妊娠に!マイクロバイオームやフローラからみた食事のポイント

妊娠に!マイクロバイオームやフローラからみた食事のポイント

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妊娠しやすい体をつくる子宝食についてお伝えしていきます。

妊娠力を上げるという事は、本来持っている身体を健全な方向へ働かせようとする力を取り戻させることです。

ホルモンバランスを整え、質の良い卵子や精子、細胞の修復が促されるよう、

日頃からお食事にも気をつけていきましょう。

そして、近年注目を浴びているのが

そのための食事についてポイントをまとめて、お伝えしていきます。 

 

子宝食4つのポイント

1 妊活中に取った方がいい食べ物

2 とらない方がいい食べ物

3 食事のバランスのとり方

4 食事の仕方

 

1 妊活中のに取った方がいい食べ物

食べ物からとった栄養は消化吸収されて、全身を巡り、

どの臓器や器官も細胞も、同じ栄養素から構成されて出来上がるので、

健康的で元気な体をつくっていくには、食事も大切な一部になります。

 

卵子にだけよい栄養、子宮にだけよい栄養があるわけではないので、

妊活中は、卵子に良いとか精子の質を上げるためのサプリメントもたくさんありますが、

購入時にはよく検討していただきたいですね。

普段食べている食事の見直を心がけていくことを平行していきましょう。

私たち人間の体は、脳も、心臓も皮膚も髪の毛も全て同じ元素でできています。

栄養素ももっともっと細かく分解してみると元素というものになります。

人の体に必要といわれる10大元素は以下のものになります。

 

H(水素) O(酸素) C(炭素) N(窒素) P(リン)

S(硫黄) K(カリウム) F(鉄) Mg(マグネシウム) Ca(カルシウム)

 

必要な栄養は食事からで充分

H(水素)はまず、水を飲めばとれます。人体の60%が水です。他にも糖質・タンパク質にも含まれます。

O(酸素)は糖質やタンパク質にふくまれます。

C(炭素)はタンパク質や炭水化物などの炭素化合物に含まれます。

N(窒素)はタンパク質に含まれます。

 

なので、適度に水分を取って、

お米や小麦などを使った炭水化物と肉・魚・タマゴ・豆腐といったものを

とっていれば4つの主要元素は十分です。

 

P(リン) S(硫黄) K(カリウム) F(鉄) Mg(マグネシウム) Ca(カルシウム)

 

これらはミネラル分なので、

適度に果物や野菜、海藻類、乳製品をとれば充分足ります。

 

お米やパン、肉や魚・卵・豆腐に野菜や果物、

海藻類や乳製品をとってさえいれば栄養的には本当は充分なのです。

タンパク質をとる時は、肉や魚や卵を中心にとっていっていきましょう。

妊娠しやすくするために、特別なことを食事のメニューに考えるのも、

サプリの摂取も必要はありません。

 

2 とらない方がいい食べ物

妊活中という事に限りませんが、摂取しない方がいいものはもあります。

食べ物でいえば

 

・砂糖の入った甘いもの

・加工食品

・食品添加物の多い人工的なもの

・炭水化物中心の食事

・たくさんのカフェインの入った飲み物

 

主に、砂糖を多くとったり、炭水化物中心の食事では血糖値の変化が急激になります。

どうしても血糖値が下がるとイライラしたりしてきます。

イライラしてストレスがたまってくると自律神経の不調、ホルモンバランスの乱れのもとになります。

 

また、加工食品に保存料、添加物色々なものが入っています。

これらは、細胞の奇形を誘発したりします。保存料の効果には驚かされます。

パンでも、自分が作ったパンなら3日くらいでカビが生えてくる一方で、

1週間たっても10日放置しておいてもカビも生えてきません。

加工してレトルトパウチなどに入って売られているモノにも入っています。

仕事などで忙しいのもわかりますが、頼りすぎない事も大事です。

また、カロリーオフという表示のあるものには人工甘味料が使われています。

これらは自然界にはない化学構造をしています。

これらを摂取し続けたら出てくる影響というのは

未知数なところがありますが、免疫系へ悪影響を及ぼすという説もあります。

ラーメン・うどん・そば・カレーライスなどは炭水化物が中心で、

食物繊維やタンパク質も少なくなりがちです。

なので、こういった食事が多い場合は野菜やサラダを付け合せたり

バランスをみましょう。

炭水化物でも白米や小麦は精製されているため血糖値を急激に変化させやすいので

気分にむらが出やすく、高い血糖値は炎症反応が血管の中で起こりやすく

生殖機能の低下を招いてしまいます。

 

カフェインは脳の化学物質アデノシンの働きを妨害して

血中のアドレナリンを増やす作用があります。

コーヒーなどを飲んだ後は神経が刺激されてスッキリしてやる気が出るかもしれませんが、

その効果は30~60分で消失して、その後はさらにやる気がでなくなってしまいます。

寝る前の摂取は睡眠の妨げにもなってしまいますね。

日中はに飲むようにして、1日に数杯でとどめるようにしましょう。

 

3 食事のバランスのとり方

あれが足りない、これが足りないと不足していると思い込みすぎてはかえって

カラダにはよくない状態になってしまいます。

 

神経質になりすぎがストレスのもとに。

精神的なストレスやプレッシャーが生殖能力を下げてしまいます。

 

人間は今の時代であれば、栄養バランスに気をつけていれば、

栄養素が足りないという状態は防ぐことができます。

そのため、栄養バランスを整える事を意識していきましょう。

炭水化物とタンパク質や脂質との3大栄養素のバランスがわるく、

糖質過多に偏りやすいのが現代の食事スタイルの特徴です。

 

 

4 食事の仕方

食べ方を気を付けていくことも大事です。

どういった食べ方に気を付けていくのかポイントをまとめました。

 

1 楽しく、美味しく食べる

2 この食事で自分のカラダが元気でイキイキと活性化して、健康になると思って食べる

3 食べる事に集中する

4 家族で一緒に食事をする時間をつくる

5 よく噛んで食べる

6 野菜から食べる

7 腹八分目を心掛けて、空腹で次の食事をむかえる

 

栄養の消化吸収には、交感神経と副交感神経という自律神経の

はたらきも関わります。

そのため、妊娠しやすさにつながるのは、

まずは、自律神経が整ってくるようにすることがかかせません。

 

外国では、ゆっくりお話ししながら食事をとる習慣があったりもします。

忙しい日本では中々難しいですが、よく噛む、食べ方を気をつける

といった些細な事ですが、楽しい食卓は

元気で調子がよい健やかな体つくりの基本になるものです。

 

それでも時間は確保できない場合は、その時食べる食事に

集中して、美味しいな、楽しいな、体がイキイキしてくる、

元気がでるそう真剣に向き合って

食べてみてください。この行動こそが大きな違いを生み出す1歩です。

 

参考文献 「食べてはいけない」「食べてもいい」添加物 著 渡辺 雄二

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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