子作りが成功しやすい20代でも知っておきたい流産知識
年齢と共に流産の確率は上がっていきますが、
妊娠を希望する夫婦であれば年齢関係なくどの家庭でも起こる可能性はあります。
妊娠はスタートでありゴールではありません。
子作りが成功しやすい20代でも流産しやすい体や基礎知識について知っておきましょう。
流産は若い人でも経験する理由
流産は妊娠12週までの早期流産と22週未満の後期流産に分かれ、その後は死産と呼ばれます。
流産する人の割合いは約8~15%。
流産確率を少ないと感じる人も多く、
流産を経験すると悲しみと共に「なんで私だけ」と言う気持ちになり、
心のバランスを取るのが難しくなってしまうのです。
しかし、その中で初期流産する人は約80%。
初期流産は染色体異常によるもので、
受精した段階で育たない運命が決まっているものなのです。
少し走ったからなどの原因は稀ですので、
あの時力仕事したから…と自分を責める事は絶対にしてはいけません。
この感情は後にトラウマとなり、次への妊娠の大きな壁となります。
気持ちの切り替えはなかなか難しいですが、
あなたの元にやってくる未来の赤ちゃんの事を一番に考えていく事がとても大切なのです。
流産しないためにできる事
流産の種類には稽留(けいりゅう)流産、切迫流産、進行流産、化学流産などがありますが、
染色体異常によるものもあれば、ママの生活習慣改善でリスクを減らす事も出来ます。
血行が悪くなると赤ちゃんへの栄養が十分に行き渡らなくなり、
ホルモンバランスが崩れると居心地の悪いお腹のお部屋作りになってしまうのです。
冷たい飲み物が好き、薄着で体を冷やす、運動や睡眠不足といった
血行不良に繋がる習慣をお持ちの方は改善する必要があります。
もちろん、妊娠に害があるとされているタバコ、飲酒と依存性があるものは
子作りを考え始めた時からやめる努力は行っていって下さい。
ストレスも流産との因果関係はありますので、体調が優れない時は体を休める、
イライラが抑えきれない時は深呼吸などでストレスケアを行っていくのがベスト。
着床出血など心配のない出血もありますが、お腹の張りや痛み、出血、つわりが
急になくなるなど流産には兆候があります。
兆候があった場合には必ずしも出産できなくなるというわけではなく、
切迫流産など安静が必要となる危険な状態の可能性もあります。
仕事中で早退したらみんなに迷惑が掛かってしまうと思ってしまう気持ちも分かりますが、
赤ちゃんの命の危険を察知して助けてあげられるのはママだけ。
少しでも症状が見られる場合はすぐに病院へ行くようにして下さい。
まとめ
妊娠、流産の確率はあくまでも目安で、若いからと言って自分が流産しない
という保証はどこにもありません。
流産の種類には予防が出来ないものもありますが、
ママによって赤ちゃんの生命を左右するものもあります。
赤ちゃんに出会える喜びを奪う、
赤ちゃんの命を危険にさらすような行動は絶対にしてはいけません。
10ヶ月は長く感じてしまうでしょうが、
赤ちゃんと笑って過ごせる毎日を想像して夫婦で強く乗り切っていって下さいね。