポートではなく、4割近くは

体外受精をしても妊娠できずにいます。

そして、その場合、その後の女性は障害においてかなりの

人生の不満足度が高まり幸福度も低下してしまうことも言われています。

しかし、マインドフルネスプログラムを受けた女性をその後7年追跡した

研究では、子どもができたかどうかという結果に関係がなく、

精神的なストレスを軽減し不安から解放したのが維持されました。(6

 

妊活ストレス緩和から妊娠率はアップ

不妊という問題は、なかなか人には相談が難しいですね。

何気なく話したことでも、後々の人間関係に影響しますし、

なにより身内や友達であっても、その話した後に、不安になって

しまうといいます。一人で抱えこんでも不安。社会的な

カウンセリングによるサポートは、ストレスを感じていて

希望する人が受ける場合は、ストレス軽減度が非常に高く、

妊娠率も高まる事も研究でいわれています。(7

セルフケアと合わせて、不妊という問題に一人で悩まずに

相談しながら進めるのもとても効果的な選択肢になるようです。

 

参考文献

(1) 2010 Jun;25(6):1471-80. doi: 10.1093/humrep/deq030. Epub 2010 Mar 25.Predictors of psychological distress in patients starting IVF treatment: infertility-specific versus general psychological characteristics.

(2) 2016 Jan-Mar;9(1):28-34. doi: 10.4103/0974-1208.178630.Prevalence and predictors of infertility-specific stress in women diagnosed with primary infertility: A clinic-based study.

(3)Cognitive Therapy and ResearchVolume 28, Issue 5pp 577–592Cite asOn the Self-Regulation of a Health Threat:Cognitions, Coping, and Emotions Among Women Undergoing Treatment for Infertility

(4) 2013 Oct;100(4):1059-67. doi: 10.1016/j.fertnstert.2013.05.036. Epub 2013 Jun 27.Mindfulness-Based Program for Infertility: efficacy study.

(5) 2019 Jul 8;34(7):1235-1248. doi: 10.1093/humrep/dez066.Effectiveness of two guided self-administered interventions for psychological distress among women with infertility: a three-armed, randomized controlled trial.

(6) 2019 Jul;26(4):409-417. doi: 10.1002/cpp.2362. Epub 2019 Mar 20.A 7-year follow-up study of the Mindfulness-Based Program for Infertility: Are there long-term effects?

(7)Interactive effects of social support and disclosure on fertility-related stress FirstPublishedNovember 5, 2012

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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