50代自然妊娠での子作りでは男性の生活習慣改善も大切

50代自然妊娠での子作りでは男性の生活習慣改善も大切

高齢になると精子の運動能力低下、精子の老化、
 
勃起不全など男性側の不妊リスクも高まってきます。
 
50代で自然妊娠での子作りを希望するご家庭では女性だけではなく、
 
男性の生活習慣改善もとても大切なポイントになってくるのです。
 

動脈硬化による器質性ED

EDは精神ストレスが原因でなる心因性と生活習慣病などが
 
起因で阻害される器質性に分かれるのをご存知でしょうか。
 
器質性の中には高血圧、メタボリックシンドローム、
 
糖尿病など生活習慣からなる血管障害による血管性があります。
 
血管性EDで多い原因は動脈硬化によるもので生活習慣病と
 
合併して起こるケースは非常に多いようなのです。
 
動脈硬化とはその名の通り血管が硬くなってしまい血液の流れが悪くなってしまう事で、
 
脳が性的興奮を受け勃起の指示を出しても、硬さが十分でなく、
 
思うように勃起しないという状態に陥ってしまいます。
 
 
年齢と共に動脈硬化のリスクは高まるのですが、塩分が強い食事、
 
高脂肪食などが中心の食生活でも起こるため、
 
高齢の方だけではなく20代、30代と若い人でも生活習慣病に悩まされ、
 
動脈硬化について指摘されている方も多くなってきました。
 
偏った食生活だけではなく、喫煙や飲酒も影響を与えるようですので禁煙、
 
適度な飲酒生活を心がけるようにするとよりベスト。
 
陰茎動脈は細く、動脈硬化の症状が真っ先に現れるので、
 
満足のいかない勃起状態であった場合生活習慣病になっていないか疑ってみると良いでしょう。
 
また、インターネットで手軽に買える市販のED治療薬は偽造品も出回っていますので、
 
きちんとクリニックで受診するように注意して下さい。
 

男性ホルモンと生活習慣

20歳から30歳と徐々に減少していく男性ホルモンであるテストステロンは、
 
魅力的な男らしい体格、闘争心、やる気の他に、精子の機能性、
 
性欲、勃起力など子作りにもとても重要な男性ホルモン。
 
テストステロンが低下すると幸福感や男性更年期障害とも相関性があるので、
 
ストレスを受けやすく注意が必要なのです。
 
 
女性同様に妊活を成功させるためには、
 
心の落ち込みやメンタルケアはきちんと目を向けなければなりません。
 
テストステロンの減少は加齢が原因とも言えますが、運動不足、睡眠不足、
 
アルコール、タバコ、不規則な食生活といった日常での過ごし方も大きく関係があり、
 
乱れた生活習慣を改善する事もとても大切なのです。
 
気分が乗らない、性欲がない、心が沈んだままですとパートナーとの
 
コミュニケーションもおろそかになってしまいますし、
 
セックスレスの原因にもなってしまうでしょう。
 
妊娠のためだけではなく、笑顔で明るく過ごせるように
 
テストステロンを意識した生活習慣改善を行っていって下さい。
 

まとめ

若い頃は妊娠できると思いムチャをしたり、
 
乱れた生活に目を向けずに過ごした方も多いと思いますが、
 
年齢を重ねると必然的に妊娠率は低下していきます。
 
高齢になっても妊活に向けた取り組みや改善を何もしないでいると、
 
妊娠率はどんどん低下するばかり。
 
50代でも自然妊娠をする事はできます。
 
より可能性を上げるために夫婦で生活習慣の改善を行っていってくださいね。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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