知っておきたい30代からの妊娠確率とその確率を高める方法

知っておきたい30代からの妊娠確率とその確率を高める方法

避妊をせずに、排卵日にセックスをした場合妊娠確率がすごく

高いと思われている方は少なくありません。

100%の確率で妊娠すると勘違いされている方も中には

いらっしゃるかもしれません。

学校で習う性教育では、避妊については教わりますが、

妊娠しにくくなる問題には触れられてはいませんから。

健康で、生理周期も安定している場合、若い男女が

妊娠しやすいといわれる排卵期に合わせてセックスしたとしても、

その確率は、約20~25%だと言われています。

思った以上に低い妊娠率ですが、出生率といったら、もっと下がってしまいます。

でも、不妊で悩み続けたくはないですよね。

そのために妊娠確率についてと、それを高めていく、

妊娠しやすい体つくりについてみていきましょう。

 

現代の女性は妊娠しにくいライフスタイル

健康で若い男女が排卵日に合わせてセックスしたとして、妊娠の確率は約20%程度。

しかも、生理周期が安定している、妊娠しやすい体質の女性の場合での確率でしたね。

受精率はおよそ80%程度といわれています。

でも妊娠率となったとたんガタンと低下してしまいます。

妊娠には、女性の体調やストレス、生活習慣、年齢、生理周期の乱れなどが

とても影響してきます。

 

思った以上に妊娠の確率は低く、

加齢、仕事や人間関係などのストレス、栄養の偏った食生活などを続けた結果、

生殖器系にトラブルであったり、精子・卵子の質の低下など、

様々な問題を抱えているケースが多いので、

実際の妊娠確率はおそらくもっと低い確率となってしまいます。

 

年齢と妊娠確率との関係は?

年齢によってどれくらいの確率でできると一般的に言われているのか、

年齢と妊娠確率との関係について見ていきましょう。

妊娠するのに適した時期のことを妊娠適齢期と呼び、

最も妊娠するのに適しているのは20代の間とされています。

年齢を重ねるごとに、

自然妊娠できる確率は減少していくというのが一般的な見方です。

 

25歳~30代前半の自然妊娠の確率は25~30%、

30代後半での確率は18%、

40代前半での確率は5%、

40代後半での確率は1%

程度とされています。

 

確かに、女性の体のこと、ホルモンバランスのことを考えると、

40代後半までいくと、妊娠する確率はかなり下がってしまいます。

不妊で悩む場合、年齢をものすごく気にされます。

実際に、年齢を気にして、非常に焦ってはいませんか?

体外受精などをしている培養士が卵子の質を見極めるとき、

フラグメントという、受精卵が分割していくときにでる

細胞断片が少ない方が質が良いといわれています。

でも卵子の質は、一概に年齢だけで判断できるものではないと

いわれています。

 

20代でもフラグメントがたくさんの方もいれば、

40代でも、フラグメントが少なくきれいに分割し

妊娠されるケースもあるといわれています。

 

 

昔の方が高齢出産 卵子の遺伝子年齢は大きく影響しない

しかし、ひと昔を見てみるとどうでしょう?高齢妊娠・高齢出産は当たり前でした。

ちょっと昔の様子を見てみましょう。

厚生労働省の人口動態統計によると、

1000人当たりの40歳以上の出生数は、1925年と2010年とを比べても、

5倍以上も昔の方が高齢出産だったようです。

 

もちろん、1925年って、今のように医療も進んでいません。

はじめて体外受精が成功したのは1978年のことでしたが、

その時ももちろん、高齢出産している方の方が、断然多かったですね。

今よりも、栄養面でも恵まれていない時代もあったでしょう。

医学も進歩せず、薬もなく、それでも出産できていたのです。

つまり、妊娠に必要なのは卵子の細胞の中のDNAそのものの核よりは、

それをとりまく細胞質の質を高めあられるのか、

受精卵が定着できる整った体つくりができるのかという点を見落とせません。

なので、年齢だけで悲観することなく、

一歩一歩、妊娠しやすい体つくりをして心も整えていくことが

妊娠確率を高めるためには必要になってくるでしょう。

 

ストレスは血流障害を起こし細胞質を劣化させる

多くの病気は血流障害から起こるといわれています。

細胞にとって十分な酸素や栄養がいきわたり、老廃物はちゃんと排泄されていく

流れがとても重要ですが、これを滞らせてしまうのがストレスでもあります。

交感神経が優位になるため血流障害がおこります。

また、ストレスそのもの感じる事によって分泌されるストレス物質や活性酸素は

細胞膜そのものを変質させてしまい、膜の間を酸素や栄養、老廃物がスムーズに

受け渡しや行き来がしにくい状態に変形させてしまうため循環が滞ります。

こうして細胞は劣化していってしまいます。

またストレスには自分が自覚するストレスもあれば無意識に感じるストレスもあります。

 

妊娠とストレス

栄養やサプリ、漢方、不妊治療は妊活の王道なので、

興味を持ち、取り入れる方も多いでしょう。

現代ではストレスをため込みやすい生活を送っています。

運動量は昔よりも減り、

自然なものに触れる機会は減る一方で、

仕事も忙しく、テレビやスマホやパソコン、メールなどを

使用する機会も増えています。

 

よくないと分かっていても、手放せずにストレスや悩みや焦りを

抱え込み、悩まれる方は少なくありません。

でもストレスって、目には見えず、

すぐに体の病気となって表れるものでもないので、

体の中でどれくらいあなたの体を妊娠しにくくさせてしまうのか

どんな生体メカニズムがおきているのか

不妊で悩むまで意識されることはほとんどないままにきてしまいます。

 

ストレスと不妊の関係はさまざまな研究でも指摘されていて、

ストレスを緩和する対処を行ったグループとそうでない

グループとでは、妊娠までの期間も妊娠確率も有意に差がでています。

それほど、妊娠しやすい体、質の高い卵子を作るには

ストレスというのを手放した方が早くに妊娠し、憧れのママに近づくことができます。

 

強い不安や焦りを減らしたいのですが・・・・

最近は夜も眠れなくて・・・

こういった質問をクライアント様からよく受けます。

【とらわれ】と【はからい】によって、

さらにストレスの悪循環は負のサイクルに陥っていきます。

 

強い不安にとらわれると、それを払いのけたい、

不安を消してしまいたいと努力することで

より悪循環を悪化させしまう事が心理学でいわれています。

 

心を軽くするトレーニング

ストレスを軽くして、心の中をふわっと軽くしていくトレーニングで

もっと気持ちは楽になっていきます。

 

心の中の自分が持っているものをいったん、

ありのままに受け止めて、

心の中に沸き起こってくるものを手放していく、そんなトレーニングがあります。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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