50代の子作りは難産にならないための体力作りも忘れずに

50代の子作りは難産にならないための体力作りも忘れずに

超高齢出産になると妊娠する事ばかりに意識を集中させてしまいがちですが、
 
赤ちゃんが無事に産まれママが我が子を抱くまでが本当に大切な事。
 
50代の自然妊娠への妊活だけではなく、
 
自然分娩での体力作りを忘れずに行っていきましょう。
 

難産とは?

難産の定義ははっきりしたものはありません。
 
なんとなくイメージが付くと思いますが、
 
陣痛開始から赤ちゃんが産まれてくるまでに長時間かかる、
 
分娩を行う際に人の助けが必要となる場合をいいます。
 
 
分娩までにかかる時間は初産の方で平均11~15時間、
 
経産の方で平均6~8時間が目安となりますが、
 
高齢出産になると難産になる確率が上がってしまいます。
 
難産は母体への負担が大きくなり産後回復が遅くれるだけではなく、
 
感染症や赤ちゃんの体へ影響を与えるリスクも生じてしまうのです。
 
階段を少し上っただけで息が上がる、
 
若い頃に比べ体力がなくなったとガッカリする人も多いのではないでしょうか。
 
 
年齢と共に体力が低下する事は仕方のない事です。
 
出産は体力勝負。妊活中の間にしっかりと体力をつけていきましょう。
 
また、太り過ぎ、痩せ過ぎも難産トラブルの原因になりますので
 
体重管理も合せて行っていって下さいね。
 

高齢出産の難産が多くなる理由

赤ちゃんが通る道の事を産道といい、産道には骨盤回りの「骨産道」、
 
子宮頸部や膣といった「軟産道」に分かれます。
 
赤ちゃんが通りやすいのは広くて柔らかい産道。
 
お尻の大きな女性は安産体型という言葉を昔はよく耳にしましたね。
 
これは、骨盤が広いので赤ちゃんが通りやすくスムーズに出産できるから
 
という意味が込められているからで、
 
小柄な人は骨盤が小さく骨産道が狭い人が多いようです。
 
 
加齢では骨産道ではなく、軟産道が難産原因となるケースが考えられます。
 
軟産道は加齢と共に柔軟性がなくなってしまい伸びが悪くなっていくもので、
 
赤ちゃんは通りづらく、なかなか前に進めず分娩までに時間を要してしまうのです。
 
そして、年齢を重ねると子宮の筋力も低下。
 
子宮は収縮を始め赤ちゃんを外に押し出そうと頑張ってくれ、
 
それに伴い陣痛は強くなっていきますが、
 
子宮口が開かずに弱い陣痛が続き赤ちゃんが閉じ込められた状態が長くなってしまいます。
 
 
加齢により出産に必要な機能低下で難産リスクが上がっていきますが、
 
医療も進歩をしていますので、あまり心配や不安を抱えすぎないようにしてくださいね。
 
赤ちゃんに会いたい!抱きたい!その気持ちを大事に出産へ取り組んでいきましょう。
 

まとめ

加齢が原因で難産リスクは高まっていってしまいます。
 
そのため、赤ちゃんをスムーズに出産できるように、
 
体力作りや体重管理は行っていかなければなりません。
 
妊娠中であれば安産体操などのイベントに積極的に参加するのもおすすめ。
 
また、妊活においても出産においても精神状態が不安定になると、
 
事はスムーズに運びません。
 
陣痛で体力が消耗していると精神的にも弱わりやすくなってしまうものです。
 
何よりも旦那さんの支えが大切。しっかりとママと赤ちゃんを守ってあげて下さいね。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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