20代の生理不順は、放っておくと子作り以外にも悪影響

20代の生理不順は、放っておくと子作り以外にも悪影響

生理不順と聞いて思いつく影響は妊娠ではないでしょうか。
 
10代の頃はまだまだ生理が来たばかりで未熟なためそこまで気にする必要はありません。
 
しかし、生理が規則的になる20代の生理不順では放っておくと
 
子作り以外にも様々なリスクがあるのです。
 

生理不順とは

月経周期は正常な場合、25日~38日で生理がやってきます。
 
範囲内に収まっていればほとんどの場合問題はありませんが、
 
3回以上ズレが続く時は生理不順を疑うと良いでしょう。
 
周期以外にも生理が1週間以上続く、生理が2日で終わってしまうなどの
 
月経期間の異常にも注意して下さい。
 
 
生理不順がおこる原因には様々ありますが、ほとんどの場合がストレスや
 
不規則な生活による女性ホルモンバランスの乱れ。
 
卵巣にはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)がありますが、
 
どちらも女性としての妊娠機能を保つためにとても重要なホルモンとなり、
 
生理不順を放っておくと将来の妊娠率や不妊率に大きく影響を与えてしまうのです。
 
 
生理不順にならないためには、食事制限で過激なダイエット、飲み会三昧で暴飲暴食、
 
夜更かしで睡眠不足などの乱れた生活習慣の見直しが大切。
 
そして、ストレスはホルモン分泌に指令を出す視床下部に影響を与え、
 
直接ホルモン分泌に関わってくるだけではなく、食欲不振や睡眠障害といった
 
不妊体質への拍車をかける危険性もあります。
 
目に見えない心の悲鳴には気づかない、時間がないからとないがしろにはせずに、
 
心の状態には十分に配慮を行ってあげましょう。
 

生理不順を放置するリスク

生理不順は放っておくと、妊活中になかなか妊娠ができないといった不妊に悩むだけではなく、
 
流産や早期閉経のリスクも高くなってしまうので、将来子供を希望される方は生理不順には
 
いち早く気づく必要があります。
 
 
また、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮体がんなど女性特有でかかる病気になる確率も上昇。
 
女性ホルモンのエストロゲンが減少すると閉経後の女性に見られる骨粗しょう症や
 
生活習慣病のリスクも持ち合わせています。生理不順は放っておくメリットはありません。
 
生理痛がひどくて辛い、心の浮き沈みが嫌なので来なくていいと思ってしまいがちですが、
 
女性らしさを保つためにはとても大切な事。
 
おかしいなと感じたらすぐに病院へ行くようにして下さいね。
 

まとめ

生理不順は体に異常があるからこそ起こる現象。
 
風邪を引いた時に鼻水や頭痛がおこるので風邪だと知る事が出来るように、
 
生理不順も身体への異変を教えてくれているのです。
 
妊娠し出産できる幸せは女性にしか体験する事はできません。
 
そんな奇跡の幸せを自ら奪うような行動は控えていただきたいのです。
 
多くの女性に体験してほしい。それが願いです。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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