不妊克服 妊活のタイミングの取り方は神経質になりすぎないで

不妊克服 妊活のタイミングの取り方は神経質になりすぎないで

妊活中は、排卵日の特定をするために、

基礎体温表をつけたり、排卵検査薬で検査をされている方もいらっしゃるとおもいます。

ただ、排卵日当日や、前日ばかりを狙わなくては妊娠できないと思わないで欲しいのです。

 

【不妊治療で行われるタイミング療法ですら排卵日を特定するのは難しい】

産婦人科でタイミング療法を行い、性交渉のタイミングを判断してもらう場合、

経腟超音波検査で、卵胞の大きさを検査してもらって卵胞の大きさで

タイミングの指導を受けます。

排卵する卵子は、排卵に向かって徐々に成長しておおきくなっていきます。

排卵はおおよそが卵胞の大きさが直径22mmでおこると言われています。

ただ、これはあくまで平均的な大きさであり、個人差あり、

直径20mmで排卵する人もあれば、30mmになっても排卵しない場合すら

あるものです。

個人個人違う点もある上に、同じ女性であっても、生理周期が違う事で

変化も起きます。

なので、タイミング指導を受けたのちに、

排卵したのかどうかまでチェックしてもらったりすれば確実ですが、

そうでない場合はそのタイミングで確実に排卵したのかどうかはわかりません。

医師から排卵のタイミングをずらして教えてもらっていたという方も

いらっしゃいました。

 

【徹底的に排卵日を特定しようとするとストレスがたまる】

妊活中は自律神経のバランスを崩し、酸化を促すというストレスは

ためないようにした方がいいのはご存知かと思います。

でも、この排卵日にばかり気にしすぎるとストレスをため込み、

憂鬱に過ごす期間が増えてしまいます。

タイミングを測るために診察をうけて、排卵したかどうかまでチェックを

してもらっていたとしたら、当然です。

生理が来た時と排卵付近に憂鬱になってとそれでは妊娠からは遠のいていってしまいます。

 

【とっても妊娠しやすい時期】

排卵日2日前から排卵日当日は特に妊娠の可能性が高くなる時期です。

ただ、妊娠しやすいのは排卵日だけではないので、

この3日間は特にだいじですが、排卵日というのはずれたりしやすく、

ぴたりと特定するのも難しいとい所もあります。

個人差もあるものなので、基礎体温を測った時に

低温期から高温期へ移行していく時期の5日間は妊娠しやすい時期とざっくりと受け止めて、

チャンスはたくさんあると思ってくださいね。

精子自体寿命が5日~6日程度あります。から、卵管膨大部までたどり着いて、

排卵を待っていられるように元気で、寿命が長く、運動能力もある精子にしておく

という事も大切にはなります。

1周期に1日だけではないのです。

 

【排卵日というプレッシャーがセックスレスを招く】

排卵日のタイミング指導を受けるようになると、

ピンポイントでその日に性交渉を持とうと力が入ってしまいます。

その時だけ性交渉をすればいいと、思うようになってしまいがちです。

また、男性側も子供をつくるだけのセックスにかなりのプレッシャーを

感じるようになっていってしまいます。

排卵日をめぐってセックスに対して憂鬱感や重圧を感じるように

なっていってしまう事が不妊の負のスパイラルを生み出してしまいます。

排卵日の特定にこだわるよりは、自然な流れで夫婦のタイミングをとり、

それが排卵前のタイミングに重なれば、妊娠力が高まります。

 

夫婦のスキンシップとしての性交渉にしていく事で、

性交渉の際に女性からは頸管粘液の分泌も増え、

その中に含まれるオキシトシンというホルモンも増え、

受精のお手伝いをしてくれるようになります。

排卵日に対して、ざっくりと受け止めてリラックスしていて下さいね。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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