妊娠しやすい人になるためのホルモンを整える方法

妊娠しやすい人になるためのホルモンを整える方法

妊娠しやすい人になるには、女性ホルモンが整っているという事は

欠かせないことになります。

ホルモンとは、「呼び覚ます、刺激する」というギリシャ語に

由来する言葉といわれています。

特定の器官や組織で作られるホルモンは、

体の中を血液の流れによって運ばれ、遠くの場所で

働きかけをする少量でも体に大きな影響を与える物質です。

そのため、ホルモンは増やそうとすればよいのではなく、

バランスを整えようとすることが大切です。

でも、妊娠しやすくするためにサプリをたくさん飲む方も

いますが、かえって妊娠しにくくしてしまっているかもしれない事を

知っていてください。

 

女性ホルモンは多い方がいいは間違い

女性ホルモンの代表として、エストロゲンとプロゲステロンがあります。

これらは、バランスがとれていることがとても重要です。

でも、ホルモンはたくさん分泌されるといいと思って、

補充することに一生懸命になってしまう方がいます。

エストロゲンを増やせば、卵子が育って、妊娠しやすい!!に囚われて、

サプリなどで補いすぎてしまうのです。

でもエストロゲンが通常に分泌されると、

こう抗ストロゲン作用があるプロゲステロンが適切な時期に分泌されてきます。

そうして、ホルモンは本来指令と刺激を伝達しながら

やり取りをしているのですが、

過剰にエストロゲンが増えてしまうと、

逆に正常な状態を維持できなくなっていってしまいます。

 

サプリの摂取が逆効果に?

サプリのデータには、疑問の声もあり、研究途上です。

大豆イソフラボンについては、

過剰摂取する女性が出てきているため、摂取の目安量の上限値を

設定してもいます。

普通に食品から摂取している分には

過剰摂取になりすぎることはほとんどないのですが、

サプリなどで補いだしている場合は成分が多量に含まれていて、

そのため弊害がおきてしまうということもあります。

過剰摂取は、ホルモンバランスを崩し、

月経がおくれたり、不順になる、子宮内膜が厚くなりすぎる

子宮内膜増殖症などのリスクが高まる報告もおきています。

 

自然な形でホルモンバランスを整えていくこと

妊娠できないのは、栄養不足のせいなのでは?

妊娠できないのはサプリの摂取が足りないのでは?

そう考えて過剰に栄養を取ることにだけ目が行ってしまうと

ただしくホルモンバランスを整えられずに

かえってホルモンバランスを崩していることに気づかずに

突き進んでしまいがち。

ホルモンは多ければいいのではなくバランスをとることを大切に

整えていくのが基本です。

ホルモンは血行が良くなくては整わないですし、

もともとは脳から指令が出てホルモンが分泌されるように

なります。ストレスがある状態では、

ホルモン分泌に関わる視床下部や脳下垂体にも

誤作動がおきやすくホルモンがいい状態で

分泌されなくなってしまいます。

慢性的にストレスがかかっていると本人に自覚がなくても

かなり自律神経もバランスがくずれ、妊娠しやすい人からは

とおざかってしまっているかもしれません。

 

 

妊娠しやすい人になるには、ホルモンを自然な形で、

まずは正しく整えるようにしていきましょう。

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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