男性の精子も老化する!30代で子作りを始めるなら要注意。
30代から男性の精子も老化すると言われています。
そのため、なかなか子作りがうまくいかないご家庭では、
不妊原因が精子老化によるものの可能性があるので注意しましょう。
また、精子を老化させないための生活習慣もご紹介致しますので試してみて下さい。
精子老化が始まるのは30代!?
WHOの基準では、精子濃度は精液1mlに対し精子量は1500万ml以上が望ましく、
そのうち活発的な精子が40%以上が理想とされていますが、
昨年欧米では男性の精子濃度が40年前に比べ半数も減少しているという調査結果が出ており、
日本でも減少傾向にあるようです。
また、精子濃度が高く動きが活発で受精に成功しても、
その次の工程に必要な能力が備わっていない精子が存在する事もあり、
DNA損傷が原因の一つであると考えられています。
そして、損傷した精子が30%以上になると自然妊娠が難しいと言われ、
精子の力が衰え始めるのが30代で、
35歳を過ぎるとさらに降下を辿る男性もいらっしゃるので注意しましょう。
子作りはパートナーがいなくては行う事はできません。
そのため、女性の方だけではなく、男性も年齢と共に妊娠に必要な男性としての機能、
つまり精子の量や運動能力が低下していきますので、不妊かな?
と思ったら男性の方もしっかり検査を行うようにしましょう。
精子の老化防止方法
精子の老化原因には環境の悪化やライフスタイルが関係すると言われ、
老化防止のために精子にストレスを与えないように工夫する事もできますので、
実践してみて下さい。
・禁煙・禁酒を行う
女性だけではなく、男性のタバコやお酒も妊娠率や流産率に影響があるので注意。
・禁欲は逆効果
禁欲すると精子濃度が高まるなどの噂を耳にしますが、運動率低下の危険があります。
・精巣は熱に弱い
精巣は熱さに非常に弱くストレスを感じてしまいますので、妊活中は特に気を付けて下さい。
サウナや膝に載せてのパソコンもNG。ブリーフよりトランクスがおすすめです。
・生活の乱れ
睡眠不足、食生活の偏り、肥満も妊娠率に関わってきますので運動不足にも気を付けましょう。
・自転車などの会陰部の圧迫
圧迫してしまうと局部の細かな血管に傷がついてしまい、精子の質の悪化に繋がります。
・飲むタイプの育毛剤に注意
飲む育毛剤は男性ホルモンに影響を与えてしまい、結果的に精液の質の悪化に影響があるとされています。
まとめ
35歳過ぎても妊娠に適している精子をお持ちの男性の方もおられます。
しかし、20代ですでに老化や衰えが始まっている男性もおりますので、
精子の質を悪化させない生活習慣を心がけてみて下さい。
また、女性も男性も精神的ストレスは妊娠率に大きく影響してきますので、
なかなか子作りがうまくいかないと不安に感じた時は
二人で悩まずに検査を行ってみる事も大切です。
夫婦で支え合って可愛い赤ちゃんを迎えてあげて下さい。