あなたに本当に必要な治療法?人工授精の成功率と回数について

あなたに本当に必要な治療法?人工授精の成功率と回数について

人工授精(AIH)とは、細いチューブ(カテーテル)で精子を女性の子宮へ

直接、人工的に送り込む治療方法です。

受精から着床までは、自然に妊娠できる力に頼る部分であり、

不妊治療の中では、より自然妊娠に近い形の治療法の1つではあります。

しかし、

その人工授精ですが、おこなった場合の妊娠成功率は

あなたが本当に望む妊娠率なのでしょうか?

 

妊娠率と合わせて、治療に臨む前に知っておいた方が良いこと、

また人工授精が適するケースについてお伝えしていきます。

 

人工授精の成功確率とは???

人工授精の1回あたりの妊娠する確率は5~10%程度といわれています。

この数値をどのように見たらよいでしょう。

 

これは、排卵日ちかくに妊娠成功した場合の自然妊娠の確率に比べると

わずか半分程度です。

 

通常、排卵から次の排卵までの1周期あたりの妊娠確率は10%未満。

さらにその半分程度という事は、

 

今まで妊娠しにくかったという方にとって、

希望が持てるかというと必ずしもそうではない治療法といえます。

 

ただ、治療費負担が少ないから、医師から勧められたから、

みんながやっているからという理由で選択されると、

のちのちに非常に後悔することになるリスクもあります。

 

人工授精は、妊娠するまでに複数回行うのが一般的となっていますが、

何回も受ければいいというわけではなさそうです。

 

人工授精を受診した約9割の女性が3~4回目までに妊娠したという統計があります。

ただ、1回目、2回目、3回目、4回目と回数を重ねるごとに、

妊娠率は落ちていくといわれます。

そのため、回数は、3回多くても4回が限度の治療法といえるでしょう。

 

 

不妊の原因が、

卵管通過障害(卵管狭窄・閉塞)がないことが前提として、

以下に適合する場合は

人工授精による妊娠が期待できるといえます。

  • 精子の数に問題がある
  • フーナーテストの結果がよくなかった場合
  • 性交障害(インポテンツ)やセックスレスがある場合
  • 女性生殖器の狭窄や子宮頸管のトラブルなどによって精子の通過性に問題がある場合

ただ、そうでなかった場合は、何度も人工授精を繰り返すよりは

自然妊娠ではなく、治療で妊娠することを望まれるのでしたら、

1・2回で体外受精へジャンプアップされる方がよいといえます。

 

人工授精は自然妊娠の半分の妊娠率だという事をよくご理解いただいて

選択した方がよい治療法です。

本当に受けたい治療法かよく考えてみる必要性がありそうですね。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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