グレードが良くない受精卵移植すべきか悩んだ時は

グレードが良くない受精卵移植すべきか悩んだ時は

凍結してある受精卵、

でも医師からは、形があまりきれいでない。

グレードがあまりよくないといわれて、移植して戻すことに

ためらったり、うまくいきそうもない嫌な予感がしながらも

でも、捨てきれない可能性に悩まれる方もいらっしゃいます。

そんな迷ったときはどうしたらいいのかアドバイスです。

 

受精卵は赤ちゃんのもと

私たち人間は親からの細胞が合わさってできた受精卵が分裂して

大きくどんどん分裂増殖を繰り返して成り立っている生命体です。

なので、やはり自分たちの子供同然なのですが、

受け入れるのに抵抗があったり、嫌な予感がしたり

いいイメージが持てずにどうしようか迷う・・・

その時点で赤ちゃんとってとても失礼です。

赤ちゃんはママが大好きです。

これは産まれてくると本当にわかるのですが、

子どもは親の笑顔がみたくて一生懸命でかわいい存在です。

ママを笑顔にしてあげたくて、今与えられた状況の中で

最大限一生懸命生きようとしてくれるのが受精卵であり、赤ちゃんです。

 

よく、赤ちゃんは親を選んで産まれてくるなんて言ったりもします。

でも、受け入れる親が赤ちゃんに対してグレードが悪い、

いいイメージももてない、移植してうまくいかなかったら本当に嫌

そうして受け入れることを迷っていたら、

赤ちゃんの方も、この親でいいのかな?って迷ってしまうのではないでしょうか。

 

せっかく会いにいったのに、ママは笑顔でいてくれない。

いつも不安そう。何だか嬉しそうでない。そう思ったら

赤ちゃんも自信を持って育ってっていいのか迷ってしまいそうです。

 

グレードが悪くても体外受精で妊娠したご夫婦は…

確かに、グレードが良いほど妊娠率が高いという事は言われています。

実際に、グレードが良くにっこにこで妊娠報告をくださったりしますし、

医師からも良いといわれ、安心したり自信が持てている方も多いです。

 

でも、グレードが悪くてもしかも1回で体外受精で妊娠された

ご夫婦を見ていたら、とても

感じる雰囲気はそういうものではありませんでした。

グレードは悪くても、そのような受け止め方は一切しておらず、

自分達の大事な子として受け入れようとし、

精一杯の中生きてくれようとするから、それを信じて見守りたい。

その子の生命力を信じたい。

そして、何よりも一緒に協力し合って治療にのぞめるような心持になり、

本当によかったって話してくれていました。

もちろん、移植する前からです。

そうして、たった1回でも授かっていったご夫婦も私はみてきています。

 

もし迷うなら

人間の直感はだいたい正しいです。

なので嫌な予感がする、いいイメージが持てないそんな場合は

やはりそのような結果を寄せてきます。ほぼ間違いはありません。

でも、私たちは迷うとき、可能性を捨てきれずに期待をかけます。

どうしようとずっと迷ってしまうなら、行動して下さい。

出る結果以上に重要なものを残してくれます。

妊娠できたら、やった~~~!って思えるでしょう。

ダメでも、自分達が選び、最善を尽くしたと思えるでしょう。

でも行動しなかった場合は、

一生答えが出ない問いに悩み続ける事になります。

 

 

あの時、やっていたらどうなったんだろう・・・・。

行動しなかったら、この答えは永遠に一生でないままです。

再度採卵してまた挑戦できるのでしたら問題ないでしょうが、

最後残された1つだったとして移植することを悩むのでしたら、

行動しておいてください。

そして、その時は、赤ちゃんから選ばれるのにふさわしい親としての

心持を移植前から変えておいてください。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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