生理前はそわそわ!不妊女性の落ち着かない心のケアとは

生理前はそわそわ!不妊女性の落ち着かない心に必要なケア

妊活悲しむ女性

生理前は、そわそわ!期待と不安で落ち着かなくなりますね。

不妊期間が長くなってくるほど、早く妊娠したい気持ち、自分だけができないでいる

孤独感を回避したい気持ちも高まります。周囲が妊娠していくことに嫉妬や

恐怖心なども感じる事もでてきて、生理前が一番気持ちが落ち着かなくなります。

さらに、妊娠せず月経がはじまると落ち込みと同時に悲しみや絶望感とで、生理前後が

一番精神的に不安定になり、ジェットコースターのような気分の上下に、

女性が不妊に苦しさを感じますね。

 

生理前にそわそわして色々手につかない

そわそわの正体は、期待と不安が入り混じり、さらに複雑に色々な

ポジティブ感情とネガティブ感情が混ざり合った時におこってきます。

そのため、気持ちが揺れてそわそわと落ち着かなくなり、それによって

物事に集中して取り組めない、色々が手につかなくなるという事がおきます。

また、さらに期待よりも不安が多くなるとかなり憂鬱さも伴いやすく、

うまくいかないのでは、また生理が来てしまうのではないか、ダメなのではないか、

またダメだったらどうしよう、もう嫌だ、これで妊娠いていなかったら困るなど

未来に対しいいイメージができなくなるほど、慢性的に不安を抱くようになってくると

そわそわ度が増し、精神的な落ち着かなさだけでなく、身体的にも影響が出るようになります。

一過性のストレスよりは、慢性的に感じるようになるほど、

体の中では負の現象がおこり身体的にも、細胞のダメージ、機能障害、慢性炎症や

病気につながっていってしまいます。

 

問題なのはそわそわストレスが慢性化すること

ストレスは心の問題ですが、実際にストレスを感じていれば身体的に妊娠しにくさを

作り上げていきます。不妊の一番の問題は卵子や精子の劣化や老化と言われています。

そういった生殖細胞の劣化を促すのがストレスであり、活性酸素やフリーラジカなどによって

劣化の速度が速まります。また緊張し、睡眠にも影響が出始めてしまう事も見逃せません。

体の修復をしてくれるのは休息や睡眠です。そこがうまく機能しないとなると、

キズついた細胞のダメージは修復されないままになってしまいますよね。

そして、不安が慢性化するともっとも危険なのは、

些細な事に対しても過剰に反応するようになってしまう事です。

些細なことで、悲しい気持ちになる、人の言う言葉に過敏に反応して悲観するようになる

人間関係がうまくいかなくなる、落ち着いた行動がとれなくなるというにつながる事が

危険だといえます。

 

妊娠は受精だけさせていてもダメ

妊娠しない原因が受精にだけあると思っていると、不妊サイクルから抜け出すことは

難しくなります。

子どもを授かるまでには、受精、着床、妊娠の維持継続、出産と段階があります。

その中でも、必死に行おうとするのは受精かもしれません。

でも実際、これだけ不妊治療での治療件数も多く、体外受精は世界でダントツ一番なのに、

出産件数が少ない点も考えてみましょう。人工受精だってたくさんやっているのに、

妊娠しにくい確率をしめします。

受精よりも着床が難しい事を意味します。

着床、そして、その後の妊娠の維持においては、母体の心身の健康が非常に重要です。

慢性的に不安を抱え、ストレスを抱えている状態ではその部分でつまずきやすくなります。

そのため、不妊で悩む女性はメンタルケアを行う必要性が高いといえます。

また、心のコントロールすることは、たんにポジティブ思考をするという事ではなく、

苦しい時に気持ちを切り替え、逆境を乗り越え問題を解決していく力といえます。

 

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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