子どもできたと思ったら!妊娠超初期症状診断チェックリスト

子どもできたと思ったら!妊娠超初期症状診断チェックリスト

妊娠超初期症状とはどのような症状なのでしょうか?

良くある症状を20個にまとめましたので、妊娠超初期症状診断を行ってみてください。

もしかして、妊娠したかもと思ったら、

妊娠したことによっておこるよくある超初期の症状をチェックしてみましょう。

PMSの有無や重さなどに個人差があるように、妊娠超初期症状にも個人差があるので、

これらにあてはまっても、妊娠しているという絶対的なものではありません。

妊娠検査薬、基礎体温の変化と合わせ、時期が来たら必ず病院で診断を受けるようにしましょう。

 

妊娠超初期症状とはいつ?

では、まず妊娠超初期とはいつのことをいうのでしょうか。

一般的に妊娠がわかるとされているのは、早い方で生理予定日から1週間後あたりからだと思います。

妊娠検査薬も生理予定日から1週間後に使用しなければならないものです。

では、「妊娠超初期」と呼ばれるのはいつのことを指すのか?

それは、生理予定日の前後に起こる症状のことを指します。

妊娠超初期症状は妊娠初期に起こる症状と大変よく似ているため、

期待をしていただけに、生理がくるとがっかりされることもあるかと思います。

普段、生理前症状が無い方や、生理前に自分に起こる症状がハッキリとわかっている方をはじめ、

いち早く妊娠を察知して準備をしたいと思われている方は参考にされると良いでしょう。

 

妊娠超初期症状診断

女性 悩む

まずは、よくある症状20個をチェックリストにしてありますので、

ご自分の症状と照らし合わせて、チェックをしてみてください。

 

□少量の出血(着床出血)が見られる

□おりものが変わった・増えた

□微熱・熱っぽさ・寒気がある

□貧血気味

□倦怠感がある

□眠気がすごい

□腰痛

□下痢気味、または便秘になった

□下腹部痛や下腹部に違和感がある

□吐き気・胸やけ・胃もたれがある

□肌荒れ・シミがでひきた

□頭皮や毛髪のパサつき、乾燥が気になる

□頻尿

□おっぱいが張る・胸やちくびに違和感がある

□食欲が増してきた

□臭いが気になる・臭いで気分が悪くなる

□味覚が変化する・偏る

□唾液の分泌過多

□鼻水が出る

□イライラする・または情緒不安定

 

いかがでしたでしょうか?

では、ひとつひとつの症状についてみていきたいと思います。

 

少量の出血(着床出血)が見られる

 

着床時に少量の出血がみられる「着床出血」があります。

着床の際に、傷ついた血管から出血し、子宮の外に排出された血液が「着床出血」となるのです。

「着床出血」がみられる期間は妊娠1日〜1週間とされ、色も、茶色、薄いピンク、

鮮血のような色などとさまざまです。これらの特徴から、おりものや生理と間違えてしまう人が多いようです。

 

おりものが変わった・増えた

妊娠すると、赤ちゃんを細菌から守るため、おりものが増えるとされています。

妊娠前は、透明から白っぽい色が一般的ですが、妊娠すると、濃さが増したり、

色が白、黄色、茶色っぽく変化したという人もいます。

また、いつもより臭うと感じる人が多く、酸っぱい臭いやツンと刺激を感じることもあるようです。

おりものの変化の様子は様々ですが、みな一様に異変を感じている部分と言えるかもしれません。

 

微熱・熱っぽさ・寒気がある

微熱や寒気など、風邪に似た症状がみられます。

プロゲステロンの働きにより、子宮内膜やその周辺の血流量を増やすことで体温を上げ、

着床しやすい環境をつくります。これが高温相となるのですが、

着床後も妊娠を維持するために、プロゲステロンの分泌が続き、体温が上がったままとなるのです。

 

貧血気味

妊娠すると、子宮環境を整えるために、血液量が徐々に増えてきます。

妊娠前と比較すると、最大30〜50%も増加するといわれています。

しかし、血液量が増えるといっても、血液の水分である血清が大幅に増えるのですが、

赤血球や血小板などの細胞や鉄分などの成分は、血清ほどは増えない傾向があります。

すると、血液が薄くなり、貧血になりやすくなるのです。

あまり貧血がひどいときは、病院で鉄剤を処方される場合もあります。

 

倦怠感がある

 

頭がボーっとしたり、何もやる気が起きない、体が重いなどの倦怠感が現れる人も多くいます。

先の貧血同様、血液量が増え、血液が薄くなることで、鉄分やビタミンB1不足になり、

全身の倦怠感や足のむくみといった症状が出てきます。

 

眠気がすごい

 

プロゲステロンには、妊娠を維持するために体を休ませる役割があります。

その中に「睡眠作用」があるといわれていることから、いつもより眠気を感じる人が多くいます。

 

腰痛

「リラキシン」というホルモンの影響で、腰痛がみられることがあります。

「リラキシン」とは、妊娠初期から分泌される卵巣ホルモンの一種で

、赤ちゃんが骨盤の中を通りやすくするため、骨盤の関節をゆるめる働きがあります。

このゆるんだ関節を支えようと、周りの筋肉が緊張状態になることで、腰痛や下半身の痛みが生じてしまうのです。

ときに、「ぎっくり腰?!」と思うほどの強い痛みを感じる場合もあるそうなので、注意が必要です。

 

下痢気味、または便秘になった

プロゲステロンの増加や自律神経の乱れから、腸の働きが弱くなったり下痢や便秘になることもあります。

また、妊娠初期の他の症状が影響し緊張や精神的ストレスからくるものもあります。

 

下腹部痛や下腹部に違和感がある

下腹部の痛みや、おなかが引っ張られるような違和感が現れることがあります。

着床した胎芽を育てるために、子宮が伸縮を繰り返しているからといわれています。

痛みが長く続いたり、激しい痛みの場合は、他の要因や危険な状態も考えられるのですぐに病院で看てもらいましょう。

 

吐き気・胸やけ・胃もたれがある

プロゲステロンが、胃腸の働きを弱めてしまうためこのような症状が出ることもあります。

妊娠前と同じように食べ物の消化をすることができず、吐き気や胃もたれなどの症状が出てくるようです。

自律神経の乱れによっても胃酸の調整がうまくいかず、

胃酸が出過ぎて胃もたれになったり、出過ぎた胃酸が逆流することで、吐き気や胸やけを引き起こします。

 

肌荒れ・シミができた

プロゲステロンが、メラニンを生成するメラノサイトを刺激することで、

紫外線の影響を受けやすくなり、肌が荒れたり、シミや肝斑(かんぱん)が増えやすくなります。

女性ホルモンの変化によってできたシミや肝斑は、産後、自然に消えるといわれていますが、

妊娠生活はこれから10ヶ月もあるので念入りなケアをおきたいところ。

シミや肝斑は増えすぎてしまうと、そのまま消えずに残ってしまうこともあるので、いつも以上に念入りに紫外線対策をしましょう。

 

頭皮や毛髪のパサつき、乾燥が気になる

頭皮が乾燥で痒くなったり、髪の毛のパサつきが気になる人も多くいます。

こちらも、血液量が増え、血液が薄くなることで、

頭皮の血行が悪くなり、髪の毛まで栄養が行き渡らなくなるためといわれています。

 

頻尿

昼間だけではなく、夜中でも、トイレへ行く回数が増えてきます。

これもプロゲステロンの影響で、膀胱の筋肉がゆるんでしまったり、

腎臓の動きが活発になることで尿が排出されやすくなるなど、さまざまな原因が考えられます。

 

おっぱいが張る・胸やちくびに違和感がある

おっぱいが張ったり、少し痛みを感じるなどの違和感も現れます。

これは、エストロゲンの働きで、妊娠を継続させるため、

おなかの赤ちゃんの成長にあわせて、子宮を大きくし、乳腺を発達させて母乳の準備を始めるためです。

 

食欲が増加してきた

おなかが空いて仕方がない、満腹感がなくて食べ続けてしまう!

など、妊娠するといつも以上に食欲が増加することがあります。

赤ちゃんを育てる環境を整えるために、体は、妊娠前以上にエネルギーを必要とします。

また、赤ちゃんを守るために脂肪を蓄えようとするために、食欲が増すともいわれています。

しかし、妊娠初期までは、体重を増やさないように病院から指示されるので、

食べ過ぎで体重が増え過ぎないように、今からしっかりと管理しておきましょう。

 

臭いが気になる・臭いで気分が悪くなる

今まで気にならなかった臭い、平気だった匂いが、急に不快に感じるようになります。

エストロゲンには、嗅覚を敏感にする働きがあります。また、危険や害のあるものを察知し、

子どもを守ろうとする本能が働くともいわれています。

実際、赤ちゃんに害のある、タバコやアルコールの匂いで気分が悪くなったという人も多いようです。

 

味覚が変化する・偏る

今まで好きだったものが嫌いになったり、ひとつのものを執着して食べたり、

味覚にも変化が出てきます。こちらも自律神経の乱れが大きな原因といわれています。

「妊娠すると酸っぱいものが食べたくなる」というイメージ通り、酸味を欲しがる人が多いのですが、

「フライドポテトなど油っぽいものが食べたくなった」

「甘いものが苦手なのに、チョコレートが食べたくなった」など、味覚の変化は人それぞれのようです。

 

唾液の分泌過多(よだれづわり)

唾液が出続け、吐き出さないとならないほど分泌し続けることもある

「よだれづわり」というものがあります。唾液の質もネバネバとした状態に変化するのが特徴です。

プロゲステロンにより、胃腸の働きが低下することで、体内の水分の代謝がうまく行われなってしまい、

唾液となって排出されるのです。また、ストレスホルモンの異常や、

ビタミンB6の不足も原因のひとつと考えられています。

 

鼻水が出る(妊娠性鼻炎)

風邪かな?それともアレルギーかな?と思うほど、鼻水やくしゃみが止まらない…それは妊娠性鼻炎かも。

今まで鼻炎の症状がなかった人でも妊娠を機に鼻炎を発症することがあり、

「妊娠性鼻炎」と呼ばれます。

ホルモンバランスの変化や自律神経の乱れにより、鼻の粘膜が炎症を起こし、

少しの刺激でも過敏に反応してしまうことによりで起こります。

特に、花粉やハウスダスト、タバコの煙などが症状を悪化させてしまうので、気をつけてください。

 

イライラする・または情緒不安定

プロゲステロンが増えて、ホルモンバランスが崩れると、自律神経に影響が出てきて、

精神的に不安定な状態になります。笑っていたと思ったら、突然泣き出したり、

イライラや憂鬱な気分になるなど、情緒不安定がみられます。

 

 

<まとめ>

妊娠超初期症状と一致する症状がみられるのは、病院ではまだまだ妊娠判定が出来ない時期です。

「ちょっといつもと違うな」と妊娠超初期症状を敏感に察知するには、普段の自分の体のことをしっかりと知っておくことが大切です。

そう考えると、「妊娠超初期症状」は、新しく宿った命と自分の体に、

丁寧に向き合うためのサインかもしれませんね。

妊娠と思われる症状がみられたら、病院へ行く前に妊娠検査薬を使ってみましょう。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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