水飲み妊活で妊娠した フーナー結果にも水分影響

水飲み妊活で妊娠した フーナー結果にも水分影響

水

妊活していてもなかなか授からない場合、

クリニックを受診してフーナーテストを受けた結果

男性側に原因があることが見つかる事があります。

フーナーテストの結果が悪く、何回か検査を受けてみても、

期待が持てないような数がほとんどゼロに近い、

動いていてもよろよろ・・・そんな状態であっても妊娠をされていくご夫婦がいます。

 

なので、今は、お気持ちも不安でいっぱいでしょうし、

今後、不妊治療へのステップアップなど悩みは尽きないでしょう。

 

それでも、精子の質が変われば妊娠が見えてきます。

そのように体質も変われますし、妊娠できるようにも変わる事はできることなので、

前向きに妊活していく事が何よりも大切な事だといえます。

 

フーナーテストとは

フーナーテストとは、性交後に子宮頚管の粘液内にある精子の状態を

確認するための検査で、ヒューナーテストとも呼ばれます。

こちらの検査は、不妊検査の中でも初期段階で行われる

簡単な検査です。子宮頚管の粘液を採取して、

そこに含まれている精子の数や運動状態などを見て、

女性の子宮頚管粘液と精子の相性に問題がないかを調べていくための検査です。

 

 

フーナーテストの検査方法の影響を受ける

フーナーテストを検査するには、性交渉が必要になります。

まず、排卵日頃に、検査の前日か当日に性交渉を行い、

病院で子宮頚管の粘液を採取して、そこに含まれている精子の状態をチェックします。

子宮頚管粘液を約400倍に拡大できる顕微鏡で観察し、

精子の数が妊娠に必要な基準値を超えているのか、

運動率、正常な形状をしているかなどを調べるのです。

 

しかし、この検査実際に検査を受けるのは女性ですが、

男性も、検査ことを知っていれば性交渉の際に必ずストレスを感じます。

リラックス状態では望めないのではないでしょうか。

 

フーナーテスト結果が悪く出ることも

男性も女性も緊張状態では、性交渉時に快楽を感じる事はできません。

射精できたとしても、義務的であった場合、男性ホルモンの分泌に始まり

精液の分泌量や精子の質にも影響が出ます。

なので、結果が都度ちがうでしょうし、悪く出てしまう事だってあるでしょう。

 

また、タイミングとして、セックス後ある程度時間が経ってからの検査になるため

運動率が高い精子程、子宮内へ侵入してしまった後という事もあります。

 

フーナーテストでみるもの

フーナーテストでは、精子の数よりもよく動く元気な精子が

どれくらいあるかを確認する検査です。

 

● 優:15個以上(妊娠率が高い)
● 良:10~14個(妊娠が十分に期待できる)
● 可:5~9個(妊娠が期待できる)
● 不良:4個以下(妊娠の可能性は低い)

 

 

精子の状態は体調などに変動されやすいので、1回の検査で断定できるものではありません。

何度か検査を繰り返えすでしょうし、一喜一憂せずに過ごすことを心掛けてくださいね。

 

精子の質を下げてしまうため込み体質

精子の質は生活習慣で決まってくる点があります。食生活や運動不足、睡眠不足や

ストレス、禁欲期間など酸化ストレスにさらされる状態が長いほど

精子の質にも影響が出てきます。

しかし、水を飲むと、脳機能が高まり注意力や集中力が高まったり(1)、

セルフコントロール能力が高まり、日頃の悪しき生活習慣すら改善されたりという事が報告されています。

イリノイ大学の研究では、1日に1リットル以上の水を飲むと総カロリー摂取が減って健康的な

食生活に傾いたようです。18311名のアメリカ人を対象に全員の食事パターンと水を飲む量の関係を調べたら、

平均で1日に4.2カップ分(990mlぐらい)の水を飲んでいたが、そこからさらに追加で水を飲んだ

という人は、自然に脂肪、塩、砂糖の摂取量が減る傾向があったというのです。(2)

水って悪しき生活習慣すら変えていくきっかけになるのですね。

精神的なストレスも酸化の原因ですが、そんなメンタル的な影響も水を飲むことで軽減されます。(3)

疲労感や集中力が減って、さらに認知機能が低下すると、物事への衝動性が抑えられなくなり、

ファーストフードや添加物入りの食事を摂取したり、肥満傾向が出てきます。

ますます妊娠しにくい不摂生に歯止めがかからなくなってしまうため、

不妊リスクは高まる一方。この悪循環はうまく断ち切りたいところ。

妊娠したいと口では言っているものの、夫は特に何もしないと思っていたら、

パートナーは疲労感やストレスでセルフコントロール力が低下してしまっているかもしれませんね。

 

水のみが男性不妊にいいわけ

体に必要な水分ですが、細胞に必要と言われてもそれほど実感がわかないかもしれません。

心と体、妊活のためと言われたら、

積極的に摂取しようという気になるのではないでしょうか。

 

1 細胞の活性化

体内に水が入ると血液の流れが良くなるので体温が上がります。

体温が上がるということは、

代謝も上がることに繋がります。

代謝が上がれば、細胞が活性化してエネルギーを産みだして

活動が活発になります。

 

2 免疫力を高めて細胞が再生

人間の基礎代謝は、体温と密接な関係にあります。

例えば、体温が1℃下がることで基礎代謝は12%低下し、

免疫力は37%も低下してしまうのです。

 

水を飲んで体温を1℃でも上げることができれば、代謝は活性化し、免疫力もグーンと上がってきます。

免疫力は、ばい菌と戦うだけではなく、細胞の修復や再生にも必要な大切な力です。

精子細胞の活性化には欠かせません。

 

3老廃物や毒素を排出するデトックス効果

私たちの体は食べ物を食べると、尿や便によって不要物を排出していきます。

しかしながら、血液やリンパの流れが悪くては、不要物は全て排出されるわけではなく、

老廃物として体内に蓄積されてしまいます。

 

この老廃物を排出するためには、

ただ汗を出すだけでは毒素や老廃物が排出されませんので、ポイントは水を飲むことで、

十分な水分を摂取することが排尿回数を増やすことです。

 

排尿回数が少ない方は、体内に老廃物が溜まりやすい状態と言えます。

 

4 精神を安定させる効果

精神は水を飲むことで安定させることができるのです。

不安や緊張などによって、動悸がする場合は、脱水状態になっているケースが多いので、

水を飲むことで症状が緩和して精神が安定するのです。

夜寝る前や、夜中に目が覚めた時も水を飲むことで鎮静作用が得られて再びぐっすり眠れるようになります。

 

女性の子宮頸管粘液にも水のみが大事

卵子の健康には、卵巣への酸素が豊富な血流が不可欠だと言われています。

コロラド大学ボルダー大学の分子細胞生物学の発生学部の研究者ジョナサンヴァンブレコム氏は、

多くの研究をしらべその結果

「最も着床の可能性の高い胚は、血管が豊富で酸素が豊富な卵胞に由来する」

としています。運動不足、脱水、濃厚な血液によって血流が妨げられて

しまうため、卵巣への血流を増やすには、エクササイズや、腹部のマッサージ、

88オンス(2600ml)水のみが大切だともしています。(4

よい卵子のためにも水は必要ですし、

何より精子を受け入れる子宮頸管の粘液が充分にある事も大切です。

ハーバード大学の研究では、子宮頸管粘液はほぼ9割が水でできている物質で、

年齢とともに減って

しまうとも言われています。そのため、ろ過されたコップ8杯

ほどの水のみは大事といわれています。(5)

 

水は飲み方が一番大事

体に良いことだらけ、妊活には欠かせない水ですが、喉が渇いてからだけでなく

小まめにいつもよりちょっと多めに飲むのでもOKです。

特に朝起きたばかりは体が水分を必要としています。

のどが乾いたらお茶やコーヒーより水を飲み、水のできるだけ小まめに多めにといった

感覚で飲むようにしましょう。

水分を無理して飲もうとしない事も大切です。

体が飲みたくもないのに、無理に体にいいからとたくさん飲んだりといった習慣は

かえって健康を害してしまうので注意が必要です。

 

参考文献

1 Appetite. 2017 Jan 1;108:464-470. doi: 10.1016/j.appet.2016.11.011. Epub 2016 Nov 5.

Dose-response effects of water supplementation on cognitive performance and mood in children and adults.

2 Nutritional Epidemiology

Plain water consumption in relation to energy intake and diet quality among US adults, 2005–2012

3 PLoS One. 2014 Apr 11;9(4):e94754. doi: 10.1371/journal.pone.0094754. eCollection 2014.

Effects of changes in water intake on mood of high and low drinkers.

4How to Increase Your Egg Health in 90 Days  Written by Hethir Rodriguez – Certified Herbalist, Nutritionist, Birth Doula

5Increase Cervical Mucus Production to Get Pregnant Written by Hethir Rodriguez – Certified Herbalist, Nutritionist, Birth Doula

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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