肥満かつ冷えで不妊体質 改善のために心がけるべきこと

肥満かつ冷えで不妊体質 改善のために心がけるべきこと

ダイエット女性

肥満がある場合、エストロゲンなどの生成が抑制され、

ホルモンバランスが乱れやすく妊娠しにくくなりますね。

そのため、ダイエットに取り組むこともあると思いますが、なかなか妊娠できずにはいませんか?

ダイエットの影響による冷えが不妊の原因になっている可能性もあります。

間違ったダイエットでは冷え体質になりやすくなり、それも妊娠しにくい原因になってしまいます。

ダイエットと冷えとの関係、妊娠しやすくしていくために心がけていくことを

ご紹介していきます。

 

間違ったダイエットと冷え

ダイエットでは、摂取カロリーを制限したりするため、必要な栄養が不足することが

おこりやすくなります。

食事のバランスが偏ることによって、摂取する栄養が偏ってしまったり、

足りなくなってしまった栄養を、自分の今ある筋肉を分解してまでして

体が動くようにする働きがあるため、ますます熱を産み出す筋肉が減るので

冷えが悪化するようになります。

栄養が不足したり、熱を生み出す筋肉が不足しては体は低体温になり、血の巡りも悪くなり

卵巣や子宮の機能は低下してしまい、赤ちゃんがやってこれなくなってしまいます。

 

ダイエットのために食事制限をすると、体の中の内臓の働きが弱る、エネルギーをうまく産みだせずに

体温が下がる、血行が悪くなって、ますます体が冷えるようになってしまいます。

そのため、ダイエットの成果も出にくく、冷えが悪化し、体の機能が低下する悪循環から

抜けにくくなります。

そのため、筋肉を減らさず、栄養も必要な分は摂取しながら、

ダイエット効果を出せるようにしていく必要性があります。

 

そのためのダイエット中の食事で気をつけるポイントをお伝えしていきます。

 

ダイエット中でも冷やさない食事

肥満体型を改善したい。スッキリ痩せて妊娠しやすい体質になろうと思うときは

一番意識するのが、カロリーの摂取量を控えるといったことになってはいないでしょうか?

摂取した量が消費量を上待っていくと単純に体重が増えていく事には

なりますが、それだけに気をとられていると、必要な栄養が偏ってしまったり、

足りない栄養を筋肉を分解してまでしてエネルギーを生み出すような体質になってしまいます。

そうすると冷えやすくなるので、

そのためには必要な栄養素を補えるようにしながら、体をあたためるように工夫してあげましょう

 

朝食摂取でスイッチオン

そのために欠かせないのが朝食です。

食事制限を行う事で体温を下げるような仕組みが働きやすくなりますが、

なかでも朝食を抜いてしまうという事をすると、ダイエットは冷えをより悪化させてしまいます。

朝起きたばかりというのは、かなり体温が低い状態です。

このときに朝食を摂ると、DITによって、

体温が上がるようになっていき代謝が活性化されていきます。

DITとは “Diet Induced Thermogenesis” のことで、食事誘導性熱産生のことです。

私たちのエネルギー代謝を大きく分けたうちのつであり、食事の時に消費するエネルギーであり

1日に消費するエネルギーの内訳の1割を占めます。

そのため、DIT作用を高める様にしてあげることもポイントになります。

 

よく噛むことで熱産生がアップ

しっかりと十分な回数を噛んで食べると、それが刺激になって交感神経を刺激し、

エネルギーの消費を高めてくれるように働いてくれます。

またよく噛むと、それが満腹中枢を刺激しやすくなり、食欲を抑え食べ過ぎを抑えてくれるようになります。

また唾液とよく混ざるために消化吸収が良くなって胃腸に負担がかかりにくくなりますね。

ゆっくりとした食事を心がけて、必要以上に量をたくさん食べてしまう事を避けるていきましょう。

 

温かいものや香辛料で冷え改善

あたたかい食べ物や香辛料を使う事で、DIT作用を高められもします。

温かい飲み物、スープ・汁物を食事の中に盛り込むようにするのもよいでしょう。

温かいものを食べて汗をかくという事もありますね。あれはDITの作用です。

特にお味噌汁は発酵食品でもあるので、女性にはうれしい食材です。大豆に含まれるイソフラボンは、

ホルモン代謝を整え活性化させる、抗酸化成分が入っているので妊活女性の味方です。

また、汁物に具をたくさん使い海藻や野菜などからも豊富なミネラルを摂取できると

栄養バランスも整いやすくなります。

 

夏野菜も果物もOK

トマトやキュウリ・レタスなど夏野菜は体を冷やすといわれていますが、

生野菜からしか摂取できない栄養素などもあり冷えばかりを気にして

栄養不足になっても代謝というのは向上しなくなってしまいますね。

夏野菜は夜ご飯に摂取することで、寝るころに丁度深部体温を下げるのに

役だち睡眠の質を高める効果もあるといいます。

また南国の果物も体を冷やすといいますが、バナナなどにはホルモンバランスを整える

のに必要なホルモンのもととなるトリプトファンを多く含んでいます。

冷えばかり気にして栄養不足にならないようにバランスよく摂取する視点も大切にしましょう。

野菜や果物の摂取習慣があるほど妊娠率が高かったという報告もありますので、

体を冷やす食材というだけで倦厭する必要性なさそうです。

 

タンパク質は冷え改善の救世主

食べたものは消化されて、エネルギーに変わり、使われていくのですが、

食べものに含まれる栄養素によって、エネルギーとして消費される量が違ってきます。

たんぱく質:30%、糖質:5%、脂質:4%、炭水化物:10% と、

エネルギーとして消費されていく割合がかなり違ってきます。

エネルギーを消費しやすさをみてみるとタンパク質とかを選択するほど

エネルギーを消費しやすくなります。

糖質・ブドウ糖などは意外とエネルギー消費はされにくく、

血糖値を上げやすく太りやすくなります。

もちろん、食事をとるときはバランスよくというのが前提ないのですが、

タンパク質の中にも糖質は含まれますので、体を冷やしにくくダイエットできるように

したい場合は、できるだけ3度の食事を定食スタイルにしてタンパク質が

しっかり入るようにしてあげましょう。

 

運動と合わせて代謝アップ・冷え改善にも

ダイエットしながら冷え体質を助長させないようにするには、

食事内容や食べ方を工夫するといいですね。そして、合わせて、運動などで体を動かすように

していることで、血流がよくなり代謝もたかまります。

食事制限だけでダイエットしようとするとかえって妊娠しにくい体質を作りやすいので

運動と合わせ筋肉量も維持しながら取り組んでいくとよいでしょう。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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