受精卵もいい状態、なのに着床後に育たないどうして?

受精卵もいい状態、なのに着床後に育たないどうして?

妊活落胆する女性

体外受精を繰り返してきて、いつになく採卵できた卵の状態もよく

受精後の分割もきれいで、医師からもいい状態だといわれたのに、

着床してその後育ってもらえません・・・。

いったいどうしたらいいでしょう?

ただ、年齢だけとか、ただグレードとか、そういったものだけが

妊娠に関係しているとも思えません。

いったいどうしたら私は妊娠できるの???そう思われている方も

多くいらっしゃいます。

 

 

なぜ着床しないの?

不妊治療でできる事は、あくまで、卵子と精子の距離を縮めるという事につきます。

それ以外の妊娠における母親の体の中で起きるメカニズムにおいては、

やはり健康的でいい状態にたもてるように

本人が整えておかない限りいい状態で子供が育つということは難しくなります。

 

妊娠においては、

神経のバランス、ホルモンのバランス、免疫系のバランスが大きなカギを握ってきます。

 

不育症や流産の原因ともいえるものは、

医学的にわかるものは6割程度であり、

それらの内訳をみると、

ホルモンの異常や免疫系の異常が大半を占めます。

それ以外の原因というと、やはりメンタル面の影響が大きいのではないかと

専門家は推測しています。

 

子供ができないのは免疫バランスの異常

特に、免疫系の異常では、

攻撃をする必要がない細胞にまで攻撃をしてしまい、

妊娠を維持できなくなってしまいます。

胎児の半分は夫の組織に過剰に反応してしまう免疫異常

お腹の中の赤ちゃんや受精卵の半分は、男性側からの組織で作られます。

そのため、赤ちゃんは母体にとって、異物と見なされてしまう可能性があります。

本来は、妊娠にはそれを阻止し、赤ちゃんを体内で育てるためのメカニズムがありますが

この妊娠維持のメカニズムがうまく機能せず、異物と認識してしまうと、

流産を引き起こすといわれています。

 

着床しないのは免疫異常を引き起こすストレス

心の問題、メンタル面は妊娠にはとても大きくかかわります。

いつも、不安、いつも焦る、いつも悩んでいませんか?

心が落ち着かない状態が続いては、ホルモンや自律神経だけでなく

免疫系にも大きく影響を与えて不妊体質にしてしまいます。

 

心の状態は必ず体の状態となってあらわれでます。

ポジティブ心理学の研究でも心と体の状態についても研究されていて、

妊娠しやすい免疫バランスも整った健康的な調和がとれた状態を望むのであれば、

まずは心が穏やかで幸せな気持ちに包まれることからがスタートになります。

そのためにできることで非常に有効なのが催眠療法です。

(テレビとかで行われる催眠術とは違います)

顕在意識と潜在意識の連携をうまくとって、心を変えるすごい技術で、

妊娠しやすい心と体を作り上げるために重要なスキルになります。

 

まとめ

受精したとしても着床していかない、その後胎児が育っていかれる環境がないため

妊娠できずにいるのですが、その環境を作ってしまうのが免疫バランスの異常です。

妊娠していく際には免疫寛容をおこし、自分以外の細胞を受け入れていく必要があるのですが、

そのメカニズムがうまく働くなくなってしまうから

精子も受精卵も攻撃されてしまい、妊娠につながらなくなってしまっています。

そんな免疫バランスに影響するのが心のトラブル。

今すぐに整えていきましょう。自然妊娠でも、不妊治療でも着床しやすさが必要な方にとっては

絶対に必要な事になります。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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