カウンセリングで妊娠されました!心理サポートって大事

カウンセリングで妊娠されました!心理サポートって大事

妊娠しやすさに心の状態が良いというのは絶対的に大事な要素です。

心理的に孤独感が強かったり、不安感や焦りが強いと精神的に落ち着けないため、

自律神経をはじめ体の中のホルモンなどへも影響してしまい、

妊娠を継続していくことが難しいから。

流産と血圧との関係、流産と血糖との関係。どれも交感神経が優位にして

自分お体を危機から守ろうとするサインです。交感神経が優位になると、

血流を高めて血圧が上がります。またエネルギーを作り出すため、血糖値をあげる働きが

高まるため。でもずっとこういった状態が続くと流産率には大きな影響として

あらわれ出ます。(1)

この方も心理サポートを受けながらの妊活で妊娠報告をくださいました。

 

妊活でうまくいくには、所属とサポート

安心できる事、リラックスできる事、いい状態とは精神的な幸福度の高さとも

言えるのですが、それが高いほど物事うまくいくようになっているのが当たり前のような

不思議な感じですよね。

人の幸福度に大きな影響を与えるのは人間関係といいますが、

その中でも何かに自分が属しているという所属感と、サポートを受けられているという

見守られ感が最重なのだといわれています。

この両方を得られるのが、妊活セミナーやカウンセリングのサポートです。

同じ悩みを抱えている人同士のコミュニティーに属し支え合う事が出来ます。

またカウンセリングではいつも寄り添ってお話を伺いアドバイスしていくので、

サポートを受けていることで大きな安心感を得られることができます。

また、サポートを受ける人だけの限定とコミュニティーサポートもあるため、

安心して妊活していかれる点も大きいメリットです。

 

安心感が健康レベルを高める

幼少期から逆境といわれる体験、例えば両親や自分を取り巻く友達や大人たちの関係が

自分の健康に大きく影響するという研究もあります。(2)

逆にどんなサポートがあることが人の健康レベルを高めるのかといった研究もあって、

そこでも重要視されたのが、コミュニティーに属し、一人ぼっちではないという安心感と

サポーティブな環境に身を置くことでした。

安心できること、サポートを受けられる事は人生において宝になります。

 

心も子宮も卵子もつながりあっているもの

卵子はあくまでもあなたの分身ですし、精子はパートナーの分身です。

細胞だけが特別なわけでもないですし、

受精卵だけが特別いい状態になるわけではありません。

今できる事は細胞をくっつけるための取り組みなのではなく、

あなたとパートナーをいい状態に戻していくこと。

いい状態というのは、酸化ストレスのレベルと炎症レベルを下げていくこと。

心の問題でも充分、酸化と炎症は進んでしまうのです。

 

安心した妊活、的を得た妊活に切り替えていくことが実を結びます。

同じ頑張るなら、同じ貴重な時間とエネルギーを費やすなら、結果につながる事をしましょう。

不妊治療ではこの部分はできないところなので、整えていってあげることで、

この方のように妊娠報告につながりますよ。

 

 

 

参考文献

(1)Nobles CJ et al., Preconception blood pressure levels and reproductive outcomes in a prospective cohort of women attempting pregnancy. Hypertension. 2018 May;71(5):904-910.

(2) 2019 Sep 9:e193007. doi: 10.1001/jamapediatrics.2019.3007. [Epub ahead of print]Positive Childhood Experiences and Adult Mental and Relational Health in a Statewide Sample: Associations Across Adverse Childhood Experiences Levels.

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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