流産後から妊娠するためにやっておきたい心のケア

流産後から妊娠するためにやっておきたい心のケア

流産を体験すると非常に強い悲しみや傷つきを体験します。

悲しみや落胆は流産を体験したその時だけでなく、その後半年、1年とたっても

そのつらさが継続されたりもしてしまいます。赤ちゃんを強く望んでいる場合は

赤ちゃんを授かれるまでそのつらさが続いてしまいがちです。

そのため心のケアしておくことが重要です。心のケアができていない事によって

より妊娠しにくい心身ともに良い状態にはなかなかなれないからですね。

 

流産によって3重の喪失体験でつらいストレスに

不妊悩む女性

流産によって失うものは多々あります。

まず1に、流産し赤ちゃんを失ったという喪失体験です。

そして、物理的に女性のお腹の中に宿って胎嚢ができ、心拍が確認でき、

超音波検査などで写真をとれば確かにいるキラキラとした存在が、いなくなるという喪失体験。

そして、赤ちゃんをさずかって思い描いた、妊娠しママになっていくイメージ、

産んでから思い描いた子育てや育児といった将来のイメージなども失う事になります。

二重にも、三重にも重なる喪失体験をしていることで、相当強いストレスを感じます。

そのため、流産後から女性ホルモンのバランスが崩れる、

前のような基礎体温や月経周期とは変わってしまった、無排卵になってしまったといった

ケースも珍しくはありません。また流産後は妊娠しやすいなんていうジンクスもあったりも

しますが、精神的にストレスを抱えたり、あまりに落ち込んで悲しんでいる妻に対し

性的な欲求がおこらず子供を授かる事へネガティブイメージを持つ男性もいるため

妊娠しにくい状況へとつながってしまう点もあります。

 

流産で悩む人が、年間40万人近くいる?

自然妊娠の場合は、10%~15%が自然流産を起こすケースがあり早期の異常として

ありますが、その割合が晩婚化や妊活の高齢化が進んでいる点もあり、さらに

2000年では20%へと引きあがっているといわれていて、国民衛生の動向より

平成20年の出生数より見積もると20万件から30万件はあることが予測されます。

専門家によっては、年間40万件は流産を経験している人口がいるとしている人もいます。

また、実際流産における精神的なメンタルケアというのは実際に医療機関で

長期にわたり行っているところはほとんどありません。

流産のつらさは1年、2年と長引くケースもある中でうまく対処できずに悩みながら

次の妊活に取り組み続けている状態です。

40代では流産率が40%~50%へと引きあがり、妊娠しにくい上に、

せっかく妊娠できても出産へとスムーズにすすみにくくなっているのが現実で、

流産を経験する確率も相当高まってきます。

 

流産によるストレスが次の流産にもつながりやすく

ストレスが不妊の原因にもなります。精神的な影響が如実に出てくるのが

妊娠や出産です。そのため流産後のケアとして有効と言われている

テンダーラビングケアなどを取り入れた場合は、流産の回比率が高まり、

次の妊娠へつながりやすくなっています。

流産を体験したことによる精神的なケアをカウンセリングなどを通じケアできて

いる場合は、妊娠しやすくなるという事になります。

 

流産後のケアをすると こんなにも妊娠しやすい

 

図の引用 不育症の診断と治療 慶應義塾大学医学部婦人科 丸山哲夫

 

色々な研究によっても流産回避が高まることがわかっています。

流産回避のためにテンダーラビングケアがどれくらい有効になるのかみてみましょう。

テンダーラビングケアを行ったことで流産を回避している割合がたかっており、

ストレスを緩和し、安心して女性が過ごせるように関わる事の重要性がお分かりいただけるかと

思います。逆に、心のケアを欠いては授かりにくくなることもうかがえますね。

流産という体験は私も2度体験しましたが、本当につらくできれば味わいたくはないですよね。

しかし、赤ちゃんを授かり産んでいくには、そこにおいてケアしておく必要も強く感じています。

 

流産での悲しみストレスは女性はより強く感じる

不妊落ち込む女性

流産によって子供を失ったつらさを男性も女性も同じように感じるのですが、

女性の方が、産んであげられなかった罪悪感や、健康に産めない自分ということに

女性としてダメだと思ったり、恥だと感じてしまう人もいます。

 

自分のつらかった悲しみを吐き出すところがない、人に言えない

どうしようもないのもわかっているのに、どうにもならないからつらい

同じ体験をした人ならわかってもらえそうだし、

言われる言葉を素直に受け入れられるけど、そうでないと聞き入れられず

人と話をしたくもなくなってしまうという事もあります。

つらいのが自分だけと思う事もつらいため、支えが欲しいとも感じています。

 

まとめ

流産といった喪失体験によって女性はつらい思いをしています。

そして、その期間は数日で解消されることがなく長ければ2年近くも

かかるものでもあり、ストレスによって妊娠しにくくなる、流産を繰り返しやすくなる

といった点からみても流産後は特に心のケアをしておくことが望ましいと言えるため、

カウンセリングなどをお役立ていただくとよいでしょう。

 

参考文献

不育症診療 日本医科大学付属病院 https://www.nms.ac.jp/hosp/section/female/guide/cure002.html

治療法としての「テンダー・ラビング・ケア」/妊娠しやすいカラダづくりhttps://www.akanbou.com/steps/step4/03.html

不育症について/井上レディースクリニック http://www.inoue-ladies.jp/infertility/fuiku/

流産の心理とケア/看護roo!  https://www.kango-roo.com/sn/k/view/1792

妊娠しやすいカラダづくり http://www.akanbou.com/steps/step4/03.html

流産・死産体験者を対象としたe -ケア・システムの構築と活用竹ノ上 ケイ子 慶應義塾大学看護医療学部教授

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、自然妊娠カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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