妊娠超初期症状あるのに妊娠検査薬が陰性どうして?

妊娠超初期症状あるのに妊娠検査薬が陰性どうして?

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妊娠したからあらわれる妊娠超初期症状があるのに、妊娠検査薬をチェックしてみても

陰性反応が出たら、どうしたのだろう、なぜなの?と思いますよね。

どういったことが考えられるのか、今後どうしたらよいか見ていきましょう。

 

妊娠超初期症状とは

よくある、妊娠の初期症状ではつわりで、おえっとは気っぽくなるのが有名

で、ドラマなどのワンシーンでもありますよね。

妊娠初期症状は、妊娠0週から妊娠3週という時期に妊娠してから

あらわれ出てくる症状なのです。

実際には、月経が10日ほど遅れ、妊娠5~7週ころに気づくケースがほとんどです。

そのため、妊娠超初期は症状がでるのには個人差もありますし、

でていても気づきにくいというのもあります。

妊娠週数は、28日周期の月経を基準に計算していきます。

そのため、最終月経の初日をスタートとし、月経初日を0週0日として数えています。

つまり妊娠0週は最終月経の期間となります。排卵が最終月経の初日から約2週間後として、

この時期はすでに妊娠2週に入り、それから約7~10日後に受精卵が子宮内膜に

着床して初めて妊娠が成立します。そのため、だいたいは妊娠3週でようやく

妊娠成立となるわけなので、この時期には目立った自覚症状が少ない事の方が一般的です。

 

妊娠超初期症状はこんな症状 妊娠のサインかも

妊娠すると、黄体ホルモンや卵胞ホルモンという、女性ホルモンのバランスが大きく変化します。

とくに妊娠を維持していくために、黄体ホルモンの分泌が維持され、

子宮内膜が剥がれ落ちる生理がおこらずに高温期を維持していきます。

生理が始まるのを止めたり、体温を上げたり、平滑筋という筋肉を緩めるといった

変化が起こることで、心身にさまざまな変化が起こっていきます。

そのため、「何か、いつもと違う! もしかして?」と思う妊娠のサインに気づくような

こともあります。

ただ、妊娠をのぞんでいたり、妊娠したかもと期待するあまり神経質になっていると

妊娠していなくてもそのように感じてしまったり、PMSを妊娠超初期と区別できずに

妊娠したかもと思ってしまう事もあるかもしれません。

よくある妊娠超初期症状は、

胃腸などに現れる症状

胃のムカムカ

何を食べても気持ちが悪い

食欲がない

便秘がち

体温や体調に現れる症状

熱っぽい

微熱っぽい

風邪っぽい

だるい

眠い

胸がはる

 

月経やおりものの変化

生理がおくれている

おりものの変化

おりものの色の変化

おりものが増える

おりものに少量の出血がまじる

 

 

妊娠超初期症状があるのに・・・妊娠検査薬陰性とは

いつもと何か違うから、妊娠超初期症状なのでは?とおもっても妊娠検査薬

で調べてみても陰性反応が出る事もあります。

大体の妊娠検査薬は、妊娠5週以降に使用していくことで正確な判定ができます。

妊娠検査薬では妊娠しているのかどうかがわかる仕組みは、ホルモンの分泌濃度

を見ているからですね。通常では妊娠しないと分泌されださない、

hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが分泌の濃度が高まり尿中に排出されて

くるためそれを検査していきます。

着床をすると作られ始めるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)は生理予定日である

妊娠4週目頃から出始め、その濃度がその後2~3ヶ月ごろにかけ作られる量が増えピークを迎えるとその後は

減っていきす。尿中のhCG濃度は50mIU/mL以上に増える事で判定していかれるのが一般的となる濃度です。

そのため妊娠超初期ではまだたとえ受精し着床したあたりであっても

充分にhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の分泌が始まっていません。

そのため陰性と判定が出る事もあります。

 

妊娠検査薬で陰性判定がでても様子を見て

あまりに早すぎる症状は、妊娠超初期症状なのか、PMSなのか判断がつきにくい

てんもあったり、個人差があり感じにくいため、まだまだゆったり見守った

方がよい時期になります。また生理予定日を過ぎても生理が来ずに、

基礎体温で高温期が続いていく場合は再度妊娠検査薬で検査してみましょう。

妊娠判定を正確にできる時期にまでなっていても陰性反応の場合は、

低温期に戻っているという場合は妊娠していない可能性が高くなります。

生理周期が整っているのに、生理予定を1週間ほど過ぎても生理が来ない場合は

産婦人科などで相談してみてもらいましょう。

また受精・着床し妊娠超初期症状があったのに、妊娠検査薬で陰性が出る理由としては、

流産している可能性もあります。

 

妊娠検査薬で陽性が出た人でも妊娠初期症状が出ない人も

妊娠検査薬で判定した時期がかなり早く、体の変化としてまだ表れていない可能性もあります。

一般的につわりは、妊娠5~6週で始まり、8~11週でピークになる傾向が多いため、

これからつわりなどの症状が始まるのかもしれません。

ただ、妊娠したからといっても症状がない人もいますし、つわりはないけれど眠気が強いとか

体がだいという事を訴える人もいますし、食べ物の好みが変わっただけ

という人もいて個人差がかなり出ます。

妊娠による体の変化は、症状も、表れる時期も、個人差があり多様です。

 

まとめ

妊娠超初期症状だけで妊娠したかどうかを判断していこうとするのではなく

時期を待って妊娠検査薬と基礎体温とで合わせてみていくことで

より妊娠したか正確に判断できます。またその結果によって、

産婦人科を受診し見てもらっていくことで胎嚢や胎児の心拍を確認していかれます。

楽しみの気持ちが先行して、妊活で焦りすぎたり期待のし過ぎも

精神的にはよくはありませんので、ゆったりと見守っていきましょう。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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