40代からでも妊娠しやすい栄養素たっぷりの野菜は?

40代からでも妊娠しやすい栄養素たっぷりの野菜は?

高齢、40歳以上でも自然妊娠ができるのか、かなり気になりますね。

妊娠を望まれる方にとっては、気がかりな点なのではないでしょうか?

40代からは特に体外受精での妊娠率と自然妊娠との率に開きが亡くなっていきます。

治療任せでもうまくいかないところ。

妊娠しやすい体質作りに必要な栄養素である酵素や抗酸化作用があるβカロテンについて

野菜と有効な摂取方法についてご紹介します。

 

 

年齢がきになるかも!でも妊娠できるように野菜をとろう

自然妊娠は、統計的には年齢があがるにつれ妊娠はしにくくなってはしまいますが、

40代、50代でも妊娠報告はあります。ただ、閉経前10年くらいまでが

妊娠可能年齢といわれています。妊娠できる期間には限りがありますが、

できるだけ早期に妊娠していかれるのが理想。

妊娠しやすさに影響するのは、食事面もとても影響がおおきいですよ!

妊娠には卵の質やホルモンバランスが整ったママの体質がとっても大事になってはきます。

そのためには、

日頃から体の代謝をよくする生活が欠かせません。そして何より老化させないように

抗酸化作用が高いものを摂取していきましょう。

 

代謝に関わる酵素を取り入れよう

女性ホルモンと酵素はとっても関係があるのです。

女性ホルモンであるエストロゲンをつくるのに、

酵素・補酵素・ミネラルが必要です。

酵素不足ではエストロゲンの分泌が減り、代謝の低下を引き起こし、

排卵への悪影響から、卵の質の低下を引き起こしてきます。

 

酵素をとって自然妊娠しやすい体質へ

研究チームは、子宮内膜症と診断され、不妊症でもある女性21人の子宮内膜を調べ、

「HDAC3」と呼ばれる酵素が少ないことを発見。

さらに、遺伝子操作でHDAC3を持たないマウスを作製し、不妊症になることを確かめた

内膜症不妊 酵素が原因か

 

女性ホルモンのバランスを整えて、妊娠しやすい体質へ

そして、妊娠後もおなかの中ですくすくと赤ちゃんが育てるように代謝の良いカラダにするためにも

酵素をたっぷり含んだ食べ物を食べていきましょう。

代謝が良くなると効率よくエネルギーを生み出せるので

さびにくい、質の良い卵・精子へと変わっていかれます。

酵素が原因で内膜症不妊になっている?という研究が特定の酵素の不足によって

起きているのではないかというものも発表されています。

 

 

酵素たっぷりおすすめ野菜7選

 

レタス、

ニンジン、

セロリ、

キャベツ、

トマト、

きゅうり、

大根

 

 

酵素を含んだ野菜や果物の効果的な食べ方

酵素は、熱に弱く、少し加熱しただけでも、破壊されてしまいます。

そのため、生のままサラダなどで食べたり、

ミキサーでジュースにしたり、すりおろして食べるのがおすすめです。

さらに、押さえておきたいポイントとしては、

鮮度もとても大切だということです。

ジュースをまとめて作って数回に分けて飲む事ははおすすめできません。

新鮮な状態で摂ることを心がけていきたいですね。

 

そして、酵素はビタミン、ミネラルなど一緒におとりいただくと

さらに代謝をあげる効果が高まります。

なので、果物などと合わせた生ジュースがおすすめですね。

 

・キウイ、

・アボカド

・バナナ

・リンゴ

・パイナップル

他にもパパイヤなど、南国系の果物には酵素がたっぷり含まれていますよ。

 

抗酸化作用が高い野菜 βカロテンに注目

ハーバード大学の研究では、349人(18歳から45歳)の抗酸化物質やその関連した物質の摂取と

体外受精での治療成績に違いがあるか調べています。(1

体外受精治療開始前に過去1年間の131種類もの食べ物の摂取頻度と

1回のおよその量やサプリメントの摂取状況を調べて栄養素の摂取量を推測し

4つのグループ分けをしました。

その結果、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化ビタミンの

摂取量はその後の出産率と関連しなかったのです。

でも食事からβカロテンを最も多く摂取したグルーブは少ないグループに比べて

妊娠率が優位に高かったのです。これにおいてサプリでのβカロテン摂取関係がありませんでした。

栄養素そのものというよりは、βカロテンを多く含む食品の他の影響などもあって

妊娠しやすくなっているのでしょう。

βカロテンが多く含まれる食べ物は、

 

・にんじん

・かぼちゃ

・ブロッコリー

・トマト

・みかん

・柑橘類

・スイカ

 

などとにかく色鮮やかな緑黄色野菜にはβカロテンは多く含まれています。

 

βカロテンは他のビタミンの働きを助けている

β-カロテンは、ひとの体内で必要量に応じてビタミンAとなって働いてくれます。

体内に入ったβ-カロテンは、約3分の1が小腸で吸収され、体内で必要な量のみがビタミンAへと変換されてます。

カロテノイドの中でもβ-カロテンのように、体の中でビタミンAとして働く健康成分は

プロビタミンA(ビタミンA前駆物質)と呼ばれています。

プロビタミンAは約50種類存在しますが、β-カロテンはプロビタミンAの中でもビタミンAとして作用する割合が

とても高い栄養素ちなっています。

ビタミンAへと変化したβ-カロテンは体内で他の栄養素の働きを促進するということが知られていますから、

他のビタミンの成分であるビタミンB 、ビタミンD、ビタミンEなどもどれも

妊娠には重要な働きをしてくれていますが、ビタミンAがいないと充分な働きや効果が発揮されない

といわれています。

そのため、おおもとになるβカロテンはとっても重要なポジションなのでしょう。

 

妊娠しやすくしていくにはバランスよく、色とりどりの食べ物を取り入れて

こちらを参考に楽しい食卓にしていきましょう。

妊娠するには?不妊改善のための根拠に基づく食べ物栄養とは

 

 

(1)Article in Presshttps://doi.org/10.1016/j.ajog.2019.07.011  Switch to Standard ViewSwitch to Enhanced View Mediterranean diet and outcomes of assisted reproduction: an Italian cohort study

・日経ヘルス 編 サプリメント事典 日経BP社

・吉川敏一、岸田康史 (2009) “医療従事者のための サプリメント・機能性食品事典” 株式会社講談社エディトリアル

・中嶋洋子 著 食べ物栄養事典 主婦の友社

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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