40代で授かるため夫婦間の影響になる不眠症と子作りの影響

40代で授かるため夫婦間の影響になる不眠症と子作りの影響

40代における授かる習慣を作り上げるためには、食事での体内改善だけではなく、
 
不眠症といった体調を整えるものが重要なポイントとなってきます。
 
真剣に子作りを考える方は、不眠症による影響や夫婦間の問題をクリアにすることで、
 
妊活への取り組みも変わってきます。
 

日本人の睡眠

世界保健機関(WHO)が設立した「睡眠と健康に関する世界プロジェクト」。
 
世界共通の不眠症判定法「アテネ不眠尺度」基準によると、
 
日本人の約4割が不眠症の疑いがあるといった数値が計測されています。
 
 
その中でも、40代の男性・女性が一番不眠を感じています。
 
働き盛りや子育て世代でもあるため、満足な睡眠を得られていない状況です。
 
また、不眠症に陥る方の約9割が、寝る前に脳の覚醒を引き起こす行動を実施していたため、
 
PC・タブレット・スマホを見るだけでなく、男性であれば飲酒。女性ですと悩み事などの要因が
 
不眠の原因となっています。
 

不眠による子作りの影響

この国民の約4割が抱える不眠症を克服することが、子作りには重要となります。
 
まず、質の良い睡眠へ改善されることにより、体の回復を促し、ストレスを解消に繋がります。
 
睡眠には体の修復と大脳の疲労回復の働きがあり、成長ホルモンの大半は、
 
眠り始めて最初の90分の深い眠りのときに分泌され、身体と脳を回復させ、
 
ストレスを解消することになります。
 
また眠っている時に、分泌される成長ホルモンの中には、
 
女性ホルモンの一種である卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌にも影響するとされています。
 
女性の睡眠は女性ホルモンとの関係も深く、睡眠は女性ホルモンの分泌を整え、
 
妊娠しやすい身体を作り上げるために重要。
 
 
また、自律神経の「交感神経」と「副交感神経」を整える事が大切で、
 
自律神経が乱れることにより、冷え症など血流が悪くなり、
 
骨盤内の血流の周りが悪いと子宮や卵巣といった妊娠に影響のある臓器の働きが悪くなります。
 
これが、妊娠しにくくなる原因にも繋がってきます。
 
睡眠によって自律神経を整え、子宮や卵巣の機能を正常に働かせることが望ましくもあります。
 
 
そして、睡眠と深い関係にあるメラトニンには、活性酸素を抑制する抗酸化作用があり。
 
卵巣・卵胞液中にはメラトニンが高濃度で存在し、
 
卵胞の発育に比例して増加し、卵母細胞や胚の質を改善する働きがあり、
 
妊娠率の向上につながるという臨床成績も報告されています。
 
 
このように、卵子や精子の質を保つために、
 
男性も女性も適切な睡眠をとることが妊活でのポイントになります。
 

まとめ

健康的な生活・子作りを送るためには、質の良い睡眠は非常に大切なことになります。
 
子作りを考えている女性だけでなく、男性も睡眠の質を高めることは重要なポイント。
 
妊娠を目指す40代の方は、忙しく悩みも抱えていることも多く、
 
不規則な生活になりがちですが、睡眠の質を良くすることで、
 
不妊の原因になるストレスの解消にもつながります。
 
睡眠を改善し、パートナーと一緒に妊娠しやすいカラダづくりを考えてみましょう。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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