50代での閉経後の自然妊娠での子作りが成功する可能性は?

50代での閉経後の自然妊娠での子作りが成功する可能性は?

日本人女性の閉経がおこる年齢は平均50歳前後。
 
若年閉経では改善を行えば再び月経がおこり妊娠できる望みは十分にあります。
 
では、50代で妊娠が出来なくなると言われている閉経後では自然妊娠で
 
子作りを行った場合妊娠する事はあるのでしょうか。
 

閉経とは?

若い頃の月経はだいたい1ヶ月に1回やってくるので、
 
倦怠感や生理痛に悩まされた苦い経験をお持ちの方も多いと思います。
 
生理は排卵が起こり、精子を万全な体制で迎えるために厚くなった
 
子宮内膜が血や卵子と一緒に外に出される現象の事で、
 
加齢による閉経は卵巣から赤ちゃんを授かるために必要な卵子が生まれなくなってしまい、
 
排卵や月経が永久的に停止してしまう事を言います。
 
 
そして、月経周期を乱さないためや、妊娠しやすい体作りには卵巣で作られる
 
ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが正常に分泌される事がとても大切。
 
閉経後には分泌が止まってしまいますが、閉経が起こる数年前から減少を続け、
 
月経の数も少なくなってくると言われています。
 
 
また、ホルモン分泌の乱れは更年期症状の発症にも関係があり、
 
月経が最近少なくなってきた、体がだるくてイライラしてしまうと
 
感じている方は閉経が近いかもしれません。
 

閉経後の妊娠の可能性

更年期や閉経後の妊娠の可能性はゼロではなく、
 
とても低い確率となりますが稀にあると言われています。
 
更年期症状は倦怠感、不安、イライラ、生理が来ないなど妊娠初期症状と似ていて、
 
病院にいったら実は妊娠していたという嬉しいケースもあるようですので、
 
「更年期でそろそろ閉経か」と決めつけずに血液検査などで
 
きちんと閉経か妊娠かをしっかり調べるようにしましょう。
 
 
加齢による閉経の場合ですと、お子様を希望されない家庭では月経停止後1年は
 
避妊具の使用が推奨されていて、卵巣がごく稀に働くとされ
 
「絶対に妊娠しない」と言うわけではないようです。
 
 
閉経後の妊娠や出産を不妊治療で成功させている病院がある事から閉経後でも
 
赤ちゃんを授かれる可能性もありますが、自然妊娠の限界は閉経と考えて良いでしょう。
 
また、無月経の原因が加齢によるものではなく、また別の原因で起こっている場合、
 
改善や治療する事で妊娠の希望はありますので、子作りを望むご家庭でも病院での
 
検査は必ず行うようにしてくださいね。
 

まとめ

子作りを希望される50代では、気持ちが焦ってしまい悪い方向へと
 
物事を考えてしまう傾向にあります。
 
50代で自然妊娠に成功している方もおられますので、
 
焦る気持ちを抑えて妊娠できる事だけではなく、
 
お腹で無事に育つように、母子共に健康で出産が出来るよう、
 
赤ちゃんと出会う将来の事を考えて体力づくりや体作りを行っていきましょう。
 
 
そして、自然妊娠や不妊治療では年齢関係なく夫婦の支え合いが
 
妊娠を成功させるカギでもあります。
 
不安や悩みは一人で抱え込まずにパートナーを信じ頼って、
 
一緒に赤ちゃんを迎えてあげて下さい。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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