ピックアップ障害の原因と妊娠へ向けて取り組むこと

ピックアップ障害の原因と妊娠へ向けて取り組むこと

二人目不妊に多いピックアップ障害

原因不明の機能性不妊 ピックアップ障害が増えています。

あらゆる医学的な検査をおこなっても原因がわからないという

不妊症です。

1人目は何もなく妊娠出産できたのに、その後二人目は不妊で悩み、

治療を行っても結果が伴いにくい傾向がある様です。

 

ピックアップ障害とは

排卵から受精して、着床して妊娠成立という一連のプロセスの中、

で最初の段階である「受精」では、

精子と卵子との出会いが必要です。

膣内に射精された精子は子宮内を通過して卵管へ進み、

卵巣から排卵した卵子は卵管采から卵管内に取り込まれます。

卵子と精子が待ち合わせをして、デートをするように出会うと受精になるのですが、

うまく出会えていない事が一因となっています。
この原因となるのが、

排卵した卵子を卵管内に取り込む仕組みに不具合がうまれる

つまり「ピックアップ障害」という問題がおこるのです。

もし卵子持と精子が出会えないとすると、

精子は待ちぼうけをくらい、排卵した卵子もどこかへいってしまい

妊娠が成立しなくなります。

 

ピックアップ障害の原因

ピックアップ障害の原因としては、

子宮内膜症やクラミジア感染などによる卵管炎、あるいは卵管周囲癒着

といった場合にもおこります。

しかし、原因がはっきりとした場合にだけ起こる現象ではなく、

あらゆる不妊検査で異常を認めない「機能性不妊症」において、

ピックアップ障害はかなりの割合を占めているのではないかと、

専門医の意見があります。

 

・一人目は何の苦労もなく授かっているが、その後、数年にわたり妊娠できない
・卵管造影検査を含む不妊症の基本検査で何ら異常を認めない
・一般不妊治療(人工授精までの治療)を行っても、なかなか妊娠しない

 

 

出産を経験しいろいろな変化がおきたとはいっても、

数年の内にご夫婦の生殖能力に大きな異常が突然生じる可能性はかなり低いといえます。


一人目を出産できたと言うことは、おおむね異常がないことが実証されています。

現にほとんどのご夫婦では二人目以降も順調に妊娠できるのです。


こうした「どうしても納得のいかない不妊症」の原因は

「ピックアップ障害」が最有力と考えられているようです。

 

ピックアップ障害であっても妊娠できるように整えるには

 

そうしたピックアップ障害ですが、

心理的な影響が出ないわけではありません。

1人目を産んでから大きく変わるのは、

産後のホルモンバランスの乱れや、

子育ておいてストレスがかかる事、

夫婦間の関係に変化がでることです。

 

まずは、女性本来のホルモンバランスを整えて、

妊娠に最適な心と体の調子を整えていきましょう。

特に心のケアは最重要となります。

強い不安や、プレッシャー、いつも妊娠できないことにとらわれて

心が冷たく固くなってしまってはいませんか?

 

 

 

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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