子作り希望する若い20代でも妊活前の乳がん検診はおすすめ
更年期を迎える女性に多いと言われる乳がん。
多くはありませんが、34歳以下の人でも若年性乳がんになる可能性はあります。
妊娠が発覚してからだと思うように治療が進まなくなってしまうため、
子作りを希望する20代でも妊活前に乳がん検診がおすすめです。
若年性乳癌の特徴
2017年34歳の若さで亡くなった小林麻央さん。
乳がんと戦いながら、彼女の頑張って生きる姿は国民を勇気づけ、
子供と触れ合うブログ写真の姿に多くの人が涙を流しましたよね。
麻央さんのニュースを見て若年性乳癌と言う言葉を始めて聞いた方もいるのではないでしょうか。
人は病気や死が身近で起こらなければ病名について知る事もなく、
危険性やリスクについて考える人が少ないのだと思います。
そして、乳がんもその一つ。
若い人がなる確率は乳がん患者の割合からすると3%程と少なく、
更年期を迎える40代50代の増加が目立つ事から国や市も40歳から乳がん検診を推奨しています。
そのため、若年性乳がんの発覚経緯は検診ではなく、
自分で胸のしこりに気づき受診するという流れが多いので、
腫瘍の大きさも比較的大きくステージもⅡ期やⅢ期まで進んでいるのが特徴。
若年性乳癌になりやすい人は、若い年齢で乳がんや卵巣がんのかかった事の
ある血縁者がいる人(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)、BMIが低い人が多いようですが、
当てはまらない方はもちろんいますので油断は大敵です。
将来のがんリスクの原因となる生活習慣の乱れなどは若いうちから改善していきましょう。
妊活中、妊娠中に発覚した場合のリスク
お腹の中にまだ赤ちゃんがいない場合、
乳がん治療を終えた後も妊娠する事は出来きます。
もちろん、後に赤ちゃんを授かったとしても奇形児リスクなどはなく、
乳がん治療を行っていない方と同じように出産・妊娠が出来るので安心して下さい。
ただし、ホルモン治療、抗がん剤治療など治療方法は様々ありますが、
無月経を引き起こす治療法もありますので、
担当医に出産・妊娠希望しているという強い意志を示すようにしましょう。
妊娠中に乳がんが発覚した場合には、胎児の事を考え症状に合わせて慎重に治療は行われます。
妊娠中に手術を行い無事に出産したケースもあり、育児に励んでいるママもおられるようです。
しかし、母体が危険な状態には赤ちゃんより、お母さんを優先する事があります。
自分が助からなければ赤ちゃんを助ける事は出来ないと頭で分かっていても、
最悪のケースを考え自分に嫌悪感を抱いてしまうことでしょう。
そうならないためにも、妊活前の早めに検診を受けて早期発見がカギとなるのです。
まとめ
若年性乳がんになる確率は低いですがゼロではありません。
妊娠を希望する女性は自分の体を守る事が赤ちゃんを守る事に繋がります。
妊娠しやすい体作りだけではなく、赤ちゃんと無事に出会え、
幸せな日々を暮らす未来も考えて妊活を行っていって下さいね。
パパと赤ちゃんにとって、あなたは世界に一人しかいない大切なママですよ。