衝撃!排卵日特定とタイミングが逆に妊娠しにくくさせる

衝撃!排卵日特定とタイミングが逆に妊娠しにくくさせる

妊娠

妊活で理にかなっていながら、かえって妊娠しにくくさせてしまっている

原因の一つに、排卵日の特定と、タイミングあわせがあります。

妊娠しやすいようにそのタイミングをみているのに、かえってそれが

悪いように働いてしまうのですから、生殖ってデリケートで難しい部分があります。

 

基礎体温をつけてみて、排卵検査薬で毎日チェックしてみてと

妊娠しやすいタイミングを知る事も大切ですが、

性生活をコントロールしすぎない、こだわり過ぎない事も併せ持つ

バランス感覚も大事にしたいですね。

 

妊娠しやすい日というの1周期のうちに5日間も!

基礎体温を測っていた場合、低温期から高温期へ丁度移行していく時期をふくめた

最低体温日の1日前(前日)から高温期初日までの5日間のあたりのところです。

でも、この基礎体温は変動が大きく、妊娠率を高めるための

排卵前2日を特定するのには不向きです。(1

ゴールデン期間である排卵前4日から排卵日までの5日間は妊娠しやすい日と

して言われています。(2)そして、妊娠率を高めるのは、

2~3日に1回の頻度で性生活をもち、さらに、

排卵前2日を特定しそのタイミングで性生活を持つことでもあります。

受精したからといって着床しやすいかどうかはまた別の壁にはなりますが

受精しない事には妊娠につながらないという事です。

 

そのため、基礎体温からは、排卵できたかどうかは判断ができません。

基礎体温表できれいに2層性になっていたり、LHサージがあったとしても

排卵が起きない場合もあります。

精子の寿命や精子の質から考えて、排卵のタイミングで精子が

卵管膨大部について待ち合わせができているのが良いのです。

なので、その排卵日をきっちり特定して、その時だけの性交渉にこだわらないように

できる女性としての感覚が、男性パートナーにプレッシャーをかけずにすむので

覚えておいておきましょう。

 

排卵日あわせでストレス

産婦人科でタイミング療法を行い、性交渉のタイミングを判断してもらう場合、

経腟超音波検査で、卵胞の大きさを検査してもらって卵胞の大きさで

タイミングの指導を受けます。こうすることで、排卵前のタイミングを

教えてもらえるという事も出来ますが、

排卵には、個人差や、一周期ごとの違い、その時の体調などでも

変化していて正確に把握するのは難しいですし、ストレスにもなってしまいます。(3

 

でも、頻繁にタイミングを見てもらいに病院へ行っていたら、

どうしてもそのタイミングでセックスできるようにしたいと

つい力が入ってしまうようになります。

また、通院しているのに妊娠できなかったというのもストレス源です。(4

お互いにリラックスしていられないと、

結局は男性の性欲減退、排卵期のみEDとか、妻だけEDなどにつながって

また別の点でさらに不妊りすくになり悩むようになってしまいやすくなります。(5

そのため、タイミングを知り自分達で子供を授かるのに、コントロールできている

感覚や自身を女性がもてて、把握できることは大切です。(6

不妊のなにか原因がない場合は、自宅でのLHサージによるホルモンの

変化からベストタイミングがわかる排卵予測キットでトライしておきましょう。

 

徹底的に排卵日を特定しようとするとストレス

妊活中は自律神経のバランスを崩し、酸化や炎症を促すというストレスは

ためないようにした方がいいので、できるだけ負担にならずに、

性生活の回数を多くすることが推奨されています。

でも、この排卵日にばかり気にしすぎるとストレスをため込み、

憂鬱に過ごす期間が増えてしまいます。

生理前はそわそわするし、妊娠できたか気になって妊娠検査薬での

フライング検査などもできるようになっています。

早期の妊娠できなかったという体験もストレス度がたかまるため、

タイミング合わせに期待しすぎたりもあまりよくはありません。(7

逆にタイミング合わせばかりをせずに取り組めても累積妊娠率は高まっています。

 

妊活では、タイミング合わせは、自宅で自分の子宮頸管粘液をみたり、

排卵検査薬でのキットでタイミングを見ながら性生活をとにかく増やしましょう。(8

そして、まずは受精だけでなく着床や妊娠の維持、流産への危険因子を

少なくするためにも、アルコール、喫煙、体重、食事、運動など、

すべてのライフスタイル要因について不妊専門医や看護師などから

健康指導を受けておくことも推奨されています。(9

妊活では、リラックスしていかに心地よい性生活を送れ、回数を増やし、

妊娠可能といわれる妊娠の窓が開くその1日を逃さず、さらに精子の質や

子宮環境を整えていくかも大切です。

 

この記事の著者

保健師・看護師

岡田和子

山梨医科大学卒業、看護師・保健師国家資格取得。 NPO法人日本不妊カウンセリング学会所属。
病院や企業にて心と体の健康管理に12年従事した後、不妊カウンセラーとしてパーソナルカウンセリングを行う。

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