妊娠したいを叶える女性ホルモンバランス乱れの整え方

妊娠したいを叶える女性ホルモンバランス乱れの整え方

考える悩む女性

妊娠したいけれど女性ホルモンバランスが乱れていることにより、

月経周期が乱れる、排卵障害、受精しない、着床しにくいなどなど

赤ちゃんを授かりにくい原因を引き起こしていることが多々あります。

女性の不妊の主な原因の1つに排卵障害がありますが、

月経、排卵などにはエストロゲンやプロゲステロンをはじめ女性ホルモンが

関り妊娠に向けての準備が行われています。

妊娠したいを叶えていくために、ホルモンバランス乱れは早めに整えたいところです。

そのためのポイントになる部分を見ていきましょう。

 

ホルモンバランスと生活リズム

月経周期があるように、人間の体はある一定のリズムを持っています。

ホルモンバランスを整えていく際にもリズムを意識することが大切です。

この体内に持っているリズムを整える事を意識していくと、

ホルモンバランスは整いやすく、月経周期も整ってくるようになります。

規則正しい生活習慣を送ることをはじめ、3度の栄養バランスの良い食事を取ること、

規則正しい時間に寝る事、活動することなどによってリズムをつくり生活を送っていくことで

健康で女性ホルモンが整ったからだ作りになっていきます。

そのため、不規則な生活習慣や、栄養バランスのかたよった食事を続けていると、

からだの抵抗力、回復力は衰えて、イライラする、気力がわかないといった心の不調と合わせ、

体調を崩す、病気になる、といったことの原因となります。

体調が崩れると女性ホルモンの分泌が乱れてしまいます。

 

 

食事ののとり方でホルモン分泌が整う

妊活の食生活と考えると、

「なにを食べたらいいのか?」「何をとったらいいの?」

という事にばかり着目してしまいがちで妊娠しやすい食べ物とは?ということに偏りがちに。

一方で、リズムという事を考えて、「いつ、どう食べるか」という事も

健康に大きな影響を及ぼすことが明らかになってきています。

私たちのからだは「リズム」をもっています。

リズムにあわせて食べる時間を適切に食べると

栄養の吸収や代謝をよくしたりすることにつながります。

そしてよく噛んで食べるという事によって体の色々な機能のリズムも整います。

 

体内時計で刻むリズムを整えホルモン分泌を改善

私たちのからだは1日周期のサーカディアンリズムをはじめ、

さまざまなサイクルのリズムをもっていますね。

このリズムをつくりだしているのが「体内時計」です。

体内時計は、脳の視床下部というところにありまうす。

はホルモンの分泌や自律神経の司令塔なので、

司令を発する「タイミング」もここでコントロールされています。

妊娠しやすい女性ホルモンを増やしていく、バランスを保つというこことには

司令塔になる脳が大きくかかわります。

体内時計が進んだり、遅れたりして、狂いが生じると、

からだの正常な働きに障害が起こりはじめます。

そのため、常に体内時計を毎日リセットしては、

狂いをなくすためのメンテナンスすることがリズムを整えるカギになりますね。

エストロゲン、プロゲステロンといった女性ホルモンを整えていく際も

まずは体内時計のリズムを整えていきましょう。

その体内時計が整うように強い影響を及ぼすのものを整えていくのが、

睡眠と栄養といった生活習慣の土台の部分になります。

 

【体内時計を整える睡眠】

いつ寝て、いつ起きるのかという事も関係しますが、

早寝早起きでなくてはいけないという事もありません。

規則正しく寝る時間を保てればそれに越したことはありませんが、

大事にしてほしいのは、妊娠しやすいかからだつくりのためにまずは

リズムを整えて睡眠時間を規則的にしていくという事を大切にしましょう。

早く寝ないと卵子の質が悪くなってしまうと早く寝る事ばかりに焦ってしまって

かえって寝つきが悪くなる、寝る事を優先するあまり寝室を分ける、

夫婦の生活リズムもズレてくるといったことにつながりかねません。

 

リズムを整えるときは、起きた時に光を浴びて調整するという事をしていきましょう。

1日は24時間ですが、実は、体内時計は1日25時間刻みなのです。

そのため、体内時計は、リセットしてあげなければ、どんどんずれてしまいます。

リセットの方法は、朝起きてから1時間以内に朝食を食べることと光を浴びることです。

 

【体内時計をリセットする栄養】

決まった時刻に起きて、朝食を食べるという事で、

体内時計のリセット効果が高くなり、からだのリズムが整いやすくなります。

さらに、 朝食をバランスよく食べることで血糖値が安定するようになります。

朝、昼、夕食と、規則正く決まった時間に食べられれば、よいのですが、

忙しい現代ではそうもいかない事も多いこともあるでしょうが、リズムを大事にするという

ことから意識してみてください。

 

【リズムを整える事は、妊娠する力をつける事】

基礎体温表 基礎体温 女性ホルモン

妊娠には適切な「タイミング」で生殖ホルモンが分泌されることが必要です。

排卵障害、低温期が長い、月経周期が乱れる、高温期が短い、

基礎体温グラフが乱れる、エストロゲンが少ない、などなど女性ホルモンが関係した

子どもができない状態になってしまっている部分をしっかり整えていきましょう。

そのためには、あなたも、質の高い睡眠、

妊活用の食生活、そして、ストレスや自律神経の乱れなども大きく影響しますので

しっかりとケアしていってあげたいところですね。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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