不妊ストレスで妊娠率低下!子供欲しいならメンタルケア

不妊ストレスで妊娠率低下!子供欲しいならメンタルケア

ストレスは不妊の原因に。子供が欲しいのにできないつらさは、

みなさん本当に出口が見えないトンネルのようだとおっしゃいます。

妊活中の色々な思いを周囲から理解されない苦しみもストレスになりますね。

ストレスを抱えていると妊娠確率もがくっと下がってしまうようです。

妊娠しやすいように変わっていくには心のケアは欠かせないと言えるでしょう。

 

ストレスと妊娠率との関係などについてみていきましょう。

 

専門医もストレス対処、メンタルケアの必要性を提唱

不妊治療のステップアップの最終に位置する体外受精でも

ストレスによって妊娠率が大きく影響をうけ

結果が明らかに変わってくることが研究でわかってきました。

不妊治療専門医も赤ちゃんを望む女性のメンタルを整える

ことの大切さが示唆されています。

 

妊活をしているとなかなか成果が出ない、いつ出るのかわからない、

どう頑張っていいのかわからない、先が見えない、

通院のこと、夫婦の性生活がぎくしゃくしている事

周囲との比較などなどきりがなくなってしまいます。

 

 

ストレスを感じていると実感できないタイプは危険

ストレスが溜まっている、焦っている、不安がある

そう自覚がある方は、まだいいのかもしれません。

その分、メンタルを整える事の必要性を感じて

整えるための行動をとったりしようとできますが、

一番危険なのは、自己流でやってできているつもりや

自分にはストレスはあまりないと感じてしまっているタイプの方です

赤ちゃんは欲しい、欲しい、ずっと悩んできました。

という方は要注意です。

ストレスフルな状況に慣れてしまうと人は、

それが当たり前になってしまい、問題に感じなくなってしまうからです。

 

ストレスは治療成績にも悪影響!!

IVF を受けている女性における毛髪とコルチゾールと唾液との関係

 

ノッティンガム大学の研究グループは、クリニックで体外受精に臨む135名の女性(平均年齢34.5歳)を対象に、

体外受精の開始前の唾液中と毛髪中のコルチゾールを測定し、その後の治療成績との関連を調べています。

毛髪中のコルチゾールレベルは妊娠率には有意に関連し、

毛髪中のコルチゾールレベルが高いほど妊娠率が低いことがわかりました。

年齢やBMI、採卵数、受精卵数など妊娠率に影響を及ぼす他の因子を調整後の毛髪中のコルチゾールが影響すると考えられる妊娠率の差は27%でした。

これらのことから、ストレスレベルの治療成績への影響を調べるには、短期(1日)のストレスホルモンレベルではなく、

長期(3-6ヶ月)のレネルに注目する必要があることが示唆されたと結論づけ、

体外受精に臨む女性へのメンタルなサポートにおいても、そのことに留意すべきだとしています。

 

私たちの体ではストレスは感じると、ストレスホルモンが分泌されます。

そうしてストレスに対して対処するメカニズムが働いていきます。

このストレスホルモンでもある「コルチゾール」の分泌された濃度によって

ストレスの有無を測定していくと、どれくらいストレスがかかっていたかがわかるのです。

唾液や毛髪中のコルチゾールレベルの高さによって

妊娠率に違うが出るのかという調査に対して、

毛髪中のコルチゾールレベルが高いほど妊娠率は下がるようです。

 

年齢やBMI、採卵数、受精卵数など妊娠率に影響を及ぼす他の因子を

調整して、毛髪中のコルチゾールが影響すると考えられる

妊娠率の差は27%となっています。

 

コルチゾールが多いとホルモンバランスが乱れる

ストレスホルモンであるコルチゾールがたくさん分泌されると、

脳へフィードバックされたときにレセプターといってホルモンを受け取る部分が

うまく働くなるという事がおいてきます。

脳はいろいろなホルモンの司令塔であり、

その部分がうまく働かなくなってしまう事で、女性ホルモンをはじめ

色々なホルモンバランスが乱れる原因になります。

生理周期の乱れ、排卵障害、子宮内膜が厚くならないといった様々な

妊娠に関わる部分に影響が出てきてしまいます。

 

長期になるストレスほど悪影響

妊活をしていると、メンタルを整えにくい方ほど、

不妊期間も長くなりがちです。

そして、さらに不妊期間が長くなれば研究でもあきらかに

妊娠率が低下するということです。

毛髪中のコルチゾールレベルというのは、

唾液や血液とは違い、3ヶ月~6ヶ月の

長期にストレスを感じていたのかどうかを示す指標となっています。

 

不妊で悩むとき、人には中々相談しにくい、

パートナーもある事だからなかなか思うようにすすまない。

持ち合わせている仕事でもストレスを感じている、

日常にイライラ、不安焦りが付きまとうと感じながら、

でも、妊娠によいとされることを探しさまよって、

心のケアをそのままに置いてけぼりになっていませんか?

不妊期間が長くなればなるほど悪循環で不妊体質になっていってしまうので

心のケアも早くから取り組むことが必要といえそうです。

 

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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