妊活瞑想 卵子の修復と女性ホルモンを増やす効果

妊活瞑想 卵子の修復と女性ホルモンを増やす効果

瞑想姿勢

最近の瞑想にまつわる研究によると、

瞑想には老化を促すホルモンを低下させる働きがあり、

逆に若返りを促すホルモンを上昇させる効果があるとされています。

若返りを促すホルモンである成長ホルモン・メラトニンには、

細胞の修復をしてくれて、細胞を錆びさせない作用も期待できるため、

不妊体質を改善する効果が高まります。

海外では、瞑想を医療の補助としても活用しているくらい!(7)

 

卵子若返りに注目を浴びるメラトニン

卵子の年齢自体を若返られることはできませんが、

細胞の質を高めることはできます。

年齢を気にして、妊娠できないと不安や焦りもあるでしょうが、

単純に年齢だけが妊娠しやすさに影響するわけではなく、

卵子の質が重要だという事も研究で分かってきています。

そしてその卵子の質に関わるのではといわれているのがメラトニン

瞑想では、セロトニンやオキシトシンの分泌が促進されます。(1

メラトニンはこのセロトニンがもとになって夜合成されるホルモンです。

 

 

コルチゾールレベルを下げて生殖をサポート

ストレスによってコルチゾールレベルが高まると、

生殖ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロン、LHの

分泌も低下してしまいます。

それは、視床下部から副腎を通して、分泌されるホルモン経路に

関連があるから。そのため、コルチゾールレベルが低下することで、

女性の生殖ホルモンは守られる傾向にあります。

そして、瞑想によって、成長ホルモンとメラトニンの分泌量は

増えるようになっています。(2

脳などから分泌されるホルモンが活性化することで、

妊娠に関連するホルモンの活性化にもつながります。

妊活において、思った以上に脳と妊娠は関係が深いといえます。

 

成長ホルモンとDHEAでアンチエイジング

アンチエイジングで注目されているのはメラトニンだけでは

ありません。成長ホルモンやDHEA(マザーホルモン)も

そうです。DHEA自体にはアンチエイジング効果があるものの、

それをDHEAサプリによる妊娠率は改善されてはいないので、

自分で分泌できるようにしてあげるのがよいですよね。

瞑想には、このDHEAをも分泌させてアンチエイジングにも

役立つという事が言われています。(3)

 

成長ホルモンと睡眠性欲との関係

成長ホルモンは瞑想をしているときや、質の高い睡眠時に多く分泌されています。

睡眠不足の状態や、ストレスが多く睡眠の質が下がっては、

成長ホルモンの分泌も妨げられてしまいます。

成長ホルモンは性欲や血流促進にも関係があり、

成長ホルモンの分泌に影響がでると、

性欲が高まらなくなったり血流の妨げにつながりかねません。

 

精神的にストレスを抱えていたり

いつもリラックスできない状態が続いているとしっかり眠れず

性欲の衰えや、生殖能力の低下、細胞の修復がうまくいかないなどが

おきてしまいます。

妊娠するにはどうしたらいい?と悩まれている方は、

成長ホルモンの分泌を高めるため、ストレス軽減と、

睡眠の質を高めていきましょう。

 

瞑想で分泌ドーパミンで妊活やる気に

ストレスを感じると、妊活もやる気がなくなっていきますよね。

どんどん妊活を続けていくと、諦めたくはないけれど、

何だかやる気がしない、やっても無意味なのではと妊活モチベーションが

下がってしまうのも悩みの1つです。

活力や、やる気ものもとにもなるのがドーパミン。

ストレスを感じると、このドーパミンが分泌されにくかったり

しますが、瞑想をしていると、この分泌が高まります。(4

瞑想をしていることで、ストレスホルモンレベルが低下し、

βエンドルフィンなどの分泌も高まります。

リラクゼーション効果が高まるので、(5

気持ちが落ち着き、さらにそこからやる気を出していくための

体の中の変化もおこって妊活を助けてくれますよ。

 

血行をよくして冷え改善 温活にも効果的

冷えを感じている女性ほど、自律神経のバランスが崩れ、

交感神経が優位に働いている状態になっているといわれています。

血行動態にも瞑想は影響を与えていて、

血圧の低下、心拍変動の改善もいわれていて、

不必要に血管を収縮させすぎてしまうのを改善してくれる

働きもあるようですよ。(6)つい、不安になるし、プレッシャーに

かんじて妊娠することを意識して肩に力が入りすぎてしまうのも

妊活です。妊娠のことを考えないようにってしても難しいですものね。

いろいろ不安になって考えるだけでも交感神経は優位になって

体の冷えを助長してしまいます。そんな冷えの改善にも

妊活中の瞑想は効果的なようですね。

 

妊活夫婦で瞑想をしても男性にもプラス

さらに、一人で取り組むより、夫婦で取り組むことで

さらに嬉しい効果も得られるものです。

瞑想によって、男性の抗酸化作用が高まるという事も報告されています。(7

男性の不妊の原因は多くが酸化ストレスにさらされていること。

酸化によって生殖細胞の精子がダメージを受けてしまっている事が

原因になっています。そんな酸化に対する抗酸化作用は

妊娠しやすさにつながる大事な対策。

一緒にやれば、続けるときも続けたりやり易いかも。

でもなかなかパートナーに理解してもらえないという事も

あるでしょうから、

まずは同じ仲間で取り組みだしてみるのもよいでしょう。

 

瞑想をみんなでやってみよう

妊活セミナーでは同じ悩みを抱えている人同士、お話ししたり、

一緒にメンタルケアに取り組んだりもしています。

1人でやるより、やり方、注意点、もわかるし、みんなでやる事で

心強くもなれますよ!

最新の妊活セミナー情報は⇒こちら

 

参考文献

(1)Solberg EE, Holen A, Ekeberg O, Osterud B, Halvorsen R, Sandvik L. The effects of long meditation on plasma melatonin and blood serotonin. Med Sci Monit. 2004;10:CR96–101.

(2)QI-TRAINING ENHANCES NEUTROPHIL FUNCTION BY INCREASING GROWTH HORMONE LEVELS IN ELDERLY MEN &Pages 1313-1322 | Published online: 07 Jul 2009

(3)Effect of regular yogic training on growth hormone and dehydroepiandrosterone sulfate as an endocrine marker of aging

(4) Kjaer TW, Bertelsen C, Piccini P, Brooks D, Alving J, Lou HC. Increased dopamine tone during meditation-induced change of consciousness. Brain Res Cogn Brain Res. 2002;13:255–9.

(5)Wachholtz AB, Pargament KI. Is spirituality a critical ingredient of meditation? Comparing the effects of spiritual meditation, secular meditation, and relaxation on spiritual, psychological, cardiac, and pain outcomes. J Behav Med. 2005;28:369–84.

(6) 2004 Sep;29(3):213-21.Hemodynamic changes during long meditation.

(7) 2008 Apr;14(3):241-50. doi: 10.1089/acm.2007.7185.Differential effects of relaxation techniques on ultraweak photon emission.

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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