30代不妊の原因?子作りに欠かせないビタミンDの不足
妊娠率に大きく影響するとして、海外では子作りを計画している女性に葉酸と一緒にビタミンD摂取の推奨がされています。
ビタミンDが不足しがちな30代では、不妊に悩み辛い思いをする前に子作りを考え始めた時からビタミンDを意識していきましょう。
ビタミンDが推奨される理由
妊活において葉酸が重要である事はネットやテレビで多く紹介され、周知されるようになりました。
妊活中の女性は葉酸サプリを取り入れている人も多いでしょう。
葉酸と同様に妊活では知っておきたい栄養素がビタミンD。
妊孕性、妊娠、出産まで、とても重要な関わりがあると数々の研究で発表されるようになってきました。
形成に影響を与え質の良い精子や卵子、着床率の向上、AMH上昇、PCOSの予防、習慣流産・不育症リスク低下、
妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)と幅広く関係があると言われています。
体外受精の成功率も高めるとして不妊治療を行っている方にもおすすめのビタミン。
ビタミンDは妊娠率アップの効果が期待できるだけではなく、妊娠しにくい体へのリスク回避、胎児の命を守ると、
妊活から出産まで不足しないように心がけておきたいビタミンなのです。
若い人が不足しているのはなぜ?
厚生労働省が公表している1日の食事摂取基準量(2015年版)は年齢で異なりますが、
30代の方ですと男女共に1日の目安は5.5㎍(220IU)/日、耐容上限量は100㎍(4000IU)/日。
日本人の若い女性の多くは基準を満たしておらず、考えられる原因には二つあります。
ビタミンDは食事から摂取できるものでもありますが、日光(紫外線)を浴びる事で人が生成できる唯一のビタミン。
ビタミンDを多く含む食材は主に魚。
和食中心から離れている現代人の食生活では不足してしまう理由がなんとなく分かりますよね。
そして、二つ目の理由の日光なのですがどうでしょうか。
毎日日光に当たっているよ!という方でも注目して欲しいのは紫外線なのです。
紫外線はお肌の敵という意識から過剰にUVケアなどの紫外線対策をする女性が急増。
1日のビタミンDを必要とする紫外線量は都道府県や市によって異なりますが、
夏は10分、冬は40分程度日光に当たっていれば問題ありません。
シミ、シワ、皮膚がんになるのである程度の日焼け対策も大事なのですが、
何事もホドホドにという事です。
まとめ
ビタミンDも葉酸と同じようにサプリメントで摂取する事は可能です。
妊娠を希望される方は25ug(1000IU)を考えておくと良いと思いますが、
血液検査にてビタミンD濃度を調べ1日の摂取量目安を決めていくのがベスト。
過剰摂取すると健康に害があるのできちんと用法容量を守る事も大切です。
サプリメントの役割はあくまでも補助ですので依存せずに、
栄養バランスの摂れた食事を心がけていってくださいね。