20代で知っておきたい子作りに大切な女性ホルモン基礎知識

20代で知っておきたい子作りに大切な女性ホルモン基礎知識

卵巣で作られる女性ホルモンはエストロゲンとプロゲステロンの2種類。
 
どんな仕組みでどんな働きがあるのか知っておくと
 
子作り情報をスムーズに受け取りやすくなると思います。
 
20代では妊活前に女性ホルモンの基礎知識と大切さを知っておきましょう。
 

エストロゲン(卵胞ホルモン)の役割

女性ホルモンと聞いて良く耳にするのはエストロゲン。
 
美人ホルモンとも呼ばれているので、女性誌でも度々取り上げられていますよね。
 
おしゃれや美容が気になる女子にはエストロゲンは効果的で、増やす方法、
 
整えるコツなど調べている人も多いでしょう。
 
 
スベスベなお肌、ツヤツヤの髪、といった女性らしい体だけではなく、
 
自律神経症状を整えてくれるので心身共に一役買ってくれているホルモンなのです。
 
エストロゲンは生理終わりから分泌が増え、排卵前にピークを迎えます。
 
生理前の女性が魅力的に見えるのと関係があるかもしれませんね。
 
 
もちろん妊娠でもエストロゲンは大切な役割があります。
 
精子は膣に入ると子宮を通り卵子に出会うまで長い大冒険をし、
 
無事に卵子と精子が結ばれる事が出来ると受精卵となり、
 
今度は子宮へと戻り子宮内膜にピッタリとくっつく(着床)。
 
精子が子宮を無事に通れるようにサポートする、
 
着床しやすいように子宮内膜をフカフカにしてくれるのがエストロゲンなのです。
 

嫌われ者プロゲステロン(黄体ホルモン)

エストロゲンは美人ホルモンと呼ばれるのに対して、
 
プロゲステロンは母のホルモンと言われて妊活では知っておきたいホルモンです。
 
プロゲステロンはエストロゲンと比べると、精神が不安定になる、
 
肌荒れなど不快な症状をもたらす厄介者。
 
子宮にできたフカフカベッドに受精卵が来ないと、
 
生理(月経)という形でベッドを片付けてしまいます。
 
ベッドをしまう少し前のタイミングから分泌が増えるので、
 
生理前の腰痛、イライラ、ニキビなどが増えるというわけなのです。
 
 
女性であれば、動けない腰痛、意味の分からないイライラは嫌だなと思ってしまいますよね。
 
だけど、妊活、妊娠では大活躍してくれるのがプロゲステロンで、
 
不妊の原因を調べる時の指標となる程に重要なのです。
 
プロゲステロンはエストロゲンが作ったフカフカベッドを
 
より柔らかく居心地の良いものにする、
 
妊娠後は胎盤から分泌されて胎児の成長を維持するのには必要不可欠。
 
不足すると、月経困難、習慣流産など女性が妊娠するために必要な機能を保つ、
 
赤ちゃんを無事に出産する事が出来なくなってしまうのです。
 
女性にとって不快な事をたくさんするプロゲステロンですが、
 
嫌わずに上手につきあってあげてくださいね。
 

まとめ

女性ホルモン、エストロゲンとプロゲステロン。
 
どちらも妊娠を希望する女性には大切なもので、どちらかが過剰分泌、
 
不足しないようにバランスをとるのがポイント。
 
女性ホルモンはとてもデリケートで食生活の乱れ、睡眠不足、
 
心に問題を抱え込むなどですぐにバランスを崩してしまいます。
 
エストロゲンやプロゲステロンのバランスの整え方について紹介していますので、
 
気になった方はご覧になってみて下さい。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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