女性のストレスピークは30代。子作りのためにお酒は適度に

女性のストレスピークは30代。子作りのためにお酒は適度に

皆さんはどういった時にお酒を嗜みますか?
 
社会に出て働く女性が増えた事で飲酒理由には「ストレス」も関係し、
 
30代女性はストレスを感じている人が多いようです。
 
しかし、子作りを考えている方は影響も出てきますので、できれば控えた方が良いでしょう。
 

女性の飲酒率増加の理由

清酒に換算し1日1合以上を、週3日以上飲酒する事を飲酒習慣者とした場合、
 
男性よりは女性の方が少ないものの、日本酒造組合中央会が行った「日本人の飲酒動向調査」では
 
お酒を飲む女性が52.6%→72.9%増加しているという結果がでました。
 
 
飲酒量の増加理由には社会にでて「誘われる頻度の増加」の他に
 
「ストレス」も要因の一つとなっていて、
 
男女共に年代別に見ると30代の方がストレスを感じる機会が多いようです。
 
そして、女性の場合自宅でゆっくりお酒を飲むスタイルを好み、
 
ストレス発散の他にリラックスしたい、
 
疲れを取りたいといった目的で飲酒する方は増加傾向にあります。
 
 
お酒はストレスで感じるイライラを解消するのに効果的ではありますが、
 
ストレスを感じる度に飲酒を行うと、脳のお酒に対する欲求が強くなり
 
アルコール依存症になってしまう危険性も。
 
そうなってしまうと無月経などの妊娠に必要な女性の機能低下や、
 
無月経から起こる性交痛にストレスを感じセックスレス、
 
妊娠中にお酒が辞められないといったリスクがありますので、
 
お酒以外のストレス発散方法も考えてみてはいかがでしょうか。
 

アルコールはいつから控えるべき?

妊婦さんがお酒を飲むと胎児性アルコール症候群を引き起こす可能性があります。
 
胎児性アルコール症候群とは、目や口、心臓や腎臓、皮膚、脳などに様々な
 
先天性異常がある胎児で、アルコール依存症の妊婦さんから産まれるとされており、
 
男性がアルコール依存症であっても異常児が産まれる可能性は高くなりますので注意が必要。
 
 
アルコールは妊娠前に断酒を行えば影響が少ないとされています。
 
そのため、お酒をやめるタイミングは妊活を考えた時がベスト。
 
妊娠初期は検査薬に反応しない事があるので、気づかず妊娠中にお酒を飲んでしまったと
 
後悔してしまう女性も多くいらっしゃいます。気づいたらすぐに断酒をするのも大切ですが、
 
妊娠中にアルコールを摂取しないよう、夫婦で子作り計画を考えた時から禁酒を行うようにしましょう。
 

まとめ

ストレス発散方法として毎日飲酒を行っている方、すぐに断酒する事は難しいと思いますので、
 
違う方法を探しながら徐々に量や頻度は減らしていくと良いと思います。
 
また、妊活中は思うように妊娠せずにイライラしてお酒を飲みたくなってしまう事もあると思います。
 
だけど、すでにお腹には小さな命が宿っているかもしれません。
 
お酒を手に取る前に赤ちゃんとの未来を想像してみて下さい。
 
可愛い我が子のためにグッと我慢できる母親になれているかもしれませんよ。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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