男性不妊の原因はストレス!精子の質の劣化を防ぐ方法

男性不妊の原因はストレス!精子の質の劣化を防ぐ方法

不安で焦っているのも、自分の生殖能力に自信が持てずにいるのは、

女性だけではないはずです。

男性も同じです。

特に男性はストレスへの耐性が女性よりも低いといわれています。

ストレス耐性に関わる遺伝子がX染色体にのっているため、

それを二つもつ女性の方が精神的にも強いといわれています。

 

男性が抱えるストレスは心のトラブルですが、生殖機能や精子の質にも及んでしまいます。

 

男性ストレスと精子の質との関係

ストレスといっても色々ありますが、

何か特定の気がかりなことがあって、強い不安や心配を抱えていてもストレス度は高まります。

また、特にこれといった原因がなくてもいつも漠然とした不安を抱えている

場合もストレス度は高まります。

特定な状況に追い込まれていても、

もともと不安になりやすい気質の人も、

どちらもストレス度が高まれば高まるほど、

精子の質は劣化し、

精液量や精子濃度、総精子数、精子運動率が低く、

精子DNA損傷率が高いことが明らかになっています。

 

ストレスと細胞の劣化

ストレスを感じると、活性酸素と呼ばれる物質がたくさん生み出されてしまいます。

活性酸素というのは不安定な形に変化した酸素であり、毒性が強く悪さをする物質です。

よくきく、「酸化させる」(サビさせる)ということになります。

体の中の細胞を酸化させ、細胞の正常なはたらきを失わせていきます。

その結果、老化やいろいろな病気を引き起こします。

もちろん、精子も劣化してしまいます。

 

また活性酸素を抗酸化させていく際には酵素が働きます。

この酵素、たくさん使ってしまっていると体の中では不足してしまいがちに。

生殖にも酵素は働いていて、精子の場合、卵子と受精する際も

精子の先端から酵素を出して細胞膜を融合させて内部に進入していきます。

その時に働いているのも酵素です。

不妊治療をすすめていくこと、不妊検査で男性側にも原因となることが

明らかになった場合、男性が受けるショックやストレスは大きくなることが予測されます。

 

ストレスという形で、メンタルの状態がそのまま体の状態、

精子の状態に影響してあらわれ出てきます。

実際にストレス過多の男性の場合精子のDNAの損傷率も高くなります。

 

正しい妊活は、精神的に苦痛とは真逆

体外受精など治療を受ける際にかかるストレスは、

女性が感じることはもちろんなのですが、

男性もかなり顕著に影響を受けます。

不妊という特定の問題を抱えながら、他にも漠然と不安や焦りを感じている場合

それは、自律神経やホルモンなどを介して、

精子にそのまま影響して現れ出てきます。

逆に、心のトラブルへの対処することで質を変えていくこともできるのですから、

妊活って、メンタルコントロールのスキルを身につけておくことや、

赤ちゃんがやってくるまでの過程をどれだけ楽しめるのか

という部分が大切になってくるのではないでしょうか。

 

↓↓↓動画から説明しています↓↓↓

 

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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