妊娠するために知っておきたい【妊娠率】を上げるための病院選び

妊娠するために知っておきたい【妊娠率】を上げるための病院選び

不妊治療を考えた場合、病院・クリニック選びは非常に大切になってきます。

近所だから、有名だから、その理由だけで選んでしまえば、

妊娠しにくい体質を作り上げてしまうリスクすらあるのが、不妊治療とも言えます。

妊娠したくて、病院を頼るようになって、ステップアップ治療の流れにそっていくのが、

妊活の常識になってしまっているのかもしれませんが、

そんなステップアップやホルモン療法、採卵のための刺激方法によっても

妊娠しやすくなるのかどうかは全く異なります。

妊娠率を上げるためには、不妊治療を行う病院の選び方で大きく変わります。

どんな病院選びをしていくといいのか見ていきましょう。

 

こんな病院を選ぶといい

不妊治療は、卵子と精子の距離を縮めてくれる治療です。

不妊治療の成績の良さを左右する大事なポイントは、受精、培養の技術にこそあります。

よい、培養室をかかえ、腕の良い培養士がいる病院を選んでいくことが

とても大切になります。

技術面の大事な部分を担うのは、医師ではなく、培養士にかかっています。

医師が女性の体のことを考えて、

不必要な検査や治療をしなくても、妊娠させられる技術と腕と自信を持っている

病院を選ぶことが大切です。

 

不要な検査や治療って?

ステップアップといういまでは常識になっている治療のステップアップですが、

妊娠するために、女性の卵子は老化と闘わなくてはなりません。

タイミング療法も、本当に妊娠しやすいタイミングは、

自身で基礎体温表と、排卵検査薬との合わせ技で、排卵日前1・2日前を

探り当てていく方が確実に妊娠確率はあがります。

病院で排卵を確認していたのでは、本当に妊娠しやすいタイミングを逃してしまいやすいから。

また、原因を一生懸命追及していては時間がかかりすぎてしまったり、

人工授精の適応でもないのに、妊娠確率が下がる人工授精を何度も繰り返していては、

ホルモン療法による卵巣への負担が大きくかかりすぎたり、

卵子の劣化を招きます。

 

腕のよい培養士がいる病院の見極め方

不妊治療においては、妊娠のカギを握ってくる体外受精において、妊娠率を高めることが大事です。

よい培養室をもち、手先が器用で腕の良い培養士がいる病院が

一番妊娠確率が高まってきます。

有名な病院、広告をいっぱい出している病院が必ずしも、

そういった病院であるとは限りません。

 

 

たくさん、採卵しようとする病院は要注意です。

卵巣刺激によって、排卵を誘発させていきますが、

たくさん取れるほどよいと思ってはいませんか?

自然な排卵であっても、1周期で通常1個の排卵です。

たくさん刺激して、たくさん育てて、たくさん採卵したとしたら、

何ができあがるのでしょうか・・・。

それは卵子1つ1つの質の低下と、その後の妊娠しにくい体質です。

 

だからこそ、無刺激、もしくは低刺激で体外受精を行っている病院は、

採卵できる数は少ないのでしょうが、その少ない数でも授精させ、移植させるまでに

持っていかれる腕と自信がある病院という事になります。

 

同時に、女性のからだのことも思いやってくれている病院ともいえます。

 

 

 

急速凍結法を取り入れている病院は

ステップアップの最終段階に位置する、凍結胚移植。

体外受精では受精させた卵をすべて子宮に戻すわけではなく、

必要に応じて、受精卵を液体窒素で凍結させます。

凍結させて保存できれば、次の生理周期や、2人目、3人目の時など、

希望するタイミングで子宮に戻してあげられます。

その時の、凍結させる方法には凍結緩慢法と急速凍結法と2種類あります。

凍結緩慢法は機会をつかい、ゆっくりと凍結させる方法であり、

方、培養士の手によって、おこなう急速凍結法を取り入れている

病院は少ないのですが、腕のよい培養士でしかできない方法であり、

この方法を取り入れている病院は、よい培養士がいることが期待できます。

 

 

不妊治療でもできないところを整えておいて

妊活でいきづまったら、不妊治療へという流れは一般的なのかもしれません。

しかし、不妊治療でもできないことはあります。

腕のよい培養士なら、90%は受精させることが可能といわれています。

しかし、それでも妊娠できないその理由は、

卵子の質が低下してしまっているから、

受精卵が着床できる環境が整っていないからです。

妊娠に本当に必要な力というのは、受精卵が着床できる定着力であり、

これは、ご本人が自身の改善をしなくてはできない部分です。

 

不妊治療において、よい病院を選ぶことももちろん大事ですが、

さらに妊娠できるようにするためには、

受精卵が着床する定着力をつけていきましょう。

 

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この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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