卵子や精子を老化させる活性酸素を減らして自然妊娠へ

卵子や精子を老化させる活性酸素を減らして自然妊娠へ

kouso

妊娠には、あなたの体が本来持っている妊娠できる力を引き上げてこなくては

いけません。この妊娠力を下げてしまうモノとして、

活性酸素があります。

活性酸素は、フリーラジカルとも言われていて、

細胞を老化させてしまい、病気の原因にもなってきます。

活性酸素は免疫システムを機能させるために必要ではありますが、

必要以上にありすぎると、今度は自分の細胞を攻撃してしまいます。

活性酸素が増えすぎてしまうと細菌だけでなく自分の体の細胞も傷つけてしまったり、

体を酸化させてしまう害があることもわかっています。

過剰な活性酸素は女性の子宮内膜を薄くして、

受精卵を着床しにくくさせてしまいます。

では、大事な細胞を酸化させないように活性酸素をどうやって減らしていったらいいのでしょうか?

もともと、体には活性酸素を除去するシステムがあります。

それを、活性酸素を沢山生産してしまう生活をしてしまうと、このシステムでの除去が

追いつきません。

そして、抗酸化作用を強める食品を摂取するように勧められているかもしれませんが、

すでにとりすぎているのに、栄養を補おうと食品を追加でたくさんを摂取したり、

何かの食品に偏ったりすることで

さらに代謝の過程で活性酸素(フリーラジカル)を生み出してしまうようになります。

活性酸素を除去する効果があるとされるものに、体内にある酵素が活躍します。

SOD酵素といわれる(スーパーオキシドディスムターゼ)です。

他にも、カタラーゼ、ペルオキシダーゼという酵素も活性酸素を除去します。

よく噛むとこれらを含んだ唾液がでてくるので、

よく噛んで食べることは活性酸素対策にも良いです。

現代の食事では柔らかい食べ物が増えて、よく噛まない人が増えています。

さらに忙しく慌てて食べたり、食事中に他の事を考えて食事に集中しないで

いることも、酵素を出しにくくさせてしまっています。

よく噛むことは、歯や脳によいだけではないのです。

消化・吸収や抗酸化作用にも非常に重要になってきます。

抗酸化作用があるからといって、酵素をサプリメントとして摂取しても、

それだけでOKと思わないでください。

人の食事の時に噛む回数は、時代とともに大きく変化してきています。

現代では食の欧米化も進み、食事の際に噛む回数はだいたい600回ほどで、

食事時間は約10分程度と言われています。

戦前では咀嚼回数約1400回、食事時間は20分程度。

さらに時代をさかのぼると、鎌倉時代で2600回、食事時間は約30分。

弥生時代ではなんと、咀嚼回数は約4000回弱で、食事時間は約1時間にもなります。

現代と弥生時代では、なぜこんなにも咀嚼回数が違うのでしょうか。

現代では、軟かくて食べやすいものが好まれる傾向にあります。
ハンバーグやパン、スパゲティー、牛丼におそば。

時間がない人がすぐに食べられるものや手軽なもの。

軟かく食べやすい食べ物は、忙しい人々に多く利用されています。

ふわふわと口当たりの良いもの、つるつるっとしたのど越しの良いもの

好きな人は多いはずです。今ではカレーは飲み物と表現されるくらいに

噛まずにためてしまう人もいるくらいです。

弥生時代では、穀物の米、あわ、ひえ、木の実を中心とした、

どんぐり、くるみなど食生活でした。

食物繊維が豊富で、噛みごたえのあるものが中心です。

精製された穀物はないので、どれも硬いので多く噛まなければ飲み込めないものばかりでした。

これほどまでに噛まなくなったり、食物繊維を摂取せず、糖質が多い食品をとっている時代は

ここ最近の話です。

それに伴って増えている病気も多いのです。

不妊症・・・こういった食生活の変化の影響を受けていないとはいえません。

結局、酵素だけが活性酸素除去に貢献しているだけでもありませんし、

本来の妊娠できる力を取り戻していくには、

より自然に近い形のライフサイクルに戻し、

もともと備わっている妊娠できる力を呼び戻すことが結局は早くに妊娠できます。

サプリメントは手軽ではありますが、

それよりは地道ですが自然な形のライフサイクルに戻していき、

生活習慣を見直すことで妊娠できるようになっているのを、

沢山の悩みをかかえる女性と関わってきた経験から言えるのです。

サプリは飲んでみたけれど、やっぱり妊娠できなかったという声の方が

実体験としてよく耳にします。飲んでみてもいいのですが、

それさえ飲めば妊娠できると思ってはいけません。

あなた自身で、妊娠できる力を取り戻すためには取り組んでほしい事が

あります。今まで慣れ親しんだライフサイクルを変える事は

難しい事もわかりますが、小さくても変化を起こし始めれば

必ず結果がついてきます。

特に活性酸素を減らし、細胞を若返らせていくために必要な事を

体のためにしてあげてください。

以下に大事な点をあげてみましたので参考になさって下さい。

・質の高い睡眠をとっていく事

・ストレスをうまく対処していく事

・食事はよく噛んで食べるようにして、できるだけ加工食品に頼らない事

・食事や間食で糖質をとりすぎないようにする事

・リラックスした深い呼吸を心掛ける事

 

ここまでお読みいただき本当にありがとうございます。

 

 

 

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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