妊娠できない事は心のSOS コンプレックスにフォーカス

妊娠できない事は心のSOS コンプレックスにフォーカス

赤ちゃんが欲しい!妊娠したい!と、

不妊で悩むそのその心の裏側には、もっともっとずっと深いものが潜んでいます。

不妊で悩む方は、必ず妊娠できないというこどだけで悩むという事はなく、

よく話をしていけば次から次へと悩みや不安が出てきます

なので不妊という現状は、今までの積もり積もった何かが細胞の問題となって

物理的に表面に出てきた状態ともいえるのでしょう。

妊娠できないでいることは、何かを教えてくれるSOSメッセージです。

 

自分の中にあるコンプレックスが浮かんでくるケース

深く深くに潜んでいる部分と向き合いだすことで、心の中にあるコンプレックスが

浮き彫りになってくることことがあります。

妊活をしながらも、なんだか私と夫は日頃から一緒に話をしながら

生活している時間も少なくて、さらに何か相談しようとしても

またその話~?ちゃんと俺も考えているから見たいな一点張りで一緒に向き合ってくれている

感じがしなくて孤独感を感じているケースもあります。

子どもの頃から、本当はお母さんに話をよく聞いてもらいたかったのに、

仕事で忙しそうにしていてなかなか聞いてもらえずに一人で悩みを抱えていて

その時の感覚にちかい、孤独コンプレックスが浮かんでくるという方もいます。

また、いつも親から厳しく育てられてあまり認めてもらえずにきたケースでは、

妊娠できない事で自分が認めてもらえていないような感覚に悩まされるというケースもあります。

孫を見せてあげられない自分はダメだなぁって、夫にも申し訳なくなってしまうような

コンプレックスを抱えるケースもあります。

いつも友達を見てはいいなぁ、いいなぁと羨んできた場合は、

何で私はみんなと同じように妊娠できないのだろう、みんなと同じになれないコンプレックスが

浮かびあがってくるケースもあります。

 

 

心の中にあるコンプレックス癖は妊活中にも発動

特に、幼少期に逆境と呼ばれるような体験をしているほど、成人してからも精神的に

メンタルを病みやすい傾向や健康レベルにも影響がでてDNAに異変がでたり、

細胞の老化が病気や死亡リスクまで高まってしまうとも言われています。(1)

特に両親の不仲や離婚、暴力や虐待はもちろんですが、

不在がちでこまったときにサポートを受けられなかったなども影響が大きいものになっています。

なので、親子関係や育ってくる過程に問題があったとするとそれだけでも、

妊娠しにくさというのは高まってしまいますよね。

ただそういったケースばかりではなく、父親や母親との関係が

成人後のメンタルや人間関係や仕事でのことにも影響は出てくるため、

そういった点がある場合には早めに心理的な安心や支えが得られるような形で

妊活に取り組む方がよいでしょう。妊活はそうでなくてもストレス度が高まり、

不妊治療をするとそのストレスレベルは高まって人生への満足度すら低下してしまうと言われています。

 

妊娠できない自分から不妊コンプレックスを抱く傾向もありますから、

妊活で悩みながらも、どういった点が精神的に自分自身を苦しめているのかを探ってみておくと

よいでしょう。なぜ、自分が赤ちゃんが欲しいのか本当は、

なぜ? 自問して、次に出てきた答えにさらに なぜ?

そう問いただしているうちに心底自分が得たいものって何なのか答えにたどり着くものがあります。

 

目に見える不妊 目に見えない心の問題

赤ちゃんが欲しい。

その気持ち自体はあるのもわかります。深くに自覚もできない何かを

探り当てていくという事で苦しんでいる言葉にならない気持ちに

向き合う事で、妊娠できる心に変わっていく扉を開くことが出来ます。

心が変われば、行動も体も連動しているので妊娠できる体、

妊娠しやすい夫婦関係に変える事がすんなりできるようになっていきます。

潜在意識を変えると、成果が変わるのは、人の行動が変わるからです。

目に見える形の不妊という問題は、目に見えない心の中の問題を反映しています。

 

赤ちゃんが欲しい理由は 本当は幸せになりたかった

仕事をしていても、面白みも感じられず、結婚したら幸せになれると

思っていたはずが、結婚してすぐに、義理のご両親が病気で倒れ、

介護に追われて、毎日、楽しみを感じられない日々の連続になったそうです。

妊活をしても授からず、いつしか赤ちゃんを授かれば幸せになれると思って不妊でずっと悩んでいて

相談にいらしたクライアントさんがいます。

幸せの象徴が赤ちゃんになっていて、毎日は不幸せだと思って生活していました。

だから赤ちゃんが今、まだ授かっていない状態に幸せを感じられず、

いつかこうなったら幸せになれるのに・・・と

幸せの象徴となってしまっていて追い求めてしまうのです。

うまくいくには逆です。幸せだと思って生活するから、幸せの象徴である赤ちゃんも

やってくるという流れです。

 

本当に満たしてほしい心の問題の写し鏡

幸せを感じる生活が欲しい だったのです。

そこの部分をある方法で満たしだしたら、妊娠する前から幸せになって、

幸せになって心が満たされているから、赤ちゃんも授かれるように変わって

結果幸せな家庭を築けるようになったのです。

 

おそらく、そこを満たさないと、いつまでたっても不満の連続で、

妊娠できたのに、体調やホルモンバランスの変化についていけず、

出産しても24時間つづく子育てに疲れて、こんなはずじゃなかった・・・幸せが手からするっと

すべり落ちてしまうのです。

 

自分が気づきもしない、形もなく見る事もできない心の闇の中に

目に見える不妊の本質が隠れています。

それは、人それぞれ違います。

幼少期の母親、両親から受けたかった愛情の不足・寂しさといった形で現れたり、

人から認められたい、孤独感が怖い、という思いだったり、

いつも周りと比較して劣っているというコンプレックスだったりもします。

私はカウンセリングでその方の自分では気づけない、

心の深い闇の部分にフォーカスしてこころの棘抜きを行います。

あなたも心の深い部分に向き合って、リラックスや安心感や充足感でそこの部分を満たしてあげましょう。

 

参考文献
(1)May 15, 2019Volume 85, Issue 10, Pages 838–849 Sensitive Periods for the Effect of Childhood Adversity on DNA Methylation: Results From a Prospective, Longitudinal Study

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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