30代子作りエクササイズ。ヨガとピラティスおすすめは?

30代子作りエクササイズ。ヨガとピラティスおすすめは?

妊活エクササイズとしてよく耳にするヨガとピラティス。
 
確かに妊娠しやすい体つくりという所では同じですが、実は全く違うのです。
 
30代子作りでどちらがおすすめなの?
 
と疑問に感じている方は違いを知って自分に合ったものを選んでいきましょう。
 

ピラティスとヨガの違い

ヨガの技法を取り入れているピラティスは、ヨガと似ている、
 
同じものと勘違いされてしまうのは当然でしょう。
 
しかし、ヨガとピラティスはそもそもの発祥も違いますが、
 
目的も大きく異なってくるのです。
 
ヨガとはインド発祥の精神修行の一つとして生まれた鍛錬方法。
 
 
呼吸やポーズでの心身鍛錬に加え、瞑想を用いて自分を見つめ心の安定が目的と言えます。
 
ピラティスとはドイツの軍人看護師ピラティスにより負傷兵士のリハビリ目的に考案されたトレーニング方法。
 
そのため、歪んでいる体を調整して不調を取り除いていくというものになります。
 
ホルモンバランスを保ち、卵子や精子の質の向上など妊娠において必要な機能を良くするためには、
 
どちらもエクササイズ方法として効果的。
 
 
ヨガでは体を柔軟にしてピラティスでは歪みを矯正し血流を良くする、
 
ストレッチ中は意識を集中させ精神統一し、不妊の焦り悩みに負けない心作りという点では同じと言えるでしょう。
 
ポーズや呼吸法がマスターできるようになると自宅で手軽にできるようになりますので、
 
リフレッシュも兼ねて妊娠しやすい体を作るために挑戦してみてもいいと思います。
 

呼吸法と妊娠の関係

流派によって様々な呼吸方法がありますが、
 
ヨガで使用される呼吸法の中で一番メジャーなのは複式呼吸。
 
腹式呼吸で行われる深い深呼吸は副交感神経が優位になるので、
 
リラックスする事で自律神経に効果的と言われています。
 
イライラして相手に感情で怒ってしまいそうな時に、
 
一度深呼吸して落ち着いてと言われるのはこのためです。
 
そして、ピラティスでは胸式呼吸が使用されます。
 
 
胸式呼吸はヨガとは反対に交感神経を活発にさせるものでもあります。
 
交感神経が優位にある現代では懸念されがちではありますが、
 
ピラティスで使用する胸式呼吸は息を大きく吸って深く吐き出すので、
 
頭をスッキリさせるというメリットがあります。
 
デスク作業やスマホ操作で猫背などの歪みを抱えてしまうと、
 
自律神経へ栄養を運ぶ役割を持つ脳脊髄液の流れが悪化。
 
深い胸式呼吸は首の筋肉を自然と動かす事に繋がり、
 
髄液をしっかりと体内に巡らせる事が出来るのです。
 

まとめ

ヨガ教室、ピラティススタジオどちらか選ぶかは向き不向きもあると思いますので、
 
ワークショップなどで一度体験してみて自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
 
どちらか1つと決めずに、心を落ち着かせたい時はヨガ、
 
姿勢が悪くて冷えが気になる方はピラティスと併用しても良いと思いますよ。
 
子作りでは栄養バランス、セロトニン分泌、不妊に対してナーバスになり過ぎないなど、
 
どこかのバランスが崩れてしまうと思うように赤ちゃんはやってきてはくれません。
 
まずは、自分自身が今何について悩んでいるのかゆっくり考え向き合える時間を作ってあげて下さいね。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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