便秘が招く不妊 妊娠しやすい人に改善するコツとは!

便秘が招く不妊 妊娠しやすい人に改善するコツとは!

おなかが痛い女性

卵子も質が高い方が妊娠しやすいといわれています。

そんな卵子の質を下げてしまう原因の1つは便秘。便秘や下痢は女性ホルモンの変化にともなって

おこりやすい症状でもあります。

通常では体液が循環し、酸素と栄養が運ばれ、

不要になった排泄されるべきものが体から出ていくようになっていますが、便秘では排泄が滞りがちに。

改善させて卵子が浸かる体液がキレイで循環できている環境にしてあげましょう。

 

女性を悩ませる便秘と原因

女性が抱えやすい便秘には悩まされる方もいらっしゃるのでは。月経周期に合わせて

より便秘がちになりやすい時期もあるのは便秘の原因には女性ホルモンも関わっているからです。

主な便秘の原因といえば、不規則な生活や食事内容の影響、腸内環境

ストレスなどによる自律神経の影響などがあります。

さらにそれに加えて女性ホルモンであるプロゲステロンは

排卵後から分泌量が増え、着床妊娠に関わる働きがあり体内に水分をためようとする働きももあり、

また合わせて子宮の収縮を抑え腸の蠕動運動を抑制してしまう働きもあります。

そのため女性は特に便秘またそれに伴って下痢などもあわせもちやすいといえるでしょう。

 

便秘と不妊

便秘などによって腸内環境が整っていない場合は食べ物の消化吸収が正常に機能しにくい部分をもち

体にとって必要な栄養の摂取が妨げられてしまう可能性もあります。

また、腸の調子は迷走神経という神経で脳とつながり自律神経の不調が連鎖しやすくなり

精神的にも不調になりやすくなります。

また物理的に腸内に圧迫されるものが残るため血流障害などを起こし生殖機能の低下にも

繋がりやすいという説もあります。

妊娠しやすさに必要なのは、自律神経の働きのよさや必要な栄養が消化吸収し体内に取り込まれ

不要になったものがきちんと排泄される循環の良さにあります。

 

便秘のタイプ

便秘といっても便が腸の中に滞ってしまうのにはタイプが大きく分けて3つあります。

・便が直腸にまできていても排便反射がおこりにくい

・腸の蠕動運動が悪く腸内に長く便がとどまってしまう

・大腸が過剰に緊張してしまい長官が圧迫され便が運ばれにくくなる

 

便秘では細胞内の液はよどんでしまう

赤ちゃんが欲しいと思ったら、卵子の質の良さが妊娠率に直結するため、

まずは卵子という細胞を取り巻く環境を整えてあげたいと思う事でしょう。

体外受精をされている方だったら、採卵された卵子はきれいな培養液の中で培養してほしいとおもうことでしょう。

体は天然の培養液と同じなのです。

よどみなく、循環させてあげてクリーンな体を整えてあげたいですよね。

便といっても、もともとは体の中に取り込んだものから出来上がっているのですが、便に含まれる毒素というのは

非常に毒性が強くなります。

少しでも、体には影響が出てきてしまうのです。

排泄すべきものはきれいに排泄できるようにしてあげて、いい環境を整えてあげましょう。

 

お通じをよくすっきりと妊娠しやすくしていくコツ

便秘の改善が不妊改善への第一歩にもなっていくことでしょう。

便秘改善のためには運動なども日頃から取り組んでおくこともよいでしょう。

よく笑い腹筋を刺激したり、腹筋運動などを取り入れ、全身を使ったウォーキングなども

おすすめです。また、お腹の調子が気になるときは腹部に温罨法や腸の動きに合わせた

のの字マッサージなども効果的になります。

 

お通じをよくしていく際には

食物繊維をたっぷりととる、栄養バランスがとれた食事を心がけていくことが基本でもあります。

排泄は特に朝起きますので、日々の生活もリズムよく規則的にしていくことを心がけ、

朝起きたら水分をしっかりととる事も大切ですし、朝食に果物を摂取するようにしていきましょう。

 

フルーツジュースや野菜ジュースもおススメです。

でも、この時に注意点があります。

できるだけ手作りにして、ジューサーではなく、ミキサーで作るようにしましょう。

ジューサーではせっかく大事な食物繊維を捨ててしまう形になって

効果は激減してしまいます。市販のジュースでも食物繊維の部分がこしとられてしまいます。

食物繊維と合わせて不要な皮以外を丸ごと摂取するような感じで

ジュースにして飲むと消化を助ける他の栄養素などと合わせて一気に摂取ができるんですよ。

 

食物繊維たっぷりフルーツのポイント

おススメなのは、地元でとれるような保存料や防腐処理されていない

ものなどを選び、できるだけ新鮮で旬の果物を選ぶとよいでしょう。。

砂糖などを添加せずに、オレンジや、グレープフルーツなどをはじめキウイやリンゴやバナナなどもおススメです。

朝食があまり食べたい気がしない時は無理に食べ過ぎる必要もなく、

食べ過ぎた後など、たまには、

こういったフルーツジュースや野菜ジュースだけという

半断食のような朝を取り入れてみると逆に排泄機能は復活しやすくなります!

果物を摂取する習慣がある女性ほどその習慣がない女性に比べて妊娠率が高いといわれています。

子どもができやすいよう女性は果物などの摂取を心がけているとよさそうですね。

 

まとめ

腸の排泄機能を高めていくには、食物繊維と合わせて水分の摂取を心がけて!

さらに、腸の血行もよくしてあげることも大切です。

いつもストレスとかイライラや不安を抱えていると、自律神経を介して胃腸にも不調は出てきて便秘や下痢などに・・・。

心と体は密接につながっているものです。

こころと体を整えて妊娠しやすい環境を作っていきましょう。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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