男性はナイーブ不妊の診断で性機能障害(ED)に! |

男性はナイーブ不妊の診断で性機能障害(ED)に!

夫が妊活に協力的になってくれない、妊活をしていて温度差を

感じるというぐらい、男性は妊活にそれほど積極的になれない部分

もあります。男性も妊活ではプレッシャーを感じますし、

不妊治療や不妊検査にも積極的になれないのは、男性は男性で

子どもができないという事や、生殖能力がないかもという事に

不安を強く感じてしまいます。そのため、不妊の診断を受けたのを

きっかけに性機能障害にもなってしまうリスクも高まります。(1)

 

妊娠したいと思う女性と不安になる男性

妊娠できない場合は不妊治療というのが期待値が高い選択肢に

なっています。子供ができないという問題は、より女性の方が

深刻に受け止める割合が高く、不妊治療に積極的になれる一方、

実際通院はすくないものの、男性にとっては気が重いものにも

なってしまうみたい。女性からすると、もっと大変な思いをするのは

私なのにと思うでしょうが、男性は男性で不安を感じ

プレッシャーも感じてしまうのが不妊治療です。

妊娠しやすさの基本としては、タイミングを合わせすぎずに

コンスタントに性生活を回数多く持てる事です。

でも、不妊治療をしたことで、プレッシャーで精子の質が悪くなってしまう、

不安で心因性の機能障害になって性生活が成り立たないという事も

できるだけ避けたい点にもなります。

 

妊活男性はプレッシャーで勃起障害に

男性にプレッシャーをかけさせないような関りが大切です。

妊活だと、妊娠できたかどうかが最も重要視されがちですが、

それによって妊娠できたかどうかを意識し過ぎは、

男性もかなりプレッシャーに感じる様です。妊娠しなかったことで、

一時的に男性は能力が不足していると感じ、勃起障害が増え、(2)性欲が低下する

可能性が高いといわれています。(3)

この問題に対して、ずっと心配してたり不安になってしまう心理状態に

よって、抑制性神経が刺激され、陰茎の平滑筋の弛緩を妨げて

しまうメカニズムがはたらくため(4)、勃起の部分的または完全な

失敗を引き起こす可能性があるのです。精神的に男性は性機能障害を

おこしてしまいます。

 

妊活中の性生活は女性の関り方が重要

男性パートナーとの関りそのものが楽しいとか、

心地よい、安心できるといったコミュニケーションも欠かせないでしょう。

またプレッシャーをあえてかけないように精神的な負担を

軽くしながら、セックスレスや勃起障害を改善させていく

心理テクニックとして、ノンエレクト法というのがあります。

また、タイミング重視の関りや、妊娠できたかどうかを

気にしすぎて、基礎体温グラフの推移ばかりをみたり、

フライング検査などはできるだけ避けて精神的に不安になるような

ことを女性も避けていきましょう。

 

男性は不妊の診断を受ける事で性機能障害に

1999年から2001年の間に不妊の評価を受けている412人の男性を

対象に、もともとは生殖能力が正常であった男性に、

不妊の診断を下したらその後どうなったかを調べた研究があります。(1)

46人(11%)が2〜3日間隔で(2〜4回)繰り返し試行した後、

2回目の精液分析のために自慰により精液を採取できなくなって

しまいました。

これらの男性のうち9人(20%)は、

振動刺激を使用して精液を収集することができたものの、

46人の男性全員が、勃起またはオルガスムの問題を経験し、

マスターベーションで精液を採取する事にも、

また、パートナーとの性的接触中にも深刻な不安を抱いていたのです。

また、不妊の診断を受けた後に、初めの精液採取の段階で精液

パラメーターが著しく悪化しています。この研究では、初めは

正常だった男性が対象に選ばれているため、明らかに心因性の影響の

大きさがうかがえます。

 

不妊は人生においてストレス度が高い問題

不妊という問題では、危機的な感情を抱くような体験をします。

そして、そのストレス度としては、子どもや配偶者の死と同じレベル

のストレス度として人生で最もつらい事の1つにあげられています。(5)

妊活でのストレス度は女性の方が注目されやすいですが、

男性もつらい思いをしています。そして男性が精神的なストレスを感じると

男性の精子の質そのものも低下してしまいます。

そのため、研究でも不妊期間が長く、不安レベルが高いほどその傾向がでています。

そのため、女性も男性も、妊活中は、不安レベルを下げ、ストレス軽減の

ために心理療法やカウンセリングの必要性が言われています。(6)

 

ストレス軽減で妊娠率は高まることが研究でも明らか⇒こちら

 

参考文献

(1)Fertility and SterilityVolume 79, Issue 4, April 2003, Pages 909-912Sexual dysfunction in men undergoing infertility evaluation: a cohort observational study

(2)Berger, D.M. Impotence following the discovery of azoospermia. Fertil Steril198034154–156

(3)Myers, M.F. Male gender-related issues in reproduction and technology. in: N.L. Stotland (Ed.) Psychiatric aspects of reproductive technologyAmerican Psychiatric PressWashington, DC199025–35

(4)Kedem, P., Mikulincer, M., Nathanson, Y.E., and Bartoov, B. Psychological aspects of male infertility. Brit J Med Psychol19906373–80

(5)Dohrenwend, B.S. and Dohrenwend, B.P. Stressful life eventsWileyNew York1981

(6)Band, D.A., Edelman, R.J., Avery, S., and Brinsden, P.R. Correlates of psychological distress in relation to male fertility. Br J Health Psychol19983245–256

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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