e2値(エストロゲン)低い 妊娠しやすくするには?

e2値(エストロゲン)低い 妊娠しやすくするには?

e2(エストロゲン)が低いと妊娠しにくいことはご存知でしょう

妊娠には欠かせない女性ホルモンです。

そのホルモンのバランスを整える必要性と、

大事な部分を置いてけぼりに不妊治療だけにたよっても

妊娠できずに不妊治療不妊という状況に悩まなくてはいけなくなります。

 

エストロゲンの働き、ホルモンバランスを整える必要性、

整えるための妊娠したいなら知っておきたいポイントをお伝えしていきます。

 

エストロゲンの働き

生殖器の発育に始まり、卵胞を育てて、成熟させていきます。

そのほかにも、子宮内膜をふかふかに厚くさせる作用によって赤ちゃんのベッドをつくります。

子宮内膜は排卵に向かう増殖期に0.5mm/日ほども厚くなっていき、

排卵以降はそれ以降は0.1mm/日とほとんど厚くはなっていきません。

子宮内膜は厚ければ厚いほど妊娠率は高まるとされています。

これはカナダの33クリニックART妊娠との関係を2013年から2015年まで4万件以上の胚移植成績から

出た研究です。そのため妊娠に関わっているエストロゲンってとっても重要だという事がわかりますね。

 

エストロゲン値 検査の数値の正常範囲は

卵胞期25~195(pg /ml)

排卵期66~411(pg /ml)

黄体期40~261(pg /ml)

閉経期10~40(pg /ml)

値が低い場合は

卵巣機能不全 や 脳下垂体機能低下症

閉経後などではe2値は低くなります。

 

ホルモンバランスの乱れ原因とは

ホルモンの分泌量は一般に25歳~45歳の間はだいたいが安定していますが、

閉経を迎える前後から減少していきます。

すると、体のあちこちにトラブルが生じますがこれらの症状をまとめて更年期障害と呼んでいます。

しかし、若いからと言って大丈夫なわけではありません。

女性ホルモンはちょっとしたことでトラブルを起こしやすいのです。

ストレス、過激なダイエット、冷え、睡眠不足や不規則な生活、運動不足や

食事によって若い世代にも見られる場合があり注意が必要です。

 

 

なぜエストロゲンは整えておかないと妊娠しにくいの?

このエストロゲンの整え方に始まり、

なぜ整えておかないと不妊のままになるのか、

そのために必要な3つの方法についてお伝えしていきます。

 

質の良い卵子と、ふっかふかのベット(子宮)をつくる

習慣を取り入れるようにしていきましょう。

 

気をつけたい食事

糖質が多い食事をしていると体内は炎症レベルが高まり、酸化していってしまいます。

 

豆類や魚はとにかく女性の味方です。

女性ホルモンのような働きをするイソフラボンが含まれる大豆、女性のリズムに不可欠な葉酸が含まれる枝豆、

古来から女性の体によいとされる小豆など、豆類はとにかく多めの摂取を心がけて。

食物繊維もたっぷりなので、豆類は毎食食べたいものですし、

魚なども女性ホルモンに関わります魚の油はお知りにつく油で、

オメガ3脂肪酸で妊娠にもかなり重要な役割を果たしてくれます。

 

コレステロールを含む卵はスゴイ

手軽に摂れる完全栄養食品なのでやはり頼りになります。特に卵に含まれるコレステロールはホルモンの原料になり

コレステロール摂取が多いほど、卵巣の中に残される卵子の数が多いとも言われています。

体型としてはBMI20~24が妊娠しやすいといわれています。

排卵障害などの予防にも重要な栄養素です。

 

ナッツ類は抗炎症効果も高く、ビタミンE、鉄、亜鉛など女性に大切な栄養素の宝庫です。

とくにおすすめは、アーモンドやくるみはとりやすく毎日ちょっとずつがベスト。

 

ストレスのケアにも心がけて

ストレスは女性ホルモンを乱してしまいます。

ストレスケアは妊活中は特に気をつけていきましょう。

中々妊娠できないというストレスはかなりつらいメンタルをつくり、

精神的にも病んでしまう割合が高まっています。

認知行動療法や、瞑想、マインドフルネスや適度な運動も心がけていきましょう。

 

自分でできる効果的なストレスのケアには自然に触れるバイオフィリア、

音楽、何かクリエイティブな事をする、感謝するといったことも研究で効果が実証されています。

 

 

 

参考文献

Liu KE et al., The impact of a thin endometrial lining on fresh and frozen-thaw IVF outcomes: an analysis of over 40 000 embryo transfers. Hum Reprod. 2018 Sep 17. doi: 10.1093/humrep/dey281.

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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