人工授精で子供ができない!治療で妊娠を逃さないコツ

人工授精で子供ができない!治療で妊娠を逃さないコツ

人工授精

ステップアップ治療、人工授精をしてきたのに子供ができない!どうして?と思いませんか。

人工授精は妊娠率が低い治療であり、選択を間違えると、

不妊治療でより妊娠しにくくなっていってしまうかもしれません。

人工授精と妊娠率、またな妊娠できないのか、といった部分から、

人工授精が適する症例などを見ていきましょう。いったいどういった治療や病院がおススメなのか、

一回一回の治療を無駄にしない大事なポイントについてご紹介いたします。

 

人工授精で妊娠率が下がるわけ

人工授精とは、性交を人工的に行う作業です。

射精されると、精液と精子とに女性の子宮頸管の部分で

分離する作業が行われるのを、人工的に行います。

人工授精では、受精に必要な精子を選択するために

薬品を使い、遠心分離機にかけてぐるぐる回すため精子が傷ついてしまいます。

そのため、精子の寿命が短くなります。

処理前の精子と、処理後の精子とでは、実際に寿命に違いが出ることが実験で判明。

人工授精は逆に妊娠率が下がってしまう治療といえます。

しかも、人工授精で妊娠率の期待ができるのは6回まで。

それ以上は妊娠率は継続して治療をしても妊娠が期待でしず、

妊娠率は低下の一途のようです。

 

子どもができない!人工授精での妊娠率って?

人工授精での妊娠率ってどうなっているのか見てみましょう。

もちろん、医療機関ごと違う事もありますし、近年では早くに妊娠できる

というのに期待がかかり、体外受精に進むケースも多くなっています。

一概にこの通りという事はいえないのですが、目安としてみてみましょう。

 

人工授精の1周期あたり妊娠率は5~6%程度です。また、

女性の年齢によっても多少違いが出やすく、

20歳代では10%程度、30歳代の場合は7%程度とされています。

 

自然妊娠での妊娠率と比べてみても1周期あたりの妊娠率は随分と下がり、

選択していく際には不妊の原因にあっている不妊治療なのかという選択を

間違わない事も重要な気がします。

一番成績が良いとされる20代女性でも、1周期の妊娠率が10%だとして、

10回継続し治療すると1回は妊娠できそうな確率です。

でも6ヶ月間も継続していたら妊娠率が下がってしまい期待できないとしたら・・・どうでしょう。

 

妊娠率が低い一方、不妊や治療が長期化することの方が、生殖にはハイリスクになります。

人工授精の選択には気をつけた方がよさそうですね。

 

人工授精が適するケースとは

しかし、もちろんこの人工授精が治療が適するケースもあります。

1.膣から子宮への通り道となる子宮頸管に問題がある場合

通常の性交では、精子が進入できないという場合です。

2.セックスレス・性交の不成立 といったケースです。

3.フーナーテストで問題があった場合。

 

なので、これらに合わないご夫婦としては、

かえって行わない方が、良い治療といえます。

時間のロスや、費用のロスにならずにすみます。

そして、何より。何度も女性が内診台に上がらなくて済みます。

屈辱的な思いをしなくてすみます。

結果に落胆しないで済みます。自信を無くさずにすみます。

強いストレスを受けずに済みます。

女性が自分は妊娠できない体質なの?女性としての能力に欠けるの?

そういうことで悩まずに済みます。

 

人工授精どういった病院や治療方針のところがベスト?

無駄なことを省くことで、

妊娠のチャンスを広げることも大切ですし、

女性が強いストレスを受けずに、自信をなくさないことは、

妊娠できる体質づくりには絶対に欠かせないことです。

かといって医師に言いにくい、かかっている病院の方針に逆らえない場合もあるでしょう。

治療にあたっては、女性の体のことを考えてくれている病院、

ステップアップ治療を取り入れない、

採卵の際に無刺激、低刺激で行い、ホルモン剤の使用に慎重な病院、

おひとり、おひとりに沿った治療方針を打ち出してくれる病院がおススメです。

 

不妊治療で妊娠を逃さないコツ

不妊治療は、あくまでも卵子と精子の距離を縮めてくれるお手伝い。

それでも妊娠できなかったり、受精卵が育ちにくい、着床しない、不育でなやむ

その共通点はというと、卵子の質を下げてしまう生活習慣、

ホルモンバランスを崩してしまう生活習慣にあります。

 

卵子の質も高く、ホルモンバランスも整って女性がイキイキ元気なら

妊娠できるようになります。

卵子の遺伝子の年齢は妊娠に関係なく、その周りをとりまく細胞質が妊娠率に

大きく影響することが研究でわかっています。

 

なので、あなたにとって一番大切なのは、細胞を元気にすること、

全身の細胞が元気で連携がスムーズに、

ホルモンバランスをはじめ血液循環などを整えていくことです。

そうすれば、病院を変えなくても、今行っている治療での成果も格段に上がっていきます。

ホルモンバランスを整えて、受精卵が定着できる体つくりをしていきましょう。

 

男性の精子の質を高めておく

男性の生殖能力や、精子の質を高めておくには、規則正しくバランスの取れた食事、

そして適度な運動や睡眠、さらにストレスやプレッシャーの軽減が必要です。

特に男性は思って以上にプレッシャーを感じやすいので、

妊活期間が長くなっていたり、治療が長引いている場合は

かなり精神的に負担感も男性なりに感じているものです。

性欲が低下している、性生活がタイミング狙いの排卵期しかなくなっているという方は

男性の精子の質は高いことが期待できないでしょう。

質を高めていくために、まずは夫婦の関係性や性生活を見直し、

精神的にかかる負担を解消していくことが最善でもあります。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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